風のたよりのブログ

日々にスポットを当て綴ります

蛇の目

2008年05月29日 | きもの
今日は予報どおり外は雨です。

この蛇の目傘は京都・祇園で買い求めたものですから、はるか十何年前になるのかしらん。



少し頭の部分がはげてしまいましたね。そして画像では見えませんが作った職人さんの名前が貼られています。




買って間もない頃はパッと傘を開いたときの油の匂いのいいこと。
そして、傘に落ちる雨の音がパリッ、パリッとして小気味いいこと。
そんな蛇の目傘ですが、ここ最近は洋傘に圧されて、腕のいい和傘職人さんの数も激減してるようで悲しい現実です。

柄には雨風の強さに応じて傘の開き具合を二段階に調節でき、手元には天然藤巻き仕上げが施されています。傘を広げると、小骨周りに施した羽二重かがりが広がり、雨の日もお出かけが楽しくなるようこの蛇の目が大活躍。

祇園の風情です♪



説明するまでもありませんが、二人とも私ではありませんが念のため。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yumemono)
2008-05-29 13:24:06
ステキな蛇の目傘!
こんな傘をさりげなくさされるboumamaさんって粋ですね~♪♪ 色もステキです。

あ、遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます!!
おいしいパンにワイン、最高ですね♪
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あの油の匂い (ヘルブラウ)
2008-05-29 19:04:28
匂いは記憶にあるものなんですね。

とてもいい傘で大事にされているご様子
職人さんもきっとお喜びです。

昨夜映画で京都の舞妓はんのご様子
たんとあじあうことができました。
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ふふふ (小紋)
2008-05-29 20:44:37
 念のため 面白い。どちらかだといいのに なんちゃって。
 手の込んだ うちがわのつくり すばらしいです。
 中津に一軒 和傘のみせが あるんです。
 ちりめん細工をする人が 一本もとめて みせてくれました。
 
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綺麗ですね♪ (tourien)
2008-05-29 21:03:40
こちらは、昨日お昼過ぎから雨、かなり降りましたよ
boumamaさんは、傘がお好きですね!!
今までにも、傘記事がありましたので、
でも、26年前に10年前・・・に求められたのだから、
かなりの凝性かと・・・?? 思いました・・・(笑)
今日の、蛇の目傘も銘があると言う事は、作家物ですのもね!!
凄いです。そして、綺麗です(^^)
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Unknown (ひげ)
2008-05-29 21:12:13
boumamaさん おばんです。

使った記憶あります。

小さい頃は洋傘がいいと思っていたと思いますが・・・・・これは芸術ですね・・・・・。
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Unknown (葉摘み)
2008-05-29 23:08:56
いまだに買えないでいる蛇の目だ!
んも~思い出しちゃったじゃないの。

売ってる店を探しに行かなくっちゃ。
秋まで京都にいけそうもないし・・・どこに売ってるんやろ。
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Unknown ()
2008-05-30 00:01:36
いいお色目ですね。
大事にお使いになっているのがよくわかります。
こんな傘が出番を待っていると雨の日もお出かけが楽しくなりそうです。
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お返事 (boumama)
2008-05-30 10:22:56
yumemonoさんコメントありがとうございます。

蛇の目を差すと気分までもシットリいたします プッ ^m^

誕生日ありがとう。これからは少し自分の体調もしっかり管理できる大人にならないとね・・・つい、年齢を忘れてしまいがち。
yumemonoさんも美味しそうなパンが焼き上がってましたね。

パン作り始めて良かったとつくづく思ってますよ♪


ヘルブラウさんコメントありがとうございます。

そうなんですよ。思い出は匂いとともによみがえってきます。最近はスンナリ名前を思い出せないこともしばしばありますが、匂いはその時の状況まで鮮明に覚えてるものなんですよね。

日本には四季があり昔から雨の表現も沢山ありますね。
映画や歌舞伎・舞台にも(特に時代劇などは傘張り浪人がいたり)傘を小道具に使いますね。はるか遠い地からありがとう。


小紋さんコメントありがとうございます。

この蛇の目は記事にもしたように十数年経ってますので、色落ちもしてますが大切に使ってます。
色鮮やかなときは自分の顔にも反映してそれはそれは気持ちのいいこと。仰るように内側の細かい羽二重糸のかがりの職人技にはまさに芸術ですね。
もう油の匂いもどこへやら。


tourienさんコメントありがとうございます。

着物を着るものとしてやはり欲しいものの一つがこの蛇の目です。職人さんも激減してるようですが残して欲しい技術の一つです。
銘というのかどうか知りませんが保証のようなものでしょうか。
因みに、和傘は差したあと立てかける時はなるべく洋傘と離して(紙なので突き刺さったりするので)柄のほうを下にして立てかけます。


ひげさんコメントありがとうございます。

♪あめあめ降れ降れ 母さんの 蛇の目でお迎え・・・♪こんな嬉しいことはありませんが・・・。今じゃお迎えに行く方になってしまいましたが・・・。
今では雨の日も楽しいようにカエルのブーツが欲しい困ったおばさんがここにいます。 プッ ^m^


葉摘みさんコメントありがとうございます。

あらっ、見せてしまいましたか。祇園には何軒か専門店がありますがその中の一つは今でも覚えています。
「辻倉商店」だったと思いますが・・・希望によってご自分の名前を入れてくれたように記憶してます。
この際是非一本!


紫さんコメントありがとうございます。

紫さんは京都在住なので普段からこの蛇の目は良く見かけられることでしょうね。
全国キャンプで周ってるとき四国・愛媛の内子町でも蛇の目を買いました♪
ここはあの大江健三郎の出生地としてもつとに有名ですが、内子座などすてきな小屋が残ってるんですね。
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わっ!ここで内子の名を・・・ (Bako)
2008-05-30 23:46:37
内子・・ご存知ですか!?
和蝋で栄えた町です。
古い町並みが有名で良く撮影に来てますね。
傘屋さんにも60歳の新人さんが弟子入りして話題になってました。
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お返事 (boumama)
2008-05-31 10:48:58
Bakoさんコメントありがとうございます。

内子町のお話ができるとはとても嬉しいですね。
近くでキャンプしながら住み心地?がいいので2~3日居座ってしまったほど。
白い壁で昔ながらの雰囲気が残り、ここで和傘や和蝋燭など買いました♪

TVなどで内子座が放送されたりすると懐かしく思い出されます。一度、観月祭に行きたいな。
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