#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【タテタカコ】卑怯者

2010-04-21 | MUSIC
手にとるように感じる心
やさしさと言うのなら
私はちっともあなたの気持ちを
予想すら出来ないし

あなたの助けを求める悲鳴
耳をふさいでしまう
あなたが暗いトコで手を求めても
私はふりはらうし

引っぱる力はありません
引きのばす力もないです
やさしいフリをよそおうことなら
できるけど長くはつづきませぬ


弱い心をくるんであげる
やさしさがあるのなら
私はきっともたれかかりきり
いつまでたっても芋虫のまま

あなたの心情測ってみても
何センチかわからなくて
私の屁理屈並べてみても
どれもまずくて食べられない

肩がわりする力はありません
導いてゆく力もないです
身代わりになる勇気もありません
共倒れする覚悟もないです


ただ自分が倒れないように
ただ自分が立って歩くのを
ただ自分が轢かれないように
ただ自分になってゆくのを

【YouTube】タテタカコ/卑怯者

      ●

4月21日。水曜日。
「なんだよ、この天気」
「昨日は雨で、今日は腫れ、でもって明日は雨」
「気温も14度だったり、23度だったり」
「始発の時間はまだ寒いからコートが手放せないんだよ」
「で、この天気だろ。またコートが荷物じゃねえかよ」
ビル清掃の所長の話。

気分屋の女の子とつきあってるみたいな、そんな毎日。
今日の様子で明日が読めない。

「ねえ、明日は果たして、どんな気持ちなの?」

推し量るしか、術なし。
これも恋みたいで、よろしいか。

      ●

ボクは心に常に音楽が鳴ってないと、生きられないようだ。

Jobimは今でも心を満たしてくれる。
その旋律に身悶えしながら、黎明の空を見上げたりしてる。

でも最近は、この人の歌声が心に響いている。

タテタカコ。

まさに「祈る」音楽。
よけいな説明はいらない。

ざらつく心を直接触るような、そんな剥き出しな感覚。

それでいて昇天しそうな、高音の無垢な音。

静かに降りてくる。
そしてじんわりと心の中を満たしてくれる。

タテタカコの音楽の充足感は
いったいどこからくるのだろう。

サウダーヂ…とは無縁の、
剥き出しでいて、無垢で、瑕瑾も曇りもない、まんまの音。

どろっと、している。
受け取っても、どうしていいやら。
でもそのざらざらした感覚に
いつの間にか心解き放たれる。

…やばい。
しばらく鳴り響いていて、
ボクの心を離さないかも。








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