久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

女性の大活躍、大忙しです

2019-02-21 15:31:35 | Weblog
 2013年にスタートした「女性の大活躍推進福岡県会議」の共同代表に就任してから6年になります。初めの頃のような企業に女性管理職登用を促していく活動、さらに女性管理職ネットワーク構築も順調に進んでいるので、このところ、そろそろ活動も次の段階に入ってきたかなーと感じているところです。

 先週は2日続けてこの関係のイベントがあり、そこで挨拶をしなくてはいけないという、ちょっとプレッシャーの週でした。実は、今日も午後からもうひとつあって、そこでも挨拶をすることになっています。


 先週火曜日は、現在大活躍会議が目玉としている「女性管理職ネットワークWE-Net」の5期生の1年間の成果報告会と6期生の第1回目会合でした。
 この会の特徴は当初からメンバーの自主運営をモットーとしていて、自分たちでテーマを決めディスカッションし、1年の成果を発表、各々仕事に持ち帰るというものです。
 さらにこの会の自慢は、途中から卒業生を中心に、自主的にサポーターなる会を作って新しい期の活動のサポートをしてくれていることです。まったくボランティアでやってくれているこの活動には頭が下がります。勿論、私の共同代表もまったくボランティアの活動ですが・・・

 5期生の報告発表には6期生も入り聴衆、これもいいですよね。そして夜の懇親会はいっしょに楽しみました。
 私は、この日、午後から合同庁舎で国の会議に出席。終わるやいなやタクシーでこの会合に駆けつけ、5期生の発表を聞き、講評と挨拶をしました。
 ちょっと風邪ぽかったのですが、懇親会も最後までいて、周りの若い人たちと情報交換。こういう時間も大切ですね


 そして、次の日水曜日、午後から九州経済産業局主催の「次世代女性リーダー育成プロジェクトWINK」の最終回、報告会に出席。
 このプロジェクトは、昨年の5月、大活躍会議の年次大会の懇親会の場で九州経済産業局の方からご相談があったのが実現したものです。
 これまで女性リーダー向けの勉強会はたくさんありましたが、今回のはただの勉強会ではなく、九州経済を活性化していくためにSociety5.0を絡めた提言を出すというもので、私はこの相談を受けた時に、「そうだ!」と思ったのです。
 といいますのは、すでに管理職の人たちは、勉強はしているのです。しかし、社会全体や九州経済について考えることや議論する場はまだあまりないと思います。新聞等を見ていても九州経済を語る、九州の観光を考えるなどのパネラーや論客はほとんどが男性陣。もっと女性の意見があってもいいのにと日頃から思っていたのです。 
 それを経験できるいい機会になると思い、大活躍もお手伝いしますよ、と言っていましたら、このプロジェクトの実行委員、そして、ひとつのグループのアドバイザーとして係わることになりました。

 7月から実行委員会スタート。それからばたばた準備して、8月には募集をかけて、思った以上に集まり、10月から本番スタート、毎月勉強会とディスカッション、提言まとめまで、実際にやったのは、メンバーたちでしたが、何とも慌ただしいプロジェクトでした。
 しかし、毎回の講演会は素晴らしい内容でしたし、自らやりますと手を挙げた42名のメンバー達はそれはよくがんばっていました。
 
 この日の発表もなかなかの内容、上手なプレゼンでした。勿論、陰で九経局の部長初め、職員の方々の手助けがかなり入っていたようでしたが。
 メンバーにとっては、仕事しながらで大変だったとは思いますが、このネットワーク、そしてここで学んだことは、これからの仕事に大いに役にたつのは間違いないと思います。
 発表が終わってからの懇親会も大変参加者が多く、とても盛り上がりました。私も最後まで付き合ってたくさんの人と話し、2日続きで声がかれてしましました。

 
 さて、今日は弊社主催の「わいわい塾」の日。今日は大分県玖珠町から農家さんと大分大学の学生が出演です。とても楽しみですが、私は14時15分には会社を出て、大活躍のセミナーに参加します。懇親会でまたもや挨拶をしなくてはいけません。では、これからわいわい塾に行ってきます。

 というところで、昨日終わったので、続きを今日書きます。
 「わいわい塾」はこれまでになく出演者の多い会になりました。玖珠町八幡自治会の方々が4名(お米農家の方々)、大分大学の先生、学生さん2名、玖珠町役場の人など。
 農家さんからいかに玖珠町の生産環境(気候、水など)がいいか、学生さんは、この日は授業を兼ねていて、玖珠町について調べたり、係わったことの報告プレゼン、そして、石川先生からは、研究発表など兎に角盛りだくさんのお話でした。
 玖珠米がこんなにいいとは知りませんでした。特Aで、皆さん試食されていましたが、朝準備されてきたおにぎりをとてもおいしいと言われていました。


 そのお話を途中まで聞いて、次の会場へ。共創館ですでに始まっている女性の大活躍推進福岡県会議主催の「今こそ女性活躍の必要性を考える」というシンポへ。
 ライフアントレプレナーの徳倉さんの基調講演が聞けなかったのは残念でしたが、パネルから参加。なかなかおもしろい作りでした。というのは、パネルの話を聞きながら、スマホにQRコードでアンケートを入れ、リアルタイムでアンケートに答えていき、それをリアルに前のスクリーンに出し、それを基にディスカッションしていくというのでした。
 こんなやり方もあるのかと、感心しましたし、リアル感があって良かったです。

