久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

懐かしい街並み、暖かい人々

2017-08-24 13:16:26 | Weblog
 叱られそうですが、女性の活躍サミットで鳥取県から呼ばれなかったら、倉吉市のことはほとんど知りませんでした。
 鳥取県から依頼があり、簡単に「いいですよ、行きます」と言ってしまってから、交通手段を調べてびっくりしました。サミットがある場所は倉吉市。さてどうやって行くのか・・・
 福岡からは、飛行機で行けない。飛行機で行くなら、福岡空港から隣の島根県出雲空港まで行って、倉吉まで列車で移動。東京からは、鳥取の米子空港には飛んでいるのですが・・・
 結局一番確実で効率よく行けるのは、博多から岡山まで新幹線で行って、岡山から特急で鳥取まで、鳥取からまた乗り換えて倉吉まで。倉吉駅から会場まではタクシーというほぼ5時間半の行程になることが分かりました。

 折角鳥取まで行くので、日帰りはもったいない。次の日は土曜日でもあるので、三朝温泉に宿を取り、行ったことのない初めての地に、少しワクワクしながら18日朝7時の新幹線に乗り込みました。
 2時間弱で岡山なので、あまりゆっくり寝ていて乗り過ごしては大変と、この時間は、この日のパネルの見直しをしたり、本を読んだりしてすぐ岡山到着。
 今度は特急に乗り換えて鳥取へ。この時間は2時間あるので、ゆっくり寝て行こうと眠り込んでいたら、何と1時間もしないうちに列車の進行方向が変わるため椅子の向きを変えるということで、起こされてしまいました。がっかり。
 やっと鳥取に着きましたが、鳥取駅で30分ぐらい待ち、倉吉行きの特急に。12時過ぎ、無事倉吉駅に到着しました。
 この日の午後からパネルに出なくてはいけないので、途中で事故や列車遅れなどがあったら大変。これだけの移動なので、いささか無事に着くか心配でした。ほっとしました。

 駅には県の職員さんが迎えに来てくださっており、良かったー。
 12時半前会場入り。パネラー、コーディネーターの皆さんと初顔合わせ。
 1時半から基調講演。2時半から4時過ぎまで、無事パネルも終了。さて、終わって皆さんと談笑。「ちょっと時間が短かったですねー」「いい足りませんでしたねー」「話は盛りだくさんでしたね」などなど。
 そのうち、出演者のお二人の女性から、「これからどうされるのですか」と聞かれ、「三朝温泉に行きます」「明日は?」「倉吉の観光をします」「では、二人で案内しましょう」と、思いがけないお言葉
 今日初めてお会いしたのに、何という優しさ、お気遣い。嬉しくて早速明日9時半に旅館に迎えに来ていただく約束をしました。

 あー嬉しい!仕事が終わった後のこの開放感。それもひとり。あーしあわせ
 三朝温泉は歴史のある温泉で、湯質も大変いいそうです。私の泊まった三朝館は3つの源泉があって、露天風呂もゆったりしていくつもあり、ちょうどいい湯加減で良かったです。
 ネットで見ると夕食が、「量は少し少な目で、質のいい料理」を選べるということでしたので、お風呂の良さと同時に、ここをチョイスする理由になったのでした。

 金曜でしたが、結構たくさんの宿泊客。食事は旬のそして鳥取のものが取り入れられ、ちょっと工夫されたおいしい料理でした。しかし、やはり旅館で夕食を一人で食べるのはちょっと寂しいものがありますね。

 温泉を楽しみ、おいしい食事をして、そして締めくくりは私の一番リラックスできるエステ。これで完璧です。日頃の肩こりと、リンパの流れを改善してくれる大変上手なエステに大満足。
 今回、旅館の和室の部屋に一人で泊まるととても高い料金になってしまうので、食事がいっしょで、お風呂も楽しめるのであればと、部屋はビジネルホテルのちょっと広いようなベッドの部屋でもいいかと料金優先にしたので、部屋でゆっくり旅館を楽しむというわけにはいきませんでしたが、今回の宿はトータルで〇。
 希望ですが、繁忙期でなければ、一人でもそこそこの料金で和室の部屋に泊まれる宿があるといいのですが・・・


 さて、ぐっすりと休んで満足した宿を後に、9時半に迎えに来てくださったお二人と観光へ。
 まず、すぐ近くの三朝神社へ。古い小さなお社の神社でしたが、大きなムクの木があり、中が腐れて倒れそうになったところを専門家に助けてもらい、再生した力強い木に圧倒されました。
 
