久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

クリスマスディナー

2007-12-25 15:22:45 | Weblog
 今日はクリスマス。ほとんどがキリスト教でない日本でも戦後、プレゼント、サンタクロース、ツリー、イルミネーション、クリスマスケーキと完全にクリスマス商戦と化してクリスマスが定着した感があります。
 ここ2,3年のクリスマスイルミネーション合戦はすごいですね。しかし、今年は例年と違って、派手になりながらも、省エネを考えた発光ダイオードの電球に随分変わったとか。このシーズン、街にイルミネーションがないと寂しいし、かと言って、これだけ温暖化が問題になっているだけに、光の洪水がエスカレートしていっていいものかと思う気持ちとで複雑でしたが。

 そんな中、22日、たまたま北九州の親戚に行った後、天神で買い物をする予定にしていたので、夜は天神のレストランで食事をしようとイタリアンレストランを予約しました。クリスマスシーズンなので、メニューも限定され、高いのであまりこの時期はレストランで食事をしたくなかったのですが、時にはいいかと行くことにしました。
 昔からよく行っている天神のイタリアンレストラン。予想通り、周りは若いカップルばかり。「私たちが平均年齢を上げてるよね」などと言いながら、クリスマス限定メニューを注文。あーやっぱり後悔。悪くはないのですが、世界の3大珍味と言われるものが使われていたり、メインの魚料理も肉料理も定番のもの。
 後で夫と話したのは、ここだけかもしれませんが、明らかにここのこの日のメニューは若者、そしてあまり食べ慣れていない人のためのメニューかな?と。まあ丁寧に作られた、おいしいものでしたが、味が濃いーなと思ったのも、また料理自体にサプライズがないのも先に言った理由のひとつです。
 
 ちょっと郊外の小さなレストランなどの方がいいのでしょうね、この時期は。天神のああいうレストランには、日頃行き慣れない若い人にきばって行ってもらって(見た感じですが、本当に一生懸命この日にがんばって来たという雰囲気のカップルが多かったものですから)、私たち熟年は、クリスマスに関係のないようなレストランがよかったのかもしれませんね。若いカップルの新鮮さや緊張感がいささか羨ましかったりもしているのかもしれませんが・・・

ワーク・ライフ・バランス

2007-12-20 14:31:19 | Weblog
 最近、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく耳にするようになったと思いませんか。ある人がテレビで「『ライフ・ワーク・バランス』が本当ですよね、生活の方が先では・・・・」と言っていましたが、確かに何が大事かで言葉が後先になっているわけではないでしょうから、どちらが先でもいいのですが、「ワーク・ライフ・バランス」ってちょっと言いにくいですし、覚えにくい言葉ですよね。

 日本社会は、少子化・高齢化(小さなこだわりかもしれませんが、世に言う、少子・高齢化と縮めて言うのがどうも気にいらないのです。これらは関係はしていても、要因はまったく違うことですし、特に少子化は世の中を変えていけば止められる問題だと思っているものですから)の問題を解決するために、子育てをしながらでも働きやすい世の中を作ることと、特に男性は家庭生活を顧みず仕事のみの人生を送る人が多いので、仕事も生活もバランスよく、というのがこの考え方です。

 ビスネットには、現在私を含め6名働いています。3名は取締役で子供も大きいので、どちらかというと仕事中心の生活になっています。
 しかし、後の3名は、まさに子育て真っ只中。この3名は、一人一人勤務体系が違います。一人は10か月間の育児休業を経て、復帰したばかり。ご主人のお母さんと同居という恵まれた環境ではありますが、子供は2人ですので、勤務は週2日10時から16時まで。もう一人は、小学校と幼稚園の子供がおり、PTAの役員を引き受けたので、週3日9時15分から14時45分までの勤務。もう一人は、中学生の三つ子のお母さんで、もう一つ仕事をもっているので、やはり週2日の9時から5時まで。まるでワークシェアリングのようですが。
 まあ3人だからこのようなばらばらの勤務でも管理できるのかもしれませんが、私が何よりも重視しているのは、その人のその時の生き方に、もし仕事の方が合わせられるのであれば、勿論その人が仕事を続けたいという意欲が前提ではありますが、子育ての時期は子育て優先で、仕事を調整してはどうかという考え方です。
 
 具体的に仕事の内容は、一人一人責任を持ってやってもらう仕事とある程度3人とも出来る仕事に分けています。専門でやってもらう仕事をそれぞれの勤務時間にやれるように考えてやり、”いつまでにやらなければならない”という管理さえきちっとしておけば、短時間勤務は可能だと思います。
 12月初めに、福岡県生活労働部新雇用開発課主催の「短時間勤務が選択できる正社員制度導入研修会」はまさに当社の考え方を確認するいい機会になりました。「短時間勤務・・・・」とは、正社員でありながら、その社員の要望に応じて短時間勤務が選べるというもので、特に子育てや介護中の人にはありがたい制度です。まさにワーク・ライフ・バランスのとれた生き方ができるというものです。

