久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

いろいろな経験

2015-11-26 16:13:59 | Weblog
 今朝の天神の気温は10.6℃、いよいよ冬らしくなってきました。風が強いこと・・・

 昨日も1日出たり入ったり、何とも忙しい日でした。まず、朝9時半より福岡市交通事業振興会の意見交換会へ。私はここの評議委員をしている関係で、2,3回このような会に呼ばれています。
 福岡の地下鉄はしばらくは利用客が伸びず苦戦していましたが、このところ福岡市の人口の増と外から来られる方の増加で客数が伸びているということです。今回主催の振興会は、地下鉄そのものではなく、駅の清掃や車内外の広告など地下鉄周辺の事業を行っている財団です。

 駅や地下鉄をもっと楽しく、親しみを持ってもらうために、安全に鉄道を走らせること以外に出来ることを一生懸命考えられています。ここのトップや常務理事が変わられてから、とても熱心に意見を聞かれるので、こちらも一生懸命知恵を絞って、よりよい地下鉄空間になるよう意見を言っています。
 昨日も2時間近くいろいろな意見が出、出来ることから前向きに進められるということでした。
 いいですねー。お客様のために、地域のためにそしてひいては地下鉄利用客が増えるように、いつも前向きに考えていく、この姿勢に応援したくなるのですよね


 それが終わって一旦会社に帰り、急いで昼食を済ませ、14時から福岡城市民の会の臨時総会へ。ここの理事をしている関係で、これも休めません。先日の理事会でも報告を受けていましたが、NPOができて10年、最近では福岡市と組んで、福岡城址をランドマークすべく活動も盛んになってきています。
 この会もトップの理事長さんが素晴らしい方で、熱心なだけではなく、戦略があり、行動力がある、こういう会では、私など新参の理事ですが、学ぶことがたくさんありお手伝いできることはしようと思って活動しています。


 この総会もそこそこに、西鉄電車に飛び乗り、太宰府へ。この日11月25日はDV撲滅国際デー、ということで、ソロプチミスト3クラブによる合同の啓発キャンペーンに。太宰府駅前でティッシュ配りをしました。
 想像はしていましたが、外国人の観光客の多いこと。簡単な英語で説明しながら渡しました。ほとんどの人が、この日が世界共通の撲滅デーであることはご存じなく、説明すると「へーそうなんですか」と、知っていただくだけでも良かったかと思います。
 今後は同じ日に福岡県内いろいろな場所で同時間にキャンペーンをするとか、もっと効果的な方法はあるかなーと思っています。


 太宰府から帰って、社内の諸々の仕事を終え、夜は福岡県の文化賞の表彰式に行きました。昨年までこの賞の審査員・副委員長をしていたので、出来るだけ出席するようにしています。
 今回もたぶん、大変な審査会だったろうなと想像しますが、創造部門に作家の安部龍太郎さん、社会部門に北九州フィルム・コミッション、奨励部門にデジタルアートクリエイターの工藤達郎さんでした。
 知事の挨拶、審査委員長のコメント、表彰式の後に、イベントとして、安部龍太郎さんの講演、北九州フ・コは映像を見ながらのトークショー、工藤達郎さんは、バトントゥアラーとデジタルアートのショーとトーク、どれもそれぞれの方々の活動や作品がよく分かり、大変いい企画でした。

 結構帰りは遅くなりましたが、何とも充実した1日でした。
 

感動の涙って体にいいんですって・・・

2015-11-19 18:10:07 | Weblog
 今朝の朝の天神の気温は16℃、先日は19℃近くあったり、このところ15℃を下回ることはないですねえー。11月半ば過ぎだと言うのに、暖かい!