 それから倉吉市の方へ。昨日パネルでごいっしょした吉田さんは元商工会議所の副会頭をされた方だけあって、街のお顔。ご案内していただいた所がどこも素敵だっただけではなく
、皆さんと親しく、地元ならではのご挨拶が交わされているのも印象的でした。また、もう一人の方岩世さんは、元々倉吉の出身で、東京で仕事をされた後、帰って来られ、ここで女性活躍の活動をされたり地域情報誌などを作られている方です。
 ですので、今回午前中一杯という短い時間でしたが、たっぷり倉吉の魅力を紹介していただきました。

 鳥取は梨が有名。ちょうど季節。で、梨を紹介した「なしっこ館」を見学。かわいい着ぐるみちゃんと写真撮影。梨の木って低くて広く枝を張り、根の張り方も力強いですね。実物大の模型があって、よく分かりました。3種類の食べ比べの試食も楽しかったです。

 その後は、お二人の倉吉を知ってもらいたいという思い溢れる箇所にいろいろ連れていてえいただきました。倉吉の町屋建築の代表「倉吉淀屋」、またこの淀屋を題材とした講談を聞かせていただいたり、その会場である国の文化財になっている「豊田家」見学、「はこた人形」のお店、若い男性が店主の素敵なクラフト、雑貨のお店、日本ワインだけを集めて販売しているワイン蔵などなど、途中梨アイスを食べたりしながら、本当に効率よく、しかしゆったりとこの町の流れる空気を感じながらの見学でした。

 楽しい時間は、あっという間。午後1時近く、「ふろしき饅頭」や「はこた人形」などたくさんのお土産をいただき、鳥取行きの列車に乗り込みました。少しお腹がすいた列車の中でいただいた黒糖と和三盆で作られた「ふろしき饅頭」のおいしかったこと福岡に着くまでに4個も食べてしまいました。

 今度は是非福岡を案内しますのでいらしてくださいね、という約束をして再会を誓いました。思いがけない出会い、そして優しさ、地方の町の良さを心から感じた2日間でした

女性の活躍をもっと加速するために・・・

2017-08-22 09:10:25 | Weblog
 「女性の大活躍推進福岡県会議」がスタートして早4年、安倍総理が「女性の活躍は経済再生の大きな柱」と言われてからも4年。確かに私の知っているこれまでの30年の流れより動きは早い気はしますが・・・
 しかし、他に問題が起こってくると、また優先課題が出てくると、新聞等に「女性活躍」の文字はほとんど見なくなるのが現状です。
 勿論、この4年で、女性の問題だけではく、働き方改革や同一労働同一賃金などの課題も提起され、女性だけの問題ではなく、女性という言葉があまり使われなくなったこともあるのかもしれませんが。

 それでも日経新聞は、Wのページを毎日持っており、西日本新聞も土曜夕刊の1ページは女性のテーマで続いています。

 女性管理職も増えてきました。特に行政職で係長クラスの女性が育ってきていることを聞くと、半分まではまだまだ時間はかかりそうですが、あと5年もすれば3割近くにはなるのではないでしょうか。勿論、地域によって違いはありますが・・・

 私はこの機運をバックに、まずは、決定権のあるポジションに女性を増やしていくことはやり続けなくてはいけないと考えています。企業、行政の管理職しかり、地域活動、自治会などでももっと女性会長が増えていいでしょうし、そして何とも遅れているのは、政治。
 議員さんに育児休業が適用されないのも、今回提起されて初めて知ったような状況です。
 政治の世界は特殊。選挙に必要な地盤、看板、カバン、そのどれもこれまでの普通の女性たちには縁のない世界。もっと日本の政治の世界を変えていかないと女性議員は増えないでしょう。
 とここまでは8月10日に書いてストップ。何とも時間がない。


   ここからは、8月21日、22日に書いています。

 8月3日、熊本で開催された「熊本県女性の社会参画加速化会議」に女性の活躍推進福岡県会議の共同代表としてアドバイザーの要請を受け、参加してきました。
 この熊本会議は平成26年に発足し、毎年会議は進めてきていますが、なかなか名のとおり加速していかないと、今回は、少し早くスタートした福岡の話を聞きたいと頼まれたものです。
 当日は知事も出席され、経済同友会の会長さんが司会、今後女性活躍を加速化させるにはどうしていくか議論されました。
 私は、福岡会議の特徴、やり方、苦労談、工夫したことなどを話し、議論が進むお手伝いをしてきました。

 
 そして、先週金曜日、18日は、鳥取県に呼ばれて「女性活躍サミットinとっとり」にパネリストとして発言をしてきました。
 このパネルには、平井鳥取県知事、女性の大活躍推進三重県会議共同代表、岡本内閣府官房審議官、吉田とっとり女性活躍ナットワークメンバーの方、そして私というメンバーでした。

