今年は博多座に歌舞伎が4回来ます。九州新幹線開通を記念してということや、東京の歌舞伎座が建て替えに入ったこともあるのでしょう、九州でこんなに歌舞伎が見られるのは初めてのこと。
今月は先月に続いて歌舞伎です。1月の終わりか2月の初めでしたでしょうか、今回大歌舞伎の主演、中村勘三郎が急遽病気で出られないという情報が入り、大変がっかりしたものでした。今、中村勘三郎はとても油が乗っていて、しっかりとした古典歌舞伎から、新しいコクーン歌舞伎と言われるものも、また女形も含め幅広い役が出来、お客を乗せる、楽しませる勢いがあって、大好きな役者の一人でした。残念ー。
一瞬、2月も玉三郎に行ったし、キャンセルするかなーと思った時もありましたが、しなくて良かったというのも、代役は橋之助、そして、息子の勘太郎に変わったということが分かって、また違った楽しみがでてきました。
さらに気分を盛り上げてくれたのは、5日の日にあった「博多座演劇講座」でした。この講座は今年で7回目ということですが、実は博多座の会員なのに、この講座のことは全然知りませんでした。今年初めて気付いて、ちょっとおもしろそうだから行ってみようと申込み、10月からスタート。3月まで4回の講座が開催されました。
前回2月のは、ブログでも書きましたが、今回のも大変興味深い、楽しい講座でした。今回の講師は今月博多座の夜の演目「夏祭浪花鑑」の演出をした串田和美氏。当日のサプライズで、今回の歌舞伎にも出演している笹野高史も壇上に上がって、いっしょにトークを。笹野氏は歌舞伎役者でもないのに、歌舞伎に出ているという、何とも不思議な役者です。串田氏がどうして中村勘三郎から乞われて歌舞伎に係わるようになったか、コクーン歌舞伎の話、ドイツ・ニューヨーク公演のエピソード、そして、「夏祭浪花鑑」の演出の苦労話など、たまたまシアターコクーンで働いていて、今博多座に来られている2人が前半と後半とに分かれてトークの進行をしたりということもあって、大変話が分かりやすくおもしろいものでした。さらにDVDで初めの頃の演出から変わってきた所なども見せて話されるので、演劇のおもしろさを感じましたねー。
実は、2月に続いてなので、3月は昼の部しかチケットを買っていませんでした。しかし今回の話を聞いて、夜の部の演目「夏祭浪花鑑」を是非見たいと思い、千秋楽の夜、一人で見に行くようにチケットを購入することになったのでした。
夜の部に行くことにしたもう一つの理由は、この講座の最後に総合司会の人が、まずこのような機会でもないと、「夏祭浪花鑑」の主役をまだ勘太郎がすることはないし、このようなハプニングで大変だったのを、若手3人が思わぬ力を出してがんばっているのを伝えようと話しているうちに、感極まって泣き出してしまったのでした。突然主役が変わるという大変さ、その対処が大変だったことを思いだしたのでしょうね。そんな若手役者ががんばっている姿を見たいのと応援したいという気持ちもあって・・・
そんなこんなで、夜の部は26日に行きますが、すでに見た昼の部「磯異人館」「義経千本桜」「俊寛」も良かったです。「磯異人館」は明治の鹿児島・薩摩の話なので、現代的で分かりやすいし、「義経千本桜」はよくある演目ですが、明るくきれいな舞台に長唄が聞きどころですし、「俊寛」は勘太郎ががんばっていました。
若手3人が代役でがんばっている今月の博多座、九州新幹線開通を記念してと銘打った今月の歌舞伎、皆で盛り上げていきたいなーと思っています。博多座を応援しましょうね。
今月は先月に続いて歌舞伎です。1月の終わりか2月の初めでしたでしょうか、今回大歌舞伎の主演、中村勘三郎が急遽病気で出られないという情報が入り、大変がっかりしたものでした。今、中村勘三郎はとても油が乗っていて、しっかりとした古典歌舞伎から、新しいコクーン歌舞伎と言われるものも、また女形も含め幅広い役が出来、お客を乗せる、楽しませる勢いがあって、大好きな役者の一人でした。残念ー。
一瞬、2月も玉三郎に行ったし、キャンセルするかなーと思った時もありましたが、しなくて良かったというのも、代役は橋之助、そして、息子の勘太郎に変わったということが分かって、また違った楽しみがでてきました。
さらに気分を盛り上げてくれたのは、5日の日にあった「博多座演劇講座」でした。この講座は今年で7回目ということですが、実は博多座の会員なのに、この講座のことは全然知りませんでした。今年初めて気付いて、ちょっとおもしろそうだから行ってみようと申込み、10月からスタート。3月まで4回の講座が開催されました。
前回2月のは、ブログでも書きましたが、今回のも大変興味深い、楽しい講座でした。今回の講師は今月博多座の夜の演目「夏祭浪花鑑」の演出をした串田和美氏。当日のサプライズで、今回の歌舞伎にも出演している笹野高史も壇上に上がって、いっしょにトークを。笹野氏は歌舞伎役者でもないのに、歌舞伎に出ているという、何とも不思議な役者です。串田氏がどうして中村勘三郎から乞われて歌舞伎に係わるようになったか、コクーン歌舞伎の話、ドイツ・ニューヨーク公演のエピソード、そして、「夏祭浪花鑑」の演出の苦労話など、たまたまシアターコクーンで働いていて、今博多座に来られている2人が前半と後半とに分かれてトークの進行をしたりということもあって、大変話が分かりやすくおもしろいものでした。さらにDVDで初めの頃の演出から変わってきた所なども見せて話されるので、演劇のおもしろさを感じましたねー。
実は、2月に続いてなので、3月は昼の部しかチケットを買っていませんでした。しかし今回の話を聞いて、夜の部の演目「夏祭浪花鑑」を是非見たいと思い、千秋楽の夜、一人で見に行くようにチケットを購入することになったのでした。
夜の部に行くことにしたもう一つの理由は、この講座の最後に総合司会の人が、まずこのような機会でもないと、「夏祭浪花鑑」の主役をまだ勘太郎がすることはないし、このようなハプニングで大変だったのを、若手3人が思わぬ力を出してがんばっているのを伝えようと話しているうちに、感極まって泣き出してしまったのでした。突然主役が変わるという大変さ、その対処が大変だったことを思いだしたのでしょうね。そんな若手役者ががんばっている姿を見たいのと応援したいという気持ちもあって・・・
そんなこんなで、夜の部は26日に行きますが、すでに見た昼の部「磯異人館」「義経千本桜」「俊寛」も良かったです。「磯異人館」は明治の鹿児島・薩摩の話なので、現代的で分かりやすいし、「義経千本桜」はよくある演目ですが、明るくきれいな舞台に長唄が聞きどころですし、「俊寛」は勘太郎ががんばっていました。
若手3人が代役でがんばっている今月の博多座、九州新幹線開通を記念してと銘打った今月の歌舞伎、皆で盛り上げていきたいなーと思っています。博多座を応援しましょうね。