 終わってから、懇親会。初めに挨拶と乾杯を。今月3度目ですので、ドキドキはしませんが、毎回新鮮な挨拶をしなくてはいけないので大変です。その後、1時間半近く、講師やコーディネーターの人たち、聴衆者の方々名刺交換、交流。話はなかなか変わらない固定的役割分担意識、危機感のない変わらない経営層の話につきますかねー。
 最後まで楽しかったですが、足が棒のようになりました。ヘトヘト

歴史探訪、コンサート、充実した日曜

2019-02-18 13:49:19 | Weblog
昨日の日曜日はちょっと朝寒かったですが、晴天。朝、9時前のバスに乗って、NPO法人福岡城市民の会が主催している「福岡城内めぐりと古代官道歩き」に参加。このNPOに5年ほど前からでしょうか、理事として係わって、一度しっかり勉強したいと思っていましたので、今回参加することにしました。

 実は理事に成りたての頃、城内めぐりのツアーに参加したことがあるのですが、2時間びっちり案内いただいて、とてもくたびれた経験があり、ちょっと二の足を踏んでいたのでした。
 しかし今回は、まず三の丸スクエアに集合し、ボランティアガイドさんから資料を見ながら20分ほど黒田長政の歴史を説明。さらに歴史探訪館のジオラマで昔の城内を見た後、それを頭に入れて城内めぐりをしましたので、歩く時間も1時間半弱でちょうど良く、また良く話が理解できました

 何しろ城も門も残っていないので、説明を受けないと、どのような作りだったのか、残っている櫓などはどういう位置づけだったのかなど分かりません。それが、今回は、巡る順序も長政が日常的に通ったであろう順序で歩き説明を受けたので、楽しく学べました。
 途中、梅林を通り、白、ピンク、濃いピンクのちょっと咲いているのや満開の梅を見ながら散策
印象に残ったのは、残っている石壁の長さは他の城に比べて相当なもの、また祈念櫓は鬼門の方向に建てられており、これから保存のため立て替えられること
最後に訪れた多聞櫓は、国の重要文化財に指定され、このほど修復が終わって、今回特別に中を見せていただくことができました。
 この多聞櫓は珍しく30間ほどの横長い造りで、中は16の小部屋になっています。窓がない部屋が多く、石落としの小さな穴がある程度で、まさに防御のための長塀とも言えるそうです






 最後に、関ケ原の戦いが終わって、家康から長政は3つの候補地からなぜこの筑前の52万石を選んだのかという話を聞き、納得。長政は、古くから太宰府もあり大陸に開かれたこの地の可能性を考え選んだとか。また一説では、石田三成が捕えられた時、長政が陣羽織をかけてやった時、三成が小声で、「もし家康からどこがほしいか問われた時は筑前を選べ」と言ったとか。歴史って面白いですねー。こういう話を聞くと、当時に思いを馳せてわくわくします
 
 さて12時、江戸時代にタイムスリップしたような心地で福岡城を後にして、天神で昼食。その後、午後から前もって買っていたアクロスで開催の日本フィルのコンサートへ。
 午前中歩きまわって、お昼を食べた後、ちょっと眠くなってしまうのではないかと心配していましたが、何の何の、素晴らしい演奏に興奮しました



 今回の演目は、このコンサートを選んだ理由でもあるのですが、大好きにドヴォルジャークの「新世界から」が入っていたからです。
 日本フィルのコンサートは初めてです。指揮は藤岡幸夫氏。なかなかハンサムです。まず1曲目はドヴォルジャークのスラブ組曲、短い曲ですが知っている音楽です。2曲目はピアニストの萩原麻実さんのチャイコフスキーのピアノ協奏曲、休憩をはさんで3曲目が新世界からでした。

 今回良かったのは、開園10分前に、指揮者の藤岡氏から曲の説明があったこと。日本フィルではいつもそうなのでしょうか。知っている曲でも背景を聞いて聴くと違いますね。

 萩原麻実さんのピアノが素晴らしかったです。藤岡氏の説明にもあったのですが、力強くかつ繊細。チャイコフスキーの協奏曲の出だしは良く聞くフレーズで、ものすごく力強く激しく、そのテクニックも素晴らしかったですが、ピアニッシモになった時のきめ細やかな繊細な表現も素晴らしかったです
 アンコールで弾かれた「愛の歌」もまさに優しく美しい音色でした

 さあ、待ちに待った「新世界から」です。私の高校時代は、音楽、映画に明け暮れていました。特に、ミュージカル映画の全盛時代。ウエストサイドストーリーは5,6回見に行ったでしょうか。マイフェアレディ、サウンドオウミュージックなどなど、歳が分かってしまいますね。そして、レコード。私の小遣いはレコード代、映画、そして本代に消えていました。
 レコードが擦り切れるほど聞いたのが、この「新世界から」。そして、シベリウスの交響曲第1番、スメタナのモルダウでしょうか。
 久しぶりでした。生のオーケストラで聞くのは。大好きなのは第1楽章と第4楽章。第3楽章からあまり間を空けず第4楽章に移りあの大好きなメロディーになった時はちょっと目頭が熱くなりました
 今回の席は前から3列目のほぼ真ん中。オーケストラ全体は見えませんが、ピアノの手は良く見える最高の席でした。
 あーやっぱり生はいいですね。ほとんど知っている旋律に酔いしれて暫し音楽の湖に浸っているようでした。

 映画もそうですが(先月から今月は3本ほど行ったでしょうか)、コンサートも会場のリアル感がいいですね。また久しぶりにコンサートにもハマりそうで、会場でもらったチラシを見て次の予約を考えているところです