ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/3 愛知県民の森の北・東尾根歩きシャクナゲ観賞 その4:北尾根から東尾根に移り、昼食休憩を入れる

2013-05-10 07:20:47 | 草花
昨日、オキナグサの”髭もじゃ”になった姿を見て、採種の適期と判断しました。
これを湿ったミズゴケの上に採り播きして、暫くの間はミズゴケが湿った状態を保ち続けます。
オキナグサが発芽してから、定植するわけですが、その際に立ち根を途中から切って植えると成長が早くなるという不思議なマジックを施します。
普通は二年で花を咲かせますが、”おませさん”は来春に花を咲かせて来てしまいます。

こういう手間をかけてみようと思う御方は小生のところにご一報ください、今なら種を沢山採れますので、種の郵送でお応えしたいと思います。


県民の森の尾根歩きのレポートを進めます。この記事では、北尾根歩きから東尾根歩きに移行し、日差しの強い中を南下して行き、途中で昼食をとり、また歩きだすあたりまでのものとなります。
イワカガミ ↓

尾根道の樹林下で、イワカガミの花を見つけました。今山行中、イワカガミの花を見たのはこの一度だけでした。


コナラの虫エイ(虫こぶ) ↓

コナラの虫こぶを見た後、尾根道はT字路で、そこを右折するような場面になり、そこから先は東尾根となります。このとき、そこを右に曲がらずに左に取れば上臈岩という鳳来湖の湖面から上部に君臨する有名な大岩壁のうえに出る道となりますが、一般的な道ではないようです。



サルノコシカケ ↓

松の大木が枯れていました。その幹にサルノコシカケがちゃっかり着いています。
他人の不幸を嘲笑っているように見えてしまい、このサルノコシカケに「天誅」をするようなつもりで、木の幹から剥がしてしまいましたが、これこそ要らぬお節介でしたね。



振り返ると宇連山 ↓

今回はあの山の反対方向に歩いていますが、あの山も大きくて魅力的です。



東尾根展望台 ↓

時刻は11時25分。 こりん様、きなこ様はこの場所で昼食を取るつもりでいたようでしたが、狭い場所が混んでいましたので、予定を変更してもう少し歩くことにしたようです。
小生は握り飯でしたので、いつでも何処でも対処できます。
ここも展望の良い場所で、特に鳳来寺山の眺めが抜群のところです。



鳳来寺山 ↓

その展望台から眺めた鳳来寺山の眺めです。
山を眺めるのに最良の視点とは、自分もある程度の高さにあって、幾分見上げる角度で眺めるのが良いそうです。
それから全貌が眺められるための、程よい距離も必要ですね。この場所はそういう要件を満たしているかもしれません。



ヤマツツジ ↓

ヤマツツジの可憐な花の色に出遭いました。



三ツ瀬明神山 ↓

ここからの三ツ瀬明神山の姿も、ますます”男振りのよさ”に磨きが掛かってきています。



メジロ ↓

木の枝の先端にメジロが止まって、綺麗な声で啼いています。写真の方は無理が多すぎて出来の悪いものとなりました。



上臈岩 ↓

先述した上臈岩です。この大岩壁は今ではロッククライマーにとって評判のゲレンデになっているそうで、ネットで検索すると、登攀記が続々と出てきます。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(尾根上の比較的広い場所で、これから40分くらい昼食休憩になります)
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昼食後:

ギンリョウソウ ↓

稜線ですれ違った方から「ギンリョウソウが咲いていた」、との情報を得ていましたが、その場所はここだったようです。昼食後に稜線歩きを再開して、10分も経たないうちに花が現れました。



イワタケ ↓

画ではちょっと判り難かったかもしれませんね。イワタケは漢字で書くと「岩茸」となります。
決して岩田家の家宝の茸というわけではありません。
これは地衣類であり、植物ではないそうですから、菌類と呼ぶのが正しいのだそうです。
地衣類のイワタケ科イワタケ属イワタケとなるそうです。
この”菌”(イワタケ)は食用になります。 今回岩から一枚を剥ぎ取り、家で食べてみました。但し、食べられるというだけのことであり、美味ということからは離れるような気がします。
コメント (10)
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5/6 黄柳(つげ)野で里山歩き その2: アマドコロ キランソウ クサイチゴ ニガイチゴ カンアオイ

2013-05-10 06:29:42 | 草花

黄柳野の里山歩きレポートを続けます。

アマドコロ ↓

これは街道法面の、明るい中で沢山咲いていました。アマドコロは強い日差しにもへこたれないようですね。



オオバトンボソウ ↓

こちらは明るい木陰を好む野性ランのようで、今山行中に出会ったのは皆同じような場所でした。


キランソウ ↓

以前、お正月の堤防南面で花を咲かせているのを見て、寒さに強い花であることに感心したことがありますが、それが、5月でも花を咲かせているのですから、この草も相当適応力のあるものなのでしょうか。



カンアオイ ↓

今山行中で、カンアオイには実に沢山の場所で出遭っていますが、そのどれも既に花が終わっていて、いまは新しい葉の伸長期になっています。画のものはその中でも、特に葉の紋様が美しく思えました。



クサイチゴ ↓

ここでもクサイチゴの花を見ましたが、数は少なかったです。この種類は、実を結ぶまでの期間が短いですね。



ケタガネソウ ↓

これは茎に毛が多く見られましたので、ケタガネソウの方でしょう。この花を見たくて探しましたが、この群落中のものは皆花が終わったあとだったようで、花の気配は全くありませんでした。



サカキ ↓

この特徴のある若い芽はサカキのものですね。花はもう少し後になります。



ササユリ ↓

この山域を彷徨中に、ササユリのこんな状態を10回ほど見ています。
自生のササユリは数が減ってきてはいますが、山間部をマメに歩けば、今のところは、出遭うのがそれ程難しい花というわけでもありません。


シュンラン ↓

こちらは随分数が少なくて、今回は3株しか出遭ってはいませんでしたし、そのどれもが今年は花を持つには至らなかった株のようでした。この山域での絶滅が近いということでしょうね。


テンナンショウ属 ↓

こういう姿には他の山域でも出会うのとほぼ同じ様な頻度で出会っています。



ニガイチゴ ↓

木になるイチゴでは、この木が一番多くあったような気がします。実を食べても美味しさを感じることが殆どありません。


ミヤマシキミ ↓

いつの間にか花の季節が終わっていて、早や実が成長し始めています。



ヤブレガサ ↓

今回は一度だけこの姿を見ました。



ヤママユの空の繭 ↓

この山でもヤママユは生息しているのですね。いつかは大きな成虫の姿を見たいと希望しています。
コメント (2)
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