久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

大掃除

2012-12-26 17:02:18 | Weblog
 2週間ぐらい前から休みの日はほとんど大掃除で過ごしています。いつも通り、気分を盛り上げるために、また家族を巻き込むために、まず、家中の特別掃除をする場所を一覧に書き出します
 たとえば、一部屋一部屋眺め回して、台所:床、システムキッチンの戸、食器棚、冷蔵庫・・・などというように細かく書き出します
 それをリビングのテーブルの上に置いておいて、ここはだれ、というように決めます。窓ガラスや玄関の戸、台所の戸など高い所は息子、夫は兎に角自分の部屋の片づけ、というように。残りはほとんど私になるのですが

 さて、今日はすでに26日。うちの方は、連休の時にだいたい完了。家事の中では、わりに掃除や片づけは好きな方なので、連休の時のように時間がある時は、ゆっくり座り込んで、引出しの中を片づけたり、化粧台の中を整理したり、1年間貯めていた物を、この時は思い切って捨てることにしているので、気持ちがいいこと
 1年間、何となく捨てられなくてどんどん貯まって、ごちゃごちゃした引出しが、すっきりすると、それは何とも言えない喜びに変わりますし、次から引出しを開けるのが楽しみになります。
 
 今回、ちょっと得した気分は、化粧台を整理していて出てきた山ほどの化粧品の試供品。旅行用にいいかなと思ってとっていたのですが、これをすべて日常的に使うようにすると、小さなことですが、しばらく新しい化粧品を買わなくていいので、得した気分。化粧台の中もすっきり。
 
 兎に角、片づけのいいところは、いらない物を捨ててすっきりなるのと、思いがけない物が出てきたり、整理することによって、次から使い勝手が良くなること。これが、その日からのやる気を出させるのです

 会社の大掃除も昨日と今日、2日間で完成。私は、自分の書棚や行政委員会の書類の整理などがありますので、少し前から時間がある時に少しずつやっていたので、ほぼ同時に終了。
 台車何台分の資料や本を捨てたでしょうか。いらない物を捨てて、必要なものがいつでも出てくるような整理をする、これをすると本当に仕事の能率も上がると思います

 さあ、すっきりして来年もがんばらなくては、と思う今日この頃でした

大学へ、記念日式典へ、週末も大忙し・・・

2012-12-20 14:10:36 | Weblog
 先々週の土曜日、九州大学・福岡県教育委員会共同シンポジウム「新たな未来を築くための人材育成と教育の接続」に行ってきました
 まず、東大の清水副学長より「秋入学と総合的教育改革」と題した講演がありました。私はこれまで、どちらかと言うと秋入学に関しては懐疑的だったのですが、今回その意図やすでに試みが始まっている話などを聞き、大学改革の大事な視点が感じられ、これはいいことではないかと思えてきました
 聞くまでは、外国の秋入学に合わせてだろうか、特にこれから大学も競争時代なので、海外からの留学生を受け入れるために入学時期を変えたいのではと思っていました。しかし今回の話で、高校を卒業してから大学入学の半年の間、リセット期間として、大学における主体的な学びへの転換期間としたり、国際的な学習体験をしたり、ボランティアをしたり、大学に入るまでのとても有効な時間が考えられているようです

 まずここで、高校を卒業してから大学までの接続が見えてきたように思いました。
 そして、2部のシンポジウム。企業、義務教育、高校教育、大学、それぞれの立場から小学校から大学までの教育の接続について議論されました。
 小学校から中学校は、このところ言われている中1ギャップ問題の解決も含めて連携されてきているようです。中学、高校は中高一貫校が増えてきたように少しずつ動いてきているように見えます。そういう意味では、高校と大学がどうもまだまだのような印象を受けました。受験のあり方も含めもう少し連携が進めばいいなと思いました。

 このような教育全般を考える機会は大切だと思いました。会場には教育関係者が多数みえていましたので、日々の教育だけではなく、このような視点で教育を見直していただければと思った次第です。


 そして次の日、日曜日は、「絵本の日」制定式典に、寒い寒い中出席してきました。この「絵本の日」は福岡市内の小児歯科が、今年病院の隣に絵本と図鑑のライブラリーを作られたのを記念して制定されたものです。記念日は11月30日
 記念日って、記念日協会に申請して認められると制定できるのですね。知りませんでした。そして何と、記念日協会って長野県にあるそうです。当日は、長野から協会の代表の方が来られていました。

 なかなかいい式典でした。高島福岡市長の絵本の読み聞かせがあったり(プログラムにも書いてなくびっくりさすがに元プロ。上手でした)、水田元九大病院長(現在は絵本と図鑑の親子ライブラリー館長)の素晴らしいお話があったり、子どもたち一人一人好きな絵本を絵に描いて発表したりと、中身のある、そして心温まる式典でした
 本当に寒い寒い朝でしたが、出かけて行って良かったなーと思うと同時に、親子のコミュニケーションの大切さ、絵本の素晴らしさを感じた日でした。 

なかなか充実、いい出会い①

2012-12-12 11:01:04 | Weblog
 昨日は、知人に頼まれ、北九州市の創業塾に話しに行ってきました。寒い中、それも夜、家に帰り着いたのは10時過ぎていましたが・・・
 
