久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

映画に歌舞伎、楽しみました

2018-06-29 10:30:13 | Weblog
 先週と先々週で映画3本、歌舞伎2回、兎に角合間を縫って楽しんできました

 まず、この前書いた9日に博多座の夜の部の歌舞伎に。12日は、どうしてもこの週に行かないと終わってしまうということで、夜、中洲大洋に「シネマ歌舞伎ー東海道膝栗毛」を見に。市川猿之助(今、TVのブラック・ペアンで憎らしい役をしている)松本幸四郎(この時はまだ染五郎)の主演のスーパー歌舞伎。今回のは2作目ですが、歌舞伎で有名な「義経千本桜」を興行している歌舞伎小屋での事件というストーリーなので、二重に楽しめるものでした。

 そして15日、これもなかなか時間が合わなくて夜、「万引き家族」に。実は次の日「妻よ、薔薇の花のように」を見にいったので、たまたまですが、家族や家庭というものをちょっと考えさせられたので、いっしょに感想を書いてみます。
 「妻よ・・・」の方は、今の50代以上ぐらいの日本の家庭ではたぶん日常的にある話で、専業主婦の気持ちや夫の横暴さを映画なので、大げさに描いたもので、本質に踏み込んでいるようで、いやいや何とかことを荒立てず、夫婦だけではなく両親や兄弟のおせっかいや愛情でうまくごまかされたような・・・いや、夫婦のことは白か黒かではなく何とかごまかして乗り越えていけばいいのではと言っているのか・・・
 何とも横暴な夫の言い方、謝り続ける妻、妻は家出するけれど、最後夫が雨の中迎えに来て、出張の時の土産のスカーフにほだされてか、家に戻るというストーリー。
 まあ、それぞれの夫婦の在り方でいいのですが、あの夫の言い方と日頃の専業主婦に対する横暴な態度、極め付きは「だれのおかげで生活できている、おれが食わせてやっている」という言葉ー言葉のDV。「だれのおかげで仕事に専念できていると思うか」って言い返してやればいいのに。

 先週木曜に書いてここで止まっていました。何ともすることが多く・・・先週金・土はイオン九州の仕事で熊本へ。そして、これから、ちょっと雨が心配ですが、今日・明日と鹿児島へ。出ること多いです。


 さて、少し気が抜けてしまいましたが、「万引き家族」の方は、いろいろ考えさせられました。家族って血の繋がりだけではないのでは・・・ちょうどニュースで本当の親が虐待したり、ネグレクトで子供にあたったり、事件が多いものですから、よけいに考えてしまいます。ここに出てくる家族は、決して家を奇麗にして、いい食事を作って食べさせているのはないけれど、暖かいんですよねー。家の中に笑いがあるんですよねー。
 万引きで生活したり、おばあさんが亡くなっても埋葬せず、年金をだまし取ったり、決して褒められる生き方ではないけれど、人間関係、子供への暖かさは、血の繋がり以上ではないか、と思ったり。


 そして、17日、博多座歌舞伎昼の部に行ってきました。「伊達の十役」。スーパー歌舞伎的に40回近い早変わりや宙づりもあり、なかなか楽しめました。
 夜の時もそうでしたが、特に今回襲名した幸四郎さんは、一生懸命。よくこんなハードなことを昼、夜出来るなーと感心しきり。
 歌舞伎は本当に素晴らしい日本の文化だと思います。そして、少し役者やストーリーを理解するのは、時間がかかりますが、奥深いので、楽しいですよ。もっと歌舞伎に行きましょう

博多座に歌舞伎を見に行きました

2018-06-12 13:21:35 | Weblog
 先週の土曜日、友達と博多座に歌舞伎襲名披露興行、夜の部を見に行ってきました。
 松本白鸚、松本幸四郎のダブル襲名披露でした

