久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

毎日走っています、ランニングではなくて・・・

2014-09-30 10:45:37 | Weblog
 今朝の福岡の中心、天神の気温は23.9℃、昨日は21.3℃まで涼しくなっていました。今日から最寄りの駅まで歩き再開。暑い間は天神までバスで通勤していましたが、やっと汗をかかないで歩けるようになりました。

 本当に、先週は移動の時どれだけ走ったことか・・・決して遅刻しそうでとか、時間を間違ったわけではなく、ぎりぎりにスケジュールを入れているためです。
 まず、20日から休日を利用して3泊4日でベトナムはハノイに行ってきました。羽田発着の関係で、前泊、後泊というスケジュール。
 5年前にホーチミンには行っていたのですが、今回はハノイへ。ハロン湾の近くに1泊、ハノイ市内に2泊。ハロン湾はベトナムの桂林と言われるように静かな海に珍しい島々が浮かび、それを巡る船の中でおいしい海鮮料理を食べたり、鍾乳洞を見に行ったり、市内から車で3時間以上かかるので、ちょっと遠いですが、なかなかいい所でした。
 ハノイ市内では、ちょっと市内観光したり、雑貨屋さんや陶器・刺繍・塗り物やで買物したり、兎に角、ベトナム料理が大好きなので楽しくリラックスの旅になりました。
 
 ベトナムの人口は現在9000万人ほど、兎に角若者が多い。活気があります。現地のガイドさんもこどもが2人いるけれど、3人はほしいと言っていましたし、これから人口がどんどん増えていくでしょう。
 街の中はバイクが多いですが、車も年々増えているとか。しかし、道路、特に高速や信号が整備されていないので、交通ルールはめちゃくちゃ。人が道路を横切るのは決死の覚悟がいります。
 他の国でも見ましたが、街中の電線がむき出しで何十も巻きつけてあったり、重なっているのがとても目に留まります。あれでどれか切れたりしないのだろうか、切れたらどうやって修理するのだろうか、と日本では考えられない光景を見ます。電気は火力発電が主で、原子力も検討しているとか。
 歴史的にはフランスに統治されていた時代があり、第2次世界大戦中の日本には恨みがあるようなことをガイドさんがちらりと言っていました。ベトナム戦争も大変だったでしょうし、今回も数日の滞在でしたが、経済の中心ホーチミンと、政治の中心そして首都のハノイとは、随分雰囲気が違うことを感じました。


 23日の夜遅く日本には帰ってきたのですが、福岡には24日の朝帰り、午後から会社に。会社に行くと取締役のお父さんが亡くなられたということで、山のような仕事を片付け、夜はお通夜に。
 次の日は朝から大分へ。女性の活躍の機運が盛り上がってきていて、今月は4か所から依頼があり、この日も、大分経済同友会で1時間半講演
 確実に企業、経済団体の女性活躍に対する雰囲気が変わってきたことを実感。この日も100名近くの大分経済界トップの方々が熱心に聞いてくださいました。担当の方も昼食が終わった後の講演なので、いつもは居眠りされる方もあるそうですが、この日は皆さん熱心に聞かれていましたねーとおっしゃっていました。
 終わってから、30分のお約束で、熱心な方々と懇談。時間を計算して出たつもりだったのですが、駅までダッシュ。福岡で17時からある勉強会に間に合わなくてはいけないので、予定の列車に乗り遅れると大変なことになります。何とか間に合いました。いつもはJR日豊線でゆっくり帰るのですが、この日は兎に角17時に間に合うように、小倉で新幹線乗り換え。博多駅に着いて、地下鉄で天神の会場へ。ここでも走りました。セミナー開始5分前に到着。セーフ。

 このセミナーは、福岡県ベンチャーサポートの主催で、これから1か月に1回5回シリーズであります。ビスネットは会社設立してから14年になりますが、もう一度初心に帰って経営者の心構えやしっかりとした事業計画の立て方を学びたいと申し込みました。塾長を中心に7名のメンバー。早速次回までに読んでくる本を渡され、ちょっと学生気分でワクワクしています。