 この創生塾は、「ソーシャルビジネス創生塾 実践コース」と名付けられ、これからソーシャルビジネスを起業しようとする人向けの14回コースからなるのの1コースに呼ばれたというものでした。
 昨日は、3名の発表者が20分ずつ起業した話をし、その後、受講生との意見交換。
 我ビスネットも創業から12年、来年は13年目に入りますので、今回、話の内容を考えるにあたって、この12年を振り返って、これから起業する方に伝えたいことを考えるのはとてもいい機会になりました

 ソーシャルビジネスという言葉を知ったのは、2,3年前でしょうか。バングラディッシュのユヌス氏との昼食会に出ることになった時です。この時、ビスネットがやってきたことはまさにソーシャルビジネスだなーと思ったのでした

 勿論、どうして会社を始めたのか、我社の企業理念、12年の歴史のお話はしましたが、私が今回一番伝えたかったことは、企業というのは、「信頼の積み重ね」が大事だということです。企業の柱を曲げない、誠実に仕事をする、これが12年間仕事をしながら、周りの企業を見、消費者を見てきて得た座右の銘です。

 予定の20時半にはセミナーは終わったのですが、それから受講生たちがわっと来て、名刺交換と質問。その熱心さに私も一所懸命答え、部屋を出たのは9時をまわっていました。
 私の話がどれくらい参考になったかは分かりませんが、行政がこういう創業支援をすることはいいことだなーと思いました。それもお金儲けのためだけに起業するのではなく、社会問題解決型のソーシャルビジネスの考え方で起業をする、これを広めていくことはとてもいいことだと思います
 ちょっと遅くなって疲れましたが、ほっこりとした気持ちで福岡に帰ってきました



ドキドキの体験

2012-12-04 16:43:53 | Weblog
 12月1日、福岡県文化賞の授賞式がありました。ここ4年ほど選考委員をしている関係から出来るだけ授賞式にも出席するようにしています。
 ところが、今年は委員長が欠席ということで、副委員長である私が委員長代理であいさつをすることになってしまったのです

 ずっと憂鬱でした。アクロスのコンサートホールの舞台で挨拶をするのですよ。考えただけでも「どうしよう」と思いますよね。
 その日がだんだん近まってきた1か月ほど前。県の担当者からはたたき台のような挨拶原稿は送られてきていましたが、当日は、知事、県議会議長に続いての挨拶。選考委員としての特徴のある挨拶でなくてはいけないだろうと、自分なりにストーリーを考えました。

 その間、実は、大きなプレゼンがあったり、その仕事が取れたり、それに伴う準備やら何とも忙しい毎日です
 しかし、何とかいい挨拶をしなければと、ある程度内容が決まってからは、毎日、通勤の途中、歩いている時など、頭の中で反芻します。いや、順序を変えてみよう、とか、いやこのような内容に変えようとか、何度も何度も作り直したり、反芻してみたりの繰り返し。

 受賞者の肩書や名前を間違わないようにも練習します。今回社会部門の受賞者の方が、福岡県立大学附属研究所生涯福祉研究センター並びに山本作兵衛さんを〈読む〉会、という長い名前をご紹介しなくてはいけませんので、この練習も何度もしました。(今ではすらすら言えるようになりましたが)


 そして、当日。11時半にアクロスに集合。受賞者の方々3名と知事、県新社会推進部の部長とで会食です。これだけでも緊張します。しかし受賞者の方々はとても気さくで話も弾み、また何と言っても知事が博識で話題豊富なので賑やかな昼食となりました。

 13時表彰式スタート。舞台上手に受賞者の方々、下手に知事、県議会議長、私の順に並びます。「よかった!舞台に演題がある」マイクが立っているだけの所で挨拶かと思っていましたので、ほっと一安心。上がって肩書を間違ってはいけないので、小さなメモを手に持っていたので、それを演題に置くことが出来ます。

 知事の挨拶、議長の挨拶の次です。どうしても同じような内容になりますので、私は選考委員会でいかに苦労して選考したか、という話をしました。
 選考委員会は、15名の各分野、県内いろいろな地域の委員が、3回の会議で議論をして創造部門、社会部門、奨励部門各1名を決めます。
 一番苦労するのは、創造部門と奨励部門。といいますのは、どちらも作家、音楽家、染織家、陶芸家など違う分野の方々が推薦で上がってきているのですが、1名ずつ選ばなくてはいけないからです。

 毎回、かなりの議論をします。選考もですが、推薦の仕方について、選考方法についても意見が出、議論を重ねながら、最終的には一人に絞りこみます。
 難航する時もあります。皆の意見が揃い、すっと決まることもあります。

 今年は、創造部門では、染織家の築城則子さん、社会部門は福岡県立大学・山本作兵衛さんを読む会、奨励部門は、作家の西村健さんでした。

 舞台に上がるまではドキドキしましたが、幕が上がってしまうと意外と落ち着いている自分にびっくり。選考報告・挨拶も何とか間違わずに無事終わりました。ほっとしました
 その後は、心置きなく、林田スマさんと3人の方々とのトークショー。毎回このトークを聞くことによって、受賞者の方々のことが良く分かります。これは本当にいい企画です。そして、林田さんの聞きだしが毎回上手

 トークの後は、第20回の奨励部門で選ばれたヴァイオリニストの南紫音さんの演奏。これも素晴らしかったですよ。

 15時頃には終了しましたが、やっと大役を終わった嬉しさ。ほっとして、アフタヌンティーでおいしいチャイを飲んで帰りました