久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

嫌なこといくつか・・・

2011-04-27 15:18:12 | Weblog
 私は比較的好き嫌いがはっきりしている方かなーと思います。好きな物は大ー好き、嫌いなものは人がどうであろうと嫌い、不快、というように・・・

 久しぶりにアヴァンティというフリーペーパーを見て、今月号の「女性のオス化」というタイトルに、何とも不快に・・・。“オス化”という言葉があるのでしょうか。最近よく使われている言葉ですか? 
 何と響きの汚い言葉でしょう。このように絶対自分の言葉としては使いたくない不快な汚い響きの言葉ってありますよね。“ウザイ”という言葉も大嫌いです。とても響きが汚い。聞いただけで不快になる言葉です。“ダサイ”という言葉もあまりいい響きではありませんね。
 
 アヴァンティは、たくさんあるフリーペーパーの中でも、多くの女性が見ている歴史もあり認められている冊子です。女性が男性化している、ということをいろいろな角度から捉えていて内容は理解できますが、たくさんの人が見るだけに影響も大きい。汚い言葉、醜い言葉は使うべきではないのではないでしょうか。
 「女性の男性化」という言葉でもいいような気がするのですが。数号前だと思うのですが、「こんなテーマ、公の冊子で取り上げるの?」というような(何のテーマか忘れましたが)のがありました。いい意味でも悪い意味でも影響の大きい情報誌、少し配慮してもらいたいと思います。

 もうひとつ、最近のびっくり、そして嫌なこと。道でも電車の中でも、口も隠さず大あくび。花模様のプリント柄のスカートに濃い黒の模様入りストッキング(目が点になりました)。下着の見えそうなミニスカート。もう少し周りの目を気にしてください。周りからどう見られているか気にならない人が増えているということでしょうか
 上のアヴァンティの冊子内容にもありましたが、”かまわない”女性が増えているのでしょうか。女性らしく、なんてことは勿論言いませんが、もう少し、人間として、社会人として、周りの人を不快にしない言動、そのような気配りのある“人”を目指してほしいですね

行政をいかにうまく利用するか・・・

2011-04-26 10:17:28 | Weblog
 昨日、福岡県中小企業団体中央会を訪ね、本当に有益なアドバイスをいただきました。ちょうどこの会社を始めた頃から福岡県は中小企業の振興支援に力を入れるようになり、(それは、このたび退任された麻生県知事のスピーチの中にもよく出てきていましたが)外に支援部隊としての出先機関がたくさん作られました。(よく外郭のことが批判の的になりますが、そこにどのような人を配置し、本庁ではできない手先の仕事をいかにやらせるかだと思います)
 我社もこのところ、産業・科学技術振興財団、中小企業団体中央会、商工会連合会など大変お世話になっています。これらは、一昔前のように、中小企業全体の底上げを目的としたものではなく、がんばる企業を支援するという目的に変わってきて出来たものだそうです。

 これまでどちらかというと、主に消費者、一市・県民の立場から市・県の審議会・委員会に係わってきていましたが、会社を始めてからは特に、また違った角度から行政の情報が入り、自分の会社の柱が多少しっかりとしだしたころからは、行政の支援をうまく使えるようになってきました
 ベンチャーマーケットに出る、プレゼンをする、新生活産業KURABUの会員になる、などひとつ、ふたつ出ていくと、まず繋がりができ、担当者で波長の合う人と親しくなる、そうすると、会社として必要な情報を探して訪ねていくと、実に親切に教えてくれます

 昨日がそうでした。以前から情報はいただいていて、それについて2か月ぐらい動いてみて、さらに今年度はどうしていこうかという相談。聞きたいこと、知りたい情報もきっちり準備していったので、1時間、大変充実した時間となりました。お会いした方は、2度目ですが我社のことも良く理解してくださっていて、打てば響くような回答をしてくださるので、「さあ、今期後半の営業作戦はこうやっていこう」という道筋まで見える内容になりました

 昨年お世話になった産業・科学技術振興財団の担当者の方もそうでした。漠然としたアドバイスではなく、我社の仕事内容を理解されて、きめ細かくこちらが求めている支援、方向性をアドバイスしてくださり、我社のような小さな会社の経営者には、本当にありがたい機関だと思っています。

 行政の支援はいろいろあります。補助金がもらえればなーと思ったことも何度もありました。しかし我社のようなビジネスにあたるものはほとんどありません。それであれば、どこにどうビジネスを探しに行ったらいいのか、そのあたりのヒントを貰いに行こう、そこに行政を使おうとやっと分かってきました。後は、自らの営業力。大変な日々ですが、おもしろくも充実した日々でもあります

 