 当社の場合は、今のところ消費生活アドバイザーの資格を持っている人しか雇うつもりはありません。資格を持っていて、やる気があっていい人と巡り会うことはそう簡単ではありません。そうすると、非雇用者が当社の仕事が気に入っていて、しかし今は子育てを重視したいとか他にやりたいことがあるという人で、企業側は是非うちで仕事をしてほしいと思えばには、こちらが仕事のさせ方や、仕事自体を分担してやる方法を考えなくてはいけないと思うのです。

 昨日、当社の忘年会をしました。それも昼の時間、近くのホテルのレストランでちょっと豪華なランチをしたのです。ちょっきり1時間、会社の電話は留守電にして。一人がどうしても夜出れないので、昨年は彼女抜きで夜したのですが、皆でしたいという思いで、昼の忘年会になったのです。

 企業にとって、やる気があって、優秀で、その上その企業の考え方を共有できる人、そのような人はとても大事だと思います。ある程度の人数もいるでしょうが、これからは従業員の質が重要です。従業員は、どんなに大きな会社でも、人が多くても、一人一人大切な人、大事に育てていかなくてはいけないと思います。
 優秀な人材を大事に育てていくためにも、仕事と生活のバランスは大切なのではないでしょうか。仕事でくたくたになった、疲弊した従業員にいい仕事ができるでしょうか。
 家族との関係、食べること、寝ること、楽しむこと、などなどこれらをきちっと考えられ、バランスがとれる人、こういう人こそいい仕事ができる人だと思うのですが、どうですか

湯たんぽのあたたかさ

2007-12-19 11:11:56 | Weblog
 今年の冬、湯たんぽが流行っているのご存じですか。雑貨店やデパートなどでかなり売れているとか。
 私は、当社の「消費者と企業のわいわい塾」にご出演いただいたフリーマムさんが「わいわいショッピング」に出されたドイツのファシー社のを今年買って使っています。

 私は、もともと冷え性というわけではないのですが、昔から敷く電気毛布を寝る前まで点けておいて、あのほかほかとした布団に入るのが好きで、冬になると当たり前のように使っていました。
 まず、湯たんぽに変えようと思ったきかっけは、デザインのかわいさと小さな省エネでしょうか。写真で見ただけでしたが、カバーがいろいろ選べて楽しいのです。
 送ってきたのを見て、また触ってとても気に入っています。私が買ったのは、クリーム色のフリース生地に刺繍が入った、かわいくて素敵な上にさわった感触が何とも気持ちがいいのです。夜お湯を入れて、だっこして2階の寝室に持っていくのですが、その時の”ほわっと”した心温まる気持ち、分かります

 一度、栓をきっちり締めていなかったのか、少しお湯が漏れたことがあり、それからは何度も確認して栓をするようにはしていますが、後、湯たんぽにお湯を入れる時に気をつけないと危ないですね。お湯の温度は、70℃ぐらいがいいと書いてあったのですが、ついつい90℃や沸騰したのを入れると、湯たんぽ自体に問題はないようですが、布団の中で熱過ぎてやはり70℃ぐらいが気持ちがいい温度のようです。
 朝目が覚めた時もまだほんわり温かさが残っていて、何とも自然でいいなと思います。
 
 だれが考えたのか、昔からあるものをちょっとニュアルすることによって、こんなに現代に受け入れられることってあるんですね。ちょうど今の時代に受け入れられる、自然、環境、温かさ、優しさ、かわいさなどを加味することによって昔の知恵が生きてくる、この辺にヒット商品のヒントがあるのかもしれませんね。

韓国の原子力

2007-12-14 16:01:38 | Weblog
11月、エネルギー関係の委員会で韓国の原子力発電所視察に行きました。韓国は、現在人口約5,000万人、面積は日本の1/4です。エネルギー資源は日本とほぼ同様で、97%を輸入に頼っています。
 原子力発電は現在20基、約1,800万kwで、電力の約38.6%を占めています。因みに日本は、55基、約5.000万kwで電力に占める原子力の割合は約31%です。因みに九州電力の原子力の割合は約40%になっています。
 日本はプルサーマル計画が進んでいますが、韓国は、プルサーマルの話はほとんどなく、原子力を増やしていく方向で、現在4基が建築中、2015年には、さらに12基の建築が予定されています。

 今回、見学したのでは、韓国の原子力発電所の中でも釜山に近い、月城原子力発電所と古里原子力発電所でした。月城発電所は、現在4基稼働しており、2基増設中ですが、現在の4基はカナダ式の加圧重水炉という日本にはない炉を使っており、増設中の2基は軽水炉ということです。
 もうひとつの古里の発電所の方も現在4基稼働しており、4基はまさに建築中で、少し高い所から建築現場も見せてもらいました。こちらは、九電の原子力発電と同じ加圧水型軽水炉です。
 
 2か所とも大変な歓迎を受け、何といっても驚いたのは、これが韓国のお国がらなのでしょうが、会議場の入り口のドアの上に電光掲示で「歓迎 日本九州○○委員会」と書かれてあったり、説明を受ける会議室のテーブルには、小さな