 
 次の日は、午後から福岡県の中小企業団体中央会主催の経営管理力要請セミナーに申し込んでいたのですが、2日続きのセミナーは、正直きつかったので、欠席しようかなと思ったのですが、やはり行くことにし出席。
 講義が始まって、あまりのおもしろくなささと分かりにくさで、途中で帰ろうと思ったほどでした。しかし、講義は少しで、グループワークに入ったので、しぶしぶ参加。これが思いのほかいいメンバーと巡り会い、そして中身も大変収穫があり、4時間という長時間でしたが、「あー帰らなくてよかった」と思いました。どんな出会いがあるか分かりませんね。やっぱりいくつになっても謙虚に勉強、アクティブに行動!ですね。


 この後またまた走って会社に帰って、夜の女性経済フォーラムへ。この会は我々の主催ですので、急いで準備。今回の講師は福岡アメリカンセンターの館長、マックロードさん。流暢な日本語で、アメリカ国務省の女性登用の歴史について講演いただき、アメリカも時間をかけて、戦う女性がいて、進んできたんだなーと分かりました。終わっての懇親会でも楽しくいろいろ話が出来、家に帰ったのは10時近くでしたが、充実した1日でした。

国際シンポジウムに行ってきました

2014-09-16 12:05:39 | Weblog
 日々仕事のことやいろいろ経験することなど、書きたいことは山ほどあるのですが、何しろ時間が足りなくて思うように書けないジレンマ!でもこれだけはホットなうちに書いておかねばと思い、週明けですが、出社して一番に書いています。

 9月12日、13日、TV,新聞で随分報道されていました、国際シンポジウム「WAW!Tokyo 2014」に行ってきました。1か月半前ぐらいでしょうか、福岡県からこのような国際シンポが東京であるので、それを受けて次の14日、福岡でもその流れのフォーラムをしようと計画している、という話でした。
 これはすごい!今政府も本気で女性活躍に取り組もうとしているのだなと思い、いよいよ女性の大活躍推進福岡県会議もがんばらなくては、と思ったのでした。

 14日の福岡で行われるフォーラムも急なことで集客に力をいれなければなりませんが、それに先駆けてある東京にも行かねばと思い、幸い12日は、一般にも公開されたシンポだということで、早速福岡県から申し込んでもらいました。そのうちに刻々と情報が入ってきて、13日はクローズのハイレベル・ラウンドテーブルが行われるが、オブザーバー参加は出来るかもしれないと聞いたので、「よし、行こう」とすぐ飛行機、宿泊を予約しました。
 それからがなかなか進まず、といいますのは、12日の応募がものすごく多く、メイン会場1000名、モニター会場600名は抽選とのこと。何とやっと1週間ぐらい前に12日出席できることになり、しかし13日の方は外務省の返事待ち。出発2日前でしたでしょうか、やっとOKが出て、12,13両日出席できることになりました。

 さて、12日、ゆとりをもって、8時の飛行機で東京に。到着して少し時間があったので、会場に行く途中にある東京駅、丸の内あたりをいろいろ見て回り、この辺も変わったな、丸の内の商業施設が魅力的だなーとしばし〝おのぼり″さん気分。
 お昼を食べて、さあ大手町の経団連会館へ。福岡と違って、東京での移動は神経を使います。乗り換えや乗り物を降りてからの時間がはっきり分からないので、かなり余裕を持って時間を考えておかなくてはなりません。今回は、帰るまで、バタバタ心配することもなく、移動経路や時間がとてもうまくいって大満足

 この日の公開フォーラムは、安倍総理の力強い挨拶に始まり、IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルトさんの基調講演、続いて安倍総理夫人とイギリスのブレア元首相夫人との特別対談、ここには我が大学の先輩でケンブリッジ大学客員教授の山中子さんがコーディネーターを務められ、日頃聞けないような変わりつつあるファーストレディの話が聞けました。

 次にケネディ駐日米国大使のスピーチと前国務長官ヒラリー・クリントンのビデオメッセージ、そして経団連榊原会長、ディズニー・メディア・ネットワーク会長、ANAホールディングス社外取締役小林いずみさんなど5名のパネルディスカッションと18時近くまで、モニターを通してと言えどもこれだけの人たちの考えが聞けるという大変刺激的な経験をしました。