応援しよう!博多織

2011-04-21 11:48:03 | Weblog
 今月の「わいわい塾」は博多織の(株)岡野の岡野社長に出演していただきました。1年ぐらい前にプライベートな会である、女性経済フォーラムで講演していただいたことがあり、伝統文化振興への熱意、話のおもしろさに岡野さんファンになりアプローチしてたのですが、スケジュールが合わずやっと今回の出演となったのでした

 講演とは違って、「わいわい塾」では、お話を40分ぐらいしていただいて、後は、着物や帯、小物を持ってきていただいて、実物を見ながら詳しいお話を聞き、意見交換をするという形式で開催。
 博多織は770年もの歴史があり、滑りがよく、しっかり締まるので武士の帯として使われていたとか、献上柄の意味ですとか、知らないことばかり
 福岡に生まれ育って、博多織、博多人形など知ってはいますが、詳しいことは知らないまま。岡野さんが言われるには、博多の明太子やラーメンと同じように、福岡の人が知って、自慢して広めていかないと、このような伝統文化は守れないと・・・

 そうですよね。お話を聞いて、本当にいいものである、守り育ててきたものであるということは確信できてもそれらが売れていかないと、買ってもらわないと続いてはいきません。
 しかし、日本国民の着物離れ、これはどうしようもないことで・・・しかしまた少しですが、着物の良さも見直されてきていることもあるし、着物を着ない人にも使ってもらえるような、名刺入れやキーホルダー、バックなどもなかなかおしゃれな商品も作られています

 ということで、昨日、中州あるお店「博多一十」http://www.hakata110.com/に買物に行ってきました。私の名刺入れ、お嫁ちゃんの誕生日プレゼントにキーホルダー(とってもおしゃれですよ)、来月母の日のプレゼントを買ってきました。
 確かに安いものではありませんが、伝統の商品ですし、手間もかかっているのですから、そして、何よりも大事に長く使えるかと思って購入しました
 名刺入れを持って、いろいろな所で是非、博多織をアピールしようと思っています。

 以前、アジア美術館であった展示会を見に行ったことがあるのですが、それは素晴らしいですよ。ほとんど帯でしたが、毎年テーマがあり、色といい、デザインの斬新さといい、いいなーと思いました。献上柄の帯もこんなに種類、色があるのかとびっくりさせられたのを覚えています。

 特に福岡の皆さん、博多織を知り、博多織を宣伝しましょうね。私たちが守っていかないと・・・いいものがすたれたりなくなるのは寂しいですからね。ビスネットも大いに応援していこうと思っています

博多駅の人の多さ・・・

2011-04-19 14:27:24 | Weblog
 も終わってしまいました。昨日まで、花吹雪を浴び、桃色の絨毯をふみながら通勤していたのですが、今日のこの寒さと雨風にすっかり桜の花びらも散ってしまい、桜の絨毯も吹き飛んでしまいました
 朝歩いている20分ぐらいの間に雨が降ったりやんだり、おまけに霙まで降って・・・前に歩いている小学生たちが「雪だ、雪だ」と騒いでいるので「これは霙なの!」と教えてやったりしながら通勤

 一昨日の日曜日、午後からオープン以来2度しか行っていなかった博多駅に行ってみました。楽しみにしていた東急ハンズもゆっくり見たかったし・・・
 まあ、何と人の多いこと。相変わらず人気の店は長蛇の列。東急ハンズもたくさんの人、人。レジも並んで待たなくてはいけません。まだどこに何があるか分からないので、探すのに一苦労
 年齢のせい人が多すぎ建物が大きすぎどの理由か分かりませんが、すぐ疲れて帰りたくなってしまいました。最近目的もなくプラプラと品物を見て回るような買物がダメ。性格なのか、目的の物をササッと買って、お茶でも飲んで帰るというのが私のショッピングスタイル。
 博多駅ももっと知りたいし、ピタッとくるものを探したいのですが、何とも広くて・・・

 天神の店だってデパートだって、行く店は決まっていて、もっと他にもいい所があるかもしれないのに、探しきれていません。皆さんどうしているのでしょうねー。若い人は1件1件回って、自分に合うものを探しているのでしょうか。それとも事前に冊子やネットで調べて買いに行っているのでしょうか。
 博多駅ができて選択肢は広がっているはずなのに、何とも満足できないのは私だけでしょうか・・・

なかなかシリアスな劇でした!

