久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

今福岡は博多シティ、一色です

2011-03-04 10:31:17 | Weblog
 新聞もTVも連日「博多シティ」の開業の話題でもちきり。確かに駅ビルとしては、国内最大級とか。またちょうど鹿児島までの新幹線の開通とあわせているので(勿論合わせたのでしょうが)話題が尽きません

 それにしても昨日は天気があまり良くなかったにも関らずすごい人だったようですね。3月3日オープンというのも憎いですよね。消費者のほとんどは女性。この日は女性の雛祭りだし、そして3月になると何となく外に出たくなる、うきうき感が出てくる季節。開店日というのは、一度しかないのですから、出来るだけ盛り上げ要素が多いほどインパクトは上がりますよね

 「ふくおか経済」3月号に博多阪急の柳澤店長のインタビューが詳しく載っていたので興味深く読みましたが、一昨日行った時のあのわくわく感は、人の多さだけではなく、建物の雰囲気、作り、売り場構成によるものではないかと感じました。
 阪急としても新しい百貨店としての試みが随所にあるようで、それが物を売るだけではない、「暮らしの学校」というコンセプトに現れているようです。

 どうも博多シティは広すぎて、一昨日私が回ったのは、阪急とアミュプラザの一部のようで、実はまだ全体がどうなっているのか、ホールやシネコンはどこから入るのか分かっていません。それくらい今回の博多シティは大きくて、盛りだくさんでおもしろそうです
 確かに天神もたくさんの店やデパートが集約している便利な場所ではありますが、私個人としては、買う物にしても、食事にしても満足している所ではありませんでした。たとえばお昼を一人で食べる気に入っている所がなくなったり、雰囲気、おいしさ、それに見合う価格の店がなかなか見つかりません

 私の場合、天神にオフィスがあり、通勤も博多駅には関係がないので、日常的には行かないでしょうが、ですから、福岡の人は、住まいや通勤の関係で、頻繁に行く人、時々行く人に分かれるでしょうが、今までと違って、博多駅に用事がある時は、前後の時間で寄ってみようとか、食事するなら博多シティ行ってお気に入りを探してみようと思っています

 人はどのような消費行動をするのか、なかなか難しい尽きぬテーマでしょうが、消費者にお金を使ってもらわなくてはいけないビジネスをしている企業は、もっと研究しないといけないのではないでしょうか

博多阪急に行ってきました!

2011-03-03 11:23:30 | Weblog
 昨日アップする予定がうまくいかず、今朝になってしまいました。以下書いたのは昨日のです。  

 午後からプレオープンの博多阪急に行ってきました。あそこまで多いとは・・・博多駅の前にものすごい長さのフォーク式の道ができており、確かにじっと待つのではなく、どんどん歩かされて進んではいくのですが、まあ、歩かされるのなんのって。プレオープンでこれだったら、明日はどうなるのでしょうか。

 天気も幸いしていますよね。昨日のような雨だったらここまではないでしょうが。
 やっと中に入ってからも、人人人で、どの階もすごいのです。歩くのが大変なくらい。一通り全階見てきましたが、広いですね。慣れないせいもあるのでしょうが、どこに何があるのか、広くてさっぱりわかりません。
 
 しかし、雰囲気は何となくモダン。吹き抜けや明るさ、レイアウトがオシャレです。品揃えも相当多いのでは。また、8Fに物の売り場ではない、クッキングスタジオやフットケアーなど入っているのもおもしろいですね。
 博多駅トータルで見ると、映画館あり、デパートあり、食べる所あり、本やあり、情報発信あり(パンフで見る限りでは、たくさんのイベントやセミナーが計画されています)で、ここで完結しそうな気がします

 あの人の多さを見て、想像以上に天神は打撃をうけるのではないかと・・・そして阪急のスケールとおもしろさ、博多駅全体の内容を考えると、しばらく人の動きに目が離せません

卒業式に感動!

2011-03-01 14:01:28 | Weblog
 今日はほとんどの福岡県内県立高校の卒業式。今年は県立福岡工業高校に行ってきました。私たち教育委員はこの日手分けをして、といっても5人しかいないので、退職される校長先生のいらっしゃる高校に優先的に行くことになっています。
 毎年、いろいろな高校2校(もう1校は別の日に)に行きますが、今年は早良区にある工業高校でした。前にも書きましたが、最近学校に行くたびに専門高校の認識が変わってきています。

 昔の専門高校のイメージは、普通校に行けない子が行く学校、荒れている学校のイメージでしたが、最近の専門高校は工業、農業、商業、それぞれに特徴を出し、特に卒業してからの進路については、随分がんばっている高校が多いようです。

 今回行った福岡工業は、114年の歴史がある学校で、正社員の就職率7年連続100%。進学もほぼ現役で100%。卒業生全体の55%が就職、45%が進学です。運動も盛んで、水球で日本1、野球、ラグビーも強いそうです。

 卒業式も大変きちっとした、しかし元気のある、気持ちがいい式でした。男子生徒が圧倒的に多いので、校歌斉唱も元気がいいこと。それ以上にびっくりしたのが、式典が終わってからのサプライズ。10月の体育祭の時応援団長をしたという男子生徒が、「先生、ちょっといいでしょうか」と言って壇上に上がり、答辞のような形式的な言葉ではなく、普通に話している言葉で在校生にあとを託す言葉を呼びかけ、先生たち・保護者には感謝を表し、最後に卒業生全員で円陣になってエールを送るというようなのでしめくくられました

 卒業式に参加しただけなので分かりませんが、この学校は、きちっとした基本が出来た、すなわち、礼儀とか感謝、忍耐などを高校時代にしっかりと身に着けているのではないかと思われます。就職率がいいのも、実は先輩たちの定着率が高いということも大きく影響しているようです。勿論、先生たちも就活には随分力を入れられているのでしょうし、生徒たちもがんばっているからでしょう

 式が終わってから昼食が用意されており、皆さんでいただいたのですが、歴代の校長先生、地域の方、同窓会会長さんなどなどたくさん残られ、この学校に対する熱い思いが伝わってきました。学校ってたくさんの方々に支えられているんだなーと思います。このようなことが学校の雰囲気を作り、学校に誇りをもつ生徒をつくっているのでしょうね。

 それにしてもいつもながら、「あおげば尊し」を聞くとジーンとしてしまいます。また校歌斉唱で泣いている生徒をみるともらい泣きしてしまうのは年のせいでしょうか。改めて教育のこと、学校のこと、そして子供たちのことを考えさせられた学校訪問でした