久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

箱根美術館めぐり

2009-02-16 17:27:48 | Weblog
 土、日1泊で箱根に行ってきました。今回の目的は、雪の富士山を見にと、最近、箱根の美術館が話題なので、それおを見に。

 冬の富士山は、見れる確率が半分とか。統計どおり、土曜はきれいに見えましたが、日曜は全然ダメ。
 それにしても富士山はすごい羽田空港からバスで御殿場近くになると、それはそれは大きな富士山が見えます。以前、河口湖から見た富士山も、「富士山って、こんなに大きいとは・・・」と感動で胸が高鳴ったを覚えています
 今回も本当に大きくて、美しく、どう表現したらいいのでしょう。神々しい壮大実に美しい世界一!あんなにバランスがとれて裾野まで美しい山はないのではないでしょうか。
 日本人、もっと富士山に誇りをもとう 

箱根には、たくさんの美術館があります。とてもいっぺんには回れませんので、今回は、一番目的の「ラリック美術館」「ポーラ美術館」「マイセン美術館」「ガラスの森美術館」の4つを見ました。
 大好きなガラス、そしてラリック。素晴らしい美術館でした。ガラスの美しさもそれは点数も多く、大満足だったのですが、宝飾品のデザインの美しさにうっとり。色、流れるようなフォルム、磨き抜かれた美意識に感動
 美術館の建物も素敵でした。庭の見える洒落たレストランでランチを。

 「ポーラ美術館」もまずは、建物のモダンさにびっくり。明るく、白で統一された館内は地下1階、2階に展示場が5つあり、今回メイン会場では、「佐伯祐三と印象派」を展示してありました。佐伯祐三の年代による変化をフランスの画家たち、ルノアールやユトリロなどをまぜ、また、同時代いっしょに留学していた日本の画家たちとの絵もいっしょに飾られ、とても興味深く見ることができました。
 もうひとつの展示場にあった、貴婦人たちの「扇子」の展示も、繊細なレースや象牙を使ったものなど、見たこともない素晴らしいものでした

 1泊2日で、帰りに渋滞に巻き込まれたり、その後、小田急線が不通になるというハプニングあったりで、何とも忙しい旅行でしたが、箱根はお洒落だなと思いました。そして行く所もたくさんあります。ちょっと遠いですが、今回行けなかった美術館や再度ラリックにはまた行きたいなと思った旅でした

ミス・サイゴン見てきました!

2009-02-12 11:01:10 | Weblog
 昨日2度目の「ミス・サイゴン」を見てきました。現在福岡の博多座で、初めての3ヶ月間というロングでやっているミュージカルです。
 1回目は、3か月前ぐらいから予約していて1月24日に行きました。この時の配役は、エンジニアが橋本さとし、キムはソニン、クリスは原田優一でした。
 何しろ席が、前から5番目の真ん中、それは迫力がありました。1回目の時は、筋を追うのと、舞台装置の珍しさ(何しろ実物大のヘリコプターやスポーツカーがでてくるのですから)そして配役と全体を楽しんだという感じですが、おもしろいもので、2回目は、また違った楽しみ方ができました。

 1回目の橋本のエンジニアは、私は好きでした。市村正親が一番と言われていますが、橋本さんもなかなか雰囲気もぴったりで、迫力あっていい感じでした。
 ソニンは期待以上でした。顔が小さく、弱々しそうな雰囲気、しかし秘めた強さが歌声からも体からも良く出していましたね。実は、この時、体調が悪かったのか、力出し過ぎたのか、アンコールの時、下を向いて、最後は横の人に支えられるようにして出ていました。私は後者の方だと思っていますが。それくらい迫真の演技でした

 そして、2回目、昨日の感想です。昨日の配役は、エンジニアが市村正親、キムは新妻聖子、クリスは照井裕隆でした。
 それぞれの役を4人でいろいろな組み合わせでするというのは、1度見に行くとハマりますね。どうしても違う配役で見たくなるのです。
 2回目のチケットを取る時は考えました。まずエンジニア役は市村さんの時、それにキムはソニンではない時、そして私のスケジュール、これらを考え併せて昨日に決めました。
 さて、結果は市村さんのエンジニアはさすがという感じ。ピッタリでした。というより、歌に演技に余裕というか、成りきって、その上、彼の持ち味を充分加えて・・・・というのが伝わってきます。歌ったり、踊ったり、かなり体力いるだろうなと思いますが、そんなに若くないですよね。その年齢がいい味付け、余裕となって出ていました
 新妻のキムはがっかり。ソニンが良かったんだなとつくづく思いました。新妻は顔立ちもちょっとふっくらしていて役の雰囲気と違うし、歌は上手ですが、なぜか、心に迫ってこないのです。クリス役の照井も今ひとつでした。前回の原田の方がずっと迫ってくるものがありました。
 ひょっとしたら、席のせいもあるのかもしれません。今回はやっと2階の前から3列目が取れたというので、1回目と比べると、どうしても迫力は違います。

 もうひとつ2回行って良かったことは、特に歌の良さが分かったこと。前にも書いたように、1回目はこちらも余裕がなく、歌がいいなとは思いましたが、今回は本当に曲、歌詞を心から味わえたという感じでしょうか。

 随分前から、劇団四季のミュージカルやいろいろ見てきましたが、歌や踊りがかなりハイレベルになってきたのではないでしょうか。ほとんど、外国からの脚本ものですし、海外で有名なものが多いですよね。初めは、「日本ではねー、真似してやってみてもねー」という思いで見ていたのですが、最近ではなかなか。嬉しいことです。
 皆さんももっともっと見に行きましょう。皆で日本のミュージカル、演劇を盛り上げていきましょう