 ファンケル副会長の宮島氏の基調講演の後、何とも1時間半という短い時間の中でのパネル。時間との勝負でした。
 しかし、それぞれの地域、立場から推進と課題、ざっくりとですが、これまでやってきた工夫など、皆さんだらだらと話されることはなく、ぎゅっと集約して話されていました。私も準備したことを半分ぐらいにまとめて何とか、福岡県会議の話、私が考えていることを発言しました。

 ちょっと消化不良な感はありましたが、やることに意義があり。聞いていただき、いっしょに考えていただくきっかけ、ヒントになればいいのではないでしょうか。
 女性の活躍は、地域によっても、また企業や家庭など、それぞれ段階があり、違った課題があります。しかし、少子化で労働力が足りなくなる中、仕事だけではなく、女性の力をもっと発揮する場面はたくさんあるはずです。それが、環境もまだ整っていないし、女性の側もその責任をあまり感じていない人もいます。それが何とも残念です。
 
 私としては、今回の鳥取でのパネルでは、また「女性の活躍の活動」によって、たくさんの新しい知合いが出来、5時間以上かけて行った甲斐があったというものです。


 さて、実は、この後、思わぬサプライズがあり、大変充実して、幸せな気持ちで鳥取から土曜日帰ってきたのですが、そのことについては次にゆっくり書くことにします。

絵本っていくつになっても楽しいな

2017-08-08 10:14:25 | Weblog
 兎に角、暑い日が続いています。昨年もこんなに暑かったけ?と毎年思っているような気もしますが・・・・
 1週間の天気、気温を見て、最高気温35,36℃の毎日。今日などは34℃と書いてあると、ちょっと涼しいかもと期待してしまいます。
 今朝の天神の気温は27.8℃。昨日より2℃も低い。大分朝から感じる暑さも違うようです。
(とここまで書いたのは、2日のこと。なかなか書く時間がない・・・)


 この前の土日(5,6日)は珍しく仕事も入っていないし、大きな用もナシ。こんな週末はめったにないので、嬉しい限り
 で、日曜日、珍しく夫のゴルフがなく車が使えたので、友達の小児歯科がやっている絵本・図鑑の図書館「ビブリオキッズ」に行ってきました。
 
 今年5年目を迎えるこの図書館は、とてもユニーク。まず、小児歯科医院がやっていること。長年小児歯科医院をやっていて、歯の治療だけではなく、治療に来る親子を見ていて、子供だけではなく親子育てをしなくてはいけないのではと、始めたそうです。(勿論、図書館を作る前から、パパママセミナーなどされてはいたのですが)

 ちゃんとした司書さんを2人雇って、選書も専門家の方に選んでもらった本格的な、しかしかわいらしい図書館なのです
 入口で靴を脱ぐ所ではペンギンのぬいぐるみがお出迎え。中は壁にぎっしり絵本・図鑑が並んでいます。大きなクッションと小さな机。親子がゆったりと過ごせる作りになっています。 http://bibliokids.jp/

 子供の頃から絵本、本が好きで、小学校の頃は図書館の本(かなり偏りがあって、冒険もの、空想ものが好きでしたね)を借りまくっていました。
 そのなごりか、今でも絵本を見るのが大好き。自分の子供たちにもそうでしたが、特に孫ができてからは、ここに来て、子供たちのために絵本を選ぶのがとても楽しみになりました
 
 というのは、数年前から2人の孫のためにに1年分、2,3冊ずつの絵本を選んで、我が家に送ってもらい、誕生日やクリスマス、お正月などにプレゼントとして手渡しているのです。
 この選書の日は、行く前に電話をしておき、その年の孫の年齢を言い、司書さんに前もって5,6冊ずつ選んでいてもらうのです。
 そうして時間がゆったりある時に、勿論目的は孫たちの絵本選びなのですが、選んでおいてもらった絵本を読むのがまた楽しみでもあるのです

 二人の顔を思い浮かべながら、しかし私はどの本が好きかな、と考えて見たり・・・司書さんと「今頃の子は、こんなのが好きなんですよ」「これはずっと好まれている本ですねー」というようなお話を聞いたり、日頃とは全然違う時間を過ごせる場所です。


 今回も2冊ずつ素敵な絵本を選びました。
 昨日届いていましたので、今度お盆で福岡に来た時に渡そうと楽しみにしています。
 
 この図書館、大人も大歓迎。是非、覗いてみてはどうですか。懐かしく、ゆったりとした世界が広がりますよ。