 昨日、毎月1回のビスネット主催の「消費者と企業のわいわい塾」でした。出演は、朝倉の梨農家をされている「林農園」さん。80年前から農家をされている林さんは、家族で梨、柿、りんご、米、加工品などを作られており、今回わいわい塾に話に来られたのは、38才の息子さん。、
 農業の大変さは、いろいろな所で話を聞いていて分かってはいましたが、今毎日のように食べている梨を作るのも大変だということが良く分かりました。何度もまびきしたり、蜂に受粉させたり、有機肥料で作ったり、本当に手間と時間をかけて作られているのですね
 そして、これから大変なのは、これも良く聞くことですが、人で不足。後継者問題。幸い林農園さんは、38才の息子さんがとても意欲的に後を継がれているので安心ですが、日本の農業を考えるととても心配です。

 どこもそうですが、生産物だけではやっていけないので、加工品を工夫したり、新しい試みをされたりがんばっていらっしゃいます。林農園さんもそうで、「養肺膏」という梨、ショウガ、蜂蜜だけで作った、のどや風邪っぽい時などにいい健康食品も売られています。お母さんが手作りで丁寧に作られているのも良く分かりました。

 最後に、これからの抱負を語られたのですが、農業のためだけではなく、自分の住んでいる朝倉の原風景を残したいんだと言われた時にジーんときました。ちょっと涙が出そうなぐらい感動しました。がんばってほしいですね。このような若い人に。そして、私たち消費者はこういう農家さんを応援していかなくてはいけないし、そこの商品を買わなくてはいけませんよね。
 参加者のアンケートを見ても、林さんの思いが伝わった、いい「わいわい塾」でした。


 感動第2弾。テレビドラマと映画です。まずテレビドラマは、「下町ロケット」。私、兎に角正義もののドラマが大好きなのです。池井戸氏の脚本もの、半沢直樹、ルーズベルト・ゲームなど毎週楽しみに見ていました。人間が単純なのでしょうか。
 今週日曜の「下町ロケット」予想した結末ではありましたが、涙が出そうになりました。中小企業が技術で大企業にモノ申していく、技術向上のためにがんばっていく、胸がすーっとしました。
 これで終わりかと思ったら、第2部があるとのこと。また日曜9時が楽しみです。

 そして、もう一つは映画。「サヨナラの代わりに」これも涙が出ました。難病ALSにかかった主人公の苦しみ、葛藤、そして若い女性の介護、その苦しみ、良く出来た映画でした。


 少し涙線が緩くなってきたのかもしれませんが、泣くことは悪いことではないそうです。感動の涙は悪い気持ちはしませんものね。
 まだまだいろいろな経験をし、いろいろいいものに接したいなーと思っています

こんな気持ちがいいことがありました

2015-11-12 16:25:35 | Weblog
 前に書いたブログにも時間があれば写真を入れようと思っているのですが、何とも毎日時間がない毎日10時間半近く働いているのですが、ほとんどぼっとしている暇はなし。夕方はもうヘトヘトです。まあ仕事があるということはありがたいことではなりますが・・・

 という状況ですが、先週のことです。とても気持ちがいい、嬉しいことがありました
 バスの中です。私は乗り物に乗るとすぐウトウトしてしまうので、この時も乗ったらすぐ目をつぶっていました。と、ある女性から「すみません、荷物気を付けられた方がいいですよ」と声をかけられました。何かなと思って目を開けると、少しむこうの方にカップコーヒーが逆さになって中身が流れてきているのが見えました。そして、私は足元にその日買った買物袋を床に置いていたのでした。

 教えてくれただけでも勇気がいるだろうなーと思うのに、その後、その女性が、そのこぼれたコーヒーを自分のティッシュでふきだしたのです。結構筋になって流れていたのですが、それを丁寧に拭きだしたのです。そして、カップと拭いたティッシュを出口の傍のゴミ箱に捨て、次のバス停で何事もなかったかのように降りて行きました。

 彼女が声をかけてくれた時、「わーありがとう。助かりました」とは言いましたが、自分から床のコーヒーを拭くなど考えもつかなかったので、本当にその行動力に感心しました。もっと感心して褒めてあげればよかったのですが「ありがとう」というのが精一杯でしたが、「次にたくさんの人が乗って来るのできたないですものね」と彼女が一言。

 30代前半ぐらいの人でしょうか。本当に頭の下がる行動。嬉しい出来事でした

10月の忙しかったこと・・・

2015-11-02 17:40:58 | Weblog
 11月になってしまいました。1か月ご無沙汰していました。久しぶりに訪問者数や閲覧数などを見ると、書いていないのに見て下さっている方々がいらっしゃるのに感激過去のも良く見てくださっているようです。
 そういえば、仕事関係のある方からメールで、「メールの返事がないなーと思っていたら、海外だったのですね。ブログで見ました」と連絡があったこともありました。