2011-04-13 17:11:53 | Weblog
 本題の前に、ちょっとこの頃思うことを1つ・・・

 ここ1、2週間、通勤途中毎日桜見です。木によって早いの遅いの、色が薄いの濃いの、ぎっしり咲いているのまばらなの、本当にいろいろです。
 毎年見ていると、私が通って見る中で毎年一番美しいのは、某生命保険会社の社宅の桜。ここの桜は、枝振り、木の高さも素晴らしく、色といい、花の付き具合といい、どの角度から見ても本当に美しい
 その近くの公園に2本、これも立派な木があるのですが、今年はどうした訳か、1本は咲いて、ぎっしり花を付けているのですが、もう1本は、まだ蕾状態。毎日見ていると今にも開きそうにぎっしり蕾は付けているのですが、開きません。他の木はあんなに開いているのに・・・とヤキモキ
 4,5日遅れでやっと咲きだしたのですが、最初は焦らすように下の方からチラホラ、しかしまあ、咲きだすとそれは美しいこと元々立派な木ではありましたが、それはみごとな咲きっぷりで、ここ2,3日はその公園を通るのが楽しみで、楽しみで。今朝はあまりの美しさに携帯の写真を取ってきました

 人間も“大器晩成”という言葉がありますよね。他の人と比べると何と遅咲きだろうと思う人がいますが、長い人生の中で、どこで本当にその人の花を咲かせるか、人それぞれだなーと、桜の木を見ていて思うのでした

 本題に入って・・・
 今週日曜日に大野城市の男女共同参画センター“まどかぴあ”に「シングルマザーズ」という演劇を見に行きました。ちょっと遠いのと日曜日に出るのは億劫だったのですが、館長の熱心な勧誘でチケットを買い行くことにしたのですが、なかなかシリアスでおもしろかったです
 二兎社という永井愛、大石静が立ち上げた劇団で、今回出演したのは5人ですが、沢口靖子、根岸季衣、吉田栄作など豪華顔ぶれで、題名どおりシングルマザーの話。
 出演が5人だけというのも珍しいですが、舞台も1場面だけで、シングルマザーの相談を受ける事務所という設定。時代は2002年から2007年、DV,離婚、母子家庭の貧困、養育費問題、就労支援に関する法改正など現実にある問題をおもしろく、ユーモラスにドラマ化している所がとても楽しめました
 さすが永井愛の演出だけあって、情緒的な劇ではなく、あれだけのセリフを覚えるのは大変だろうなーと思うような、法律、データなどセリフの随所に出てきて、アップテンポの会話がすごいのです

 内容的には重苦しい、この問題はどうしたら解決できるのだろうという気持ちにさせられるものでしたが、少子化、少子化と言っているけれど、母子家庭でも安心して子育てできる国でなくては、子供は増えないよなーと思ってみったり・・・
 DVの複雑さなども考えさせられました。吉田栄作演じるDV夫が妻に離婚を迫られているのですが、相談所に来て、自分は妻からDVを受けている被害者だという話をするというDV加害者のやっかいさなど・・・
 また、母子家庭の悪循環も大変な問題です。母子家庭は経済的に苦しいので、昼夜掛け持ちで仕事したりします。子供が小さい時は病気をしますが、それで仕事を休むとやめてくれと言われる。仕事がなくなりいよいよ貧困になる・・・という悪循環

 このような難しいテーマですが、演劇という形で皆に考えてもらうのはいいなーと思います。落語で環境のテーマを取り扱ったり、漫画による歴史物がはやったり、形はいろいろですが、より親しみやすい形で、たくさんの人に知ってもらう、関心を持ってもらうことはいいことかもしれませんね。やっぱり“生”はいい。行って良かった

この季節・・・

2011-04-05 16:23:01 | Weblog
 やっと桜が満開になりかけたようです。今年は暖かくなりそうになって、ぐっと寒くなったりで、植物もそれを敏感に感じ取ってか、特にこのような時期、桜の開花が待たれました。しかし心なしか昨年ほど華やかな美しさがないような・・・

 東北大震災の報道が、福島原子力発電のことはもとよりですが、地震や津波の被害状況から被災地や避難者の方々の報道が多くなってきているのを感じます。「お風呂にゆっくり入りたいだろうなー」とか「暖かい食事は出来ているのだろうか」「プライベートのない生活は大変だろうなー」私たちが普通に生活していることが本当にありがたいと同時に、心苦しい気持ちになります。

 そのような報道の中で、ある小学生の男の子が取材されていました。途中からだったので、詳細は分からないのですが、兄妹3人の長男のよう。母親は津波でなくなったのか、避難所では子供3人だけ。父親は東電の社員で職場に行ったまま。この子は毎日インターネットで父親が被ばくしていないかなどを調べていると言います。「学校に早く行きたい。算数が好きなので早く勉強したい」とランドセルを大事そうに抱える姿を見て、涙がとまりませんでした

 自然は過酷だなーと思います。運命は時として厳しいものだなーと思います。今回このような子供たちがいることを思うと、勿論、交通事故や病気などで親をなくした子はいるわけですが、この子たちの将来が閉じられてしまわないようにと願うばかりです