久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

ワークライフ・バランスって抵抗がありますか?

2012-08-03 18:19:39 | Weblog
 先月から福岡市の男女共同参画審議会が始まり、この時期、前年の事業に対する点検・評価が議題となっていますので集中して審議しています。特に、今年は全体で審議するのではなく、3部会に分かれて審議をするというのが特徴です。
 私は「ワークライフ・バランス・女性の活躍促進部会」に入り、今回部会長をすることになりました。すでに2回、部会が開催されましたが、6名のメンバーで、残念ながら、1回目も2回目の2名欠席だったので、4名で審議。これまでになく活発な、きめ細かい議論ができ、男女共同参画、ワークライフ・バランスの問題点にも踏み込め、今後福岡市がどのように取り組んでいったらいいか、にも食い込んでいけそうな気がしてきました
 これまでは、全体審議で、状況や問題点は分かっていても、前年度の達成度や今後の方向性については事務局案の追従が多かったような気がしますが、少数で議論すると、問題点も明らかになってくるし、何とか新しい方策はないだろうかと知恵を絞ります。

 また、今回、1回目の部会の時に、重点事業に係わっている市役所の部署の人にヒアリングをしようということになり、2回目の部会の時に、こども未来局と人事の方々に来ていただき、直接質問をできたことは大変有意義でした

 「ワークライフ・バランス」今回議論になったのは、県の子育て応援企業登録数に見られるように少しずつですが、理解されてきているようですが、現実問題として、中小企業にワークライフ・バランスといっても、「それは何だ」「男性社員は無理だよね」ということなのです。
 勿論、忙しい時は男性も女性も残業したり働きます。しかし、これまでの日本企業の働き方のように、家庭や自分の生活は二の次、仕事がすべて、という生き方でいいのでしょうか。
 子供が小さい時は、男女共に子育てをする、家族で食事をする、ということが大切なのではないでしょうか。長く職場にいればいいのでしょうか。もっと短い時間の中で効率を上げるべきではないでしょうか。

 その他、市役所の女性職員の管理職登用率がまだまだだとか、審議会への女性委員の登用率が他政令都市と比べて低く、29%でしかない、目標35%がなかなか達成できないとか、課題はたくさんあります。

 市として、総合的にワークライフ・バランスと女性の活躍推進をどう進めていくのか、これから昨年の評価を踏まえ、今年度の事業も見ながら来年の施策を考えていきます。

 今月10日には、全体の審議会で後の2部会がどのような議論があったのか、発表がありますので楽しみです。男女共同参画課の事務局とも距離が縮まったような気がします。事務局もがんばっています。
 行政の会議はいろいろです。しかしひとつ言えることは、以前の会議とは随分質が変わってきたということ。事務局の良く委員の意見を聞き、取り入れ、施策に反映しようとしてくれています。そうすると、委員の方もしっかり事前に資料を読んで、しっかり自分の考えをまとめておかなくてはいけないので大変です。
 この土、日も行財政改革の会議が来週月曜にあるので家に持って帰って勉強します。大変ですが結構楽しんでいますかね・・・
 


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1 コメント

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ワークライフバランス (Thee)
2012-08-08 08:36:34
頑張っておられますね。私はもう年なので、あまり第一線で活動することは難しいと思いますが、こうして消費生活アドバイザーの活動を世間に広くPRして頂くことは良いことだと思っています。また、私も男女共同参画アドバイザーとしての活動にも参画しており、このワークライフバランスという言葉についても認識を深めました。私の現役時代にこの言葉に接しておれば、もっと違った生活が送れただろうと悔やんでおります。
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