 兎に角10月の慌ただしかったこと。10月5日~12日まで南イタリアに行っていました。ナポリや北の方の観光都市は行ったことがありましたが、今回は、風光明媚なアマルフィ海岸、トゥルッリと言われるかわいらしい家の並んだアルベロベッロ、洞窟の街マテーラなど、各都市2泊づつで少しゆったり、おいしいイタリア料理とワインを楽しんできました。気候も良く天気も上場。ナポリの地下鉄で美術館・博物館めぐりも楽しかったです。


 そして何ともハードなスケジュールの10月だったのは、11日の朝早くナポリを発ち、フランクフルト経由、12日羽田に帰ってきて、それから夕方やっと福岡に到着。次の日13日は朝8時半の便で羽田経由稚内へ。
 初めからこのスケジュールは分かっていて入れており、これまでの経験から海外から帰っても次の日から仕事しているので大丈夫かなと、思っていましたが、全然平気でした。
 
 私の場合、海外旅行の飛行機の中で、十分映画見て、少し食べて、よく眠れるし、現地に行けば現地時間に自然に適応できるので、ほとんど時差を感じたことがないのです。よく、時差で眠れないとか、しばらく具合が悪いという人がいますが、きっと鈍感なんでしょうね、時々変な時間に目が覚めることはありますが、気にしないことにしていますので、体調は変わりません。

 
 今回の稚内は、原子力発電所から出る高レベル廃棄物の処分場の地層処分実験施設、幌延深地層研究センターの見学でした。日本には現在岐阜県瑞浪市と稚内の2か所に実験所があって、今回ヘルメットにツナギ、長靴を履いて360m近く地下に降り、坑道の様子やどのような実験をしているのか説明を聞きながら見学してきました。
 勿論、ここが最終処分場になるのではなく、あくまでも実験所。高レベル廃棄物はガラス固化体と言われるガラスに混ぜた塊を頑丈なステンレスの入れ物に入れ、何重にも覆って地中に埋める計画で、そのために、地層や地下水、岩盤などの調査研究をしている所です。
 日本はだいたい2つの地層に分けられ、岐阜県瑞浪市では結晶質岩地質の実験を、稚内は堆積岩層の実験を行っています。最終的にはどのくらいの深さの所に、横にして並べるのか、立てに保管するのか、どのように並べると効率よく安全に埋められるのかなど、まだまだ実験は続くということです。
 すでにかなりの量の廃棄物が出ているので、もう待ったなしの状況です。まだ処分地は決まっていないので、やっと国が本腰を入れて処分場を検討するようです。

 原子力を廃止したとしてもこれまでの廃棄物はどうにかしなくてはいけません。日本のエネルギー、資源事情を考え、これからも国を支えていくために、また温暖化など地球環境を考えた時にどのようなエネルギーの選択をするか、廃棄物処分をどうするかなど、自分たちのこととして考えなくてはいけないと思う視察となりました。


 一昨日、土曜日は、朝8時半から修猷館高校に話に行ってきました。社会人による出前講座です。私は10年以上前から行ける時だけですが、これまで5,6回は行っているようです。
 1時限目、2時限目それぞれ25名の講師が名を連ね、生徒たちが好きな講座を選んで参加するのです。
 私は1時限目でしたので、9時から10時25分まで「男女共同参画社会って?」という題で話しました。男子生徒4名を含む20名弱の生徒たちは、とても熱心に聞いてくれ、ついつい力が入ってしまいました。
 もっとディカッションになるような構成にすれば良かったかな、どのくらい伝わったかなとアンケート結果が楽しみですが、毎回高校生に話すのは難しいなーと思います。でもこれは知っておいてほしい、考えてもらいたいということは伝えたいなーと思い、出来るだけ都合をつけて行くことにしています。こういう事業が10年以上続いているって素晴らしいことですね。
 
 終わって、天神に出て食べた早めのランチのおいしかったこと!
 10月中、12月に発行する情報誌の営業に行ったり、胃がキリキリ痛むような仕事の毎日ですが、この年齢でいろいろな経験が出来ること、多少でも必要とされているのは嬉しいことです。
 土曜日の午後、そして珍しく日曜日も家におり、溜まった家事をしたり、本を読んだり、休養が出来た週末でした。