ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/12 愛知県の茶臼山で花巡り その3:茶臼山高原の樹林下に咲く草花たち

2013-05-17 07:12:22 | 草花
愛知県内では一番の標高を持つ茶臼山に来て、まだ愛知県内の山々を紹介していないのは、この朝は生憎、三河の山々にまだ雲が掛かっていて、写真を撮る気持ちが起きてこなかったからでした。
しかし、茶臼山を辞して、高原道路を車で走行中に雲が取れてきたので、そのときに写していますので、その画は次回に見ていただくことになります。

今回は山頂から降りて、高原の樹林内に入り、そこで見た草花を主体にしてレポートしていきます。

ヤマエンゴサク ↓

樹林内の標高1200mから1300mくらいのところを歩いていきます。これだけの標高ですので、草花の様子は、まだ春が始まったところのような感じがしています。



コガネネコノメソウ ↓

ここではこのネコノメソウが多く出て来ました。



ワチガイソウ ↓

三河の奥に来ると、この花を良く見ます。



ウバユリ ↓

つやのある大きな葉が出て来ました。ウバユリの葉は食べたらどうなるのでしょうか。
鹿やウサギが食べた跡は殆ど見ないところを見ると食用には適さないのでしょうね。


ウバユリの枯れ茎 ↓

去年花の咲いたその名残りの枯れ茎が立っていました。立派な姿です。
さてウバユリの葉と根は食用に適さないのではないかと、書いた上で、ネットでそのことを当ってみますと、確かに春の葉と球根は苦くて不味いそうですが、冬の球根は美味しくいただけるとありました。しかしだからと言ってみなが球根を掘ってしまったら、すぐに絶滅植物入りしてしまいますね。



南アルプスの北部 ↓

天気は今のところ綺麗に晴れ上がっていますので、山の姿が見える都度、写真を撮るようにしています。ここでは北部の峰を主体に、右端に聖岳まで入れて撮ります。



ミヤマハコベ ↓

この花も時々姿を見せてきました。この山では比較的広く生えているようです。



チゴユリ ↓

平地の低山ではすでに花が終わりましたが、こちらでは今が最盛期のようです。



シロバナエンレイソウ ↓

ここで出会ったエンレイソウはみなこの種類でした。別名ミヤマエンレイソウとも言います。
(そちらのほうが正式名称だったかもしれません)



ワラビ ↓

山登りの日には山菜を採らないことにしていますが、この日は余り山登りの感じがなくて、しかもワラビがたくさん出ていたので、頂くことにしました。
蕨を採った後、食事をしていると、男女三人のパーティーが背後を通り過ぎようとしたので、ワラビがある旨教えてやると、それ以後はちょっとした山菜取りの時間となっていました。



ウマノアシガタ ↓




ミミナグサ ↓

久しぶりに見た自生のミミナグサです。



オオナルコユリ ↓

この株は随分大きなもので、恐らくこれがオオナルコユリではないかと思います。



ムラサキケマン ↓




一番大きく見えている南アルプスの峰 ↓

ここから見た南アルプスは位置と距離の関係でしょうか、荒川・赤石・聖の山塊が一番量感ある姿に見えます。



放牧 ↓

地図上に茶臼山牧場と記載されていますが、今までこの山に来てもそれを感じませんでした。牛達の姿を見て、今回初めてそのことを実感できました。



モミジイチゴ ↓

また樹間に入ろうとすると、茨のバリケードに出会います。この木は本当に厄介な木です。


ホソバノアマナ ↓

林縁の草の広場で年配の男性が片膝立てて写真を撮っています。何の花かと思い近づくと、この花でした。
そうでした、この高原では、こういう花が咲くことを思い出しました。


ヤマウツボ ↓

ここに来たら是非出会っておきたいと念願していた花に、突然逢うことができました。
それも樹林下を広く探し歩いて、全然見当たらず、「時季が早かったか・・・」と落胆していたその後に出てきたので、思わず我が目を疑ったほどです。
三河でこの花を見かけるのは、比較的珍しいのではないでしょうか。
コメント (10)
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