 終わっての感想。とても力が入っている、お客を楽しませる演目になっている、白鸚がうまい、幸四郎がきれい、あーどういう言葉で表現すればいいのか、お客のことを考えて(当たり前のことですが)最大限のもてなしをされた・・・・とでも表現すればいいのか・・・
 だれとか、どれとかは言いませんが、この前のに比べると、終わった後の満足感、感激が全然違うのを感じます。
 東京では、3代の襲名披露で、残念ながら、博多には幸四郎の息子、染五郎は学校の関係で来られなかったのです。このように3代同時の襲名披露という滅多にないことだからか、また名前が変わる区切りとして力が入っているからなのか、それでお客様を最大限に楽しませようという趣向になっていたのか・・・本当に素晴らしい舞台でした

 中でも白鸚さんの舞台は、染五郎時代からTVなどで見ていますが、花がある、経験を積み重ねている、歌舞伎だけではなくミュージカルやお芝居もよく勉強しているなどなど幅の広さ、積み上げてきたものがあって、素晴らしいのでしょうね。


 この夜の演目は、片岡仁左衛門の「俊寛」、俊寛は、2度ほど他の人で見たことがありますが、仁左衛門はいいですねー。顔もいいし、演技も落ち着いており、安心して楽しめました

 次は。「口上」。これは襲名披露の大きな楽しみのひとつです。襲名する本人だけではなく、親せきや関係者など、一人ずつその人とのエピソードを披露します。時にはプライベートなことをちょっと言ってみたり、笑いをさそうような紹介もあって、本当に楽しかったです。
 この日も藤十郎さんが真ん中にどっかりと座り仕切られ、次々に紹介がありました。その話から、この人とこの人は師弟関係なのか、親戚なのか、名前は聞いたことがあったが、この人がそうなのかなど新しい発見もありました。

 その次は「魚屋宗五郎」。それこそ白鸚の素晴らしい演技を堪能しました。何とかやめていた酒を飲んでしまって、酒乱になっていく様子のうまいこと

 そして最後は幸四郎の「春興鏡獅子」。幸四郎もきれいで踊りは素晴らしかったです。特に初めは美しい女性の踊りで、衣装の素晴らしさもですが、手の表情などとても男とは信じられないほど。そして後半は勇壮な獅子の舞で、その違いに圧倒させられました。幸四郎さんもいいですねー。

 
 このように変化にとんだ演目で、4時20分から9時近くまで歌舞伎を堪能。いっしょに行った友達と、何とも素敵な時間だったと大満足で帰りました

三国志にハマってます

2018-06-04 11:33:51 | Weblog
 ここ2か月ぐらいでしょうか、ケーブルTVの銀河チャンネルというチャンネンルの中国ドラマ「三国志」にハマっています。月曜から金曜まで週5本、毎日ビデオに撮って、夜楽しみに見ています

 最近あまりおもしろいTVがないなーと思います。現在TVで必ず見るのは、西郷ドン、ブラタモリ、ブラック・ペアン、崖っぷちホテル、朝ドラ1週間を20分にまとめたの、ぐらいでしょうか。
 一時、銀河チャンネルの韓国や中国の歴史もの、王朝ドラマにハマっていた時もありましたが、あまりにも雑な作りと引き延ばしにうんざりして、今は三国志1本です。

 この三国志は90本あって、現在42本ぐらいまできています。前から三国志は本を読みたいと思っていたのですが、かなり長編と聞いていましたので、手が出せないでいました。

 兎に角ストーリーがおもしろいのと、登場人物が分かってくると(分かるまで聞いたことはあるが、なかなか覚えきれなくて苦労しました)戦国時代のその人となりが実におもしろい。次々に軍師(城将?)が出て天下取りに向かうのですが、その軍師の知恵、人柄、どのような重鎮に囲まれているか、徴用するかによって明暗が分かれます。

 今見ているのは、ちょうどあの有名な赤壁の戦いの真っただ中。しゅうゆうが曹操を打ち破ったところ。劉備と諸葛孔明の繋がりも興味深いし、兎に角、諸葛孔明の知恵には驚かされます。気象、自然現象、相手の心理・動きをあそこまで読めるなんて、次がどうなるか楽しみで待てないほどです。

 西暦190年ぐらいから始まって、現在208年ぐらいまで来ていますが、さらに中国の歴史を今一度勉強しながら、これからもドラマを楽しみたいと思います。