 翌13日は朝9時から今度は六本木ヒルズ49階アカデミーヒルズで分科会が開催され、まずは、オープニングセッションとして安倍総理の挨拶、UNDP総裁初め各国要人のスピーチがあり、その後6つの部会に分かれて16時半までディスカッションと提言作り、そして17時過ぎまで発表とクロージングと本当に充実した1日になりました。
 10時から16時半まで行われた部会は特にエクサイティングで、国際会議部会はこんな風に行われるのかと興味深々。私は、「経済における女性の活躍促進」というセッションの中の「企業・組織の中の女性の活躍」の部会を選びましたので、今まさに女性の大活躍会議でやっていることの確認と進んでいる企業の事例、そしてこれから何をしていかなくてはいけないかを考えながら聞き入っていました。
 私の部会は18名の方々が討論され、勿論同時通訳はあるのですが、日本人同士でも英語飛び交うという、まさに国際会議。東京は実力のある素晴らしい女性がたくさんいるなーと感慨頻り。

 私の出席した部会での議論から出てきたのは、
   ・働き方の意識を変える、業務改革をしなければ
   ・女性だけの問題としてはいけない。社会的な問題としてとらえる
   ・女性にはやらせてみる。育成が重要
   ・トップのコミットメントの重要性、トップの覚悟
   ・ワークライフバランス→ワークライフマネージメント
   ・国はこの秋の国会に女性活躍推進法を提出する
   ・長時間労働を見直し、成果評価をしっかり作る

 まだまだたくさんの意見がありましたが、私の中でのトピックはこれらでしょうか。
 これまで考えてきたことを確認し整理し、これからどうしていけばいいか、たくさんのヒントをもらった2日間でした。

 そして、一昨日14日はいよいよ福岡での国際シンポジウム。「男女300人のトークセッションin福岡」と題して、アフガニスタンからシーマ・サマルさんの基調講演、福岡で輝く女性たちのリレートーク、そして300人のワールドカフェが開催されました。
 連休の中日の日曜でしたが、350名以上の応募があり、大成功に終わることができました。そして、夜は県主催によるサマルさん歓迎レセプションが行われ、私も松尾共同代表と舞台に立ち、乾杯の発声をさせていただきました。その後も皆で歓談。忙しい3日間でしたが、今まで長年やってきたこの運動が、やっと動き出した、そして”今回こそは変わりそう”という予感がし、疲れることもなく充実した気持ちで3日間終えることができました

感動の2日間でした

2014-09-01 09:56:31 | Weblog
 この週末2日間、たっぷり演劇?芸能?に浸りました。土曜日は月に1回のシネマ歌舞伎へ。この日で4回目でしたが、いいですねー。会場は前の方を除いてはほぼ満員。中年のおばさま方ばかり。
 今回の演目は、「らくだ」と「連獅子」です。どちらも中村勘三郎主演で、「らくだ」は初めて見ましたが、面白いの何のって。笑い転げていました。
 連獅子の方は、本物を見たことがありますが、今回舞台にカメラが上がって撮ったという画期的なもので、あのかぶりを回すのが実にリアルに見ることができました。
 確かに劇場でいい席で見ることができればそれが一番ですが、席によっては、遠い感じがすることもあるので、このシネマ歌舞伎はじっくり見られ、とても歌舞伎を身近に感じることが出来ます。
 それにしても中村勘三郎という人は、素晴らしい演技の中に人柄が出て、引き付けるものがありますねー。本当に惜しい人をなくしました。
 シネマ歌舞伎、来年の予告もありましたが、益々楽しみです


 日曜日は、博多座にミュージカル「レディ・ベス」を見に行きました。母と行くようにしていたのですが、残念ながら母が行けなくなって、一人で。こちらも3階までほぼ満員。圧倒的に女性が多い。歌舞伎と違って、お客の年齢も少し若めです。
 良かったですねー。生オケで、音楽も歌も素晴らしかったです。これまでのミュージカルは、ほとんど外国で作られたのを日本で演出していたようですが、この「レディ・ベス」は世界初。日本制作のミュ-ジカルだそうです。 
 衣装も豪華、舞台展開も早く飽きさせない作り。昨日は日曜だったので満杯で、最後はスタンディングオベーション、拍手がなりやみません。もっとこの良さを宣伝すればいいのにと思いました。
 今回も何役かはダブルキャストになっているので、見終わってからどうしても違うキャストで見てみたいと思ったものですから、早速今週金曜日の夜のチケットを取りました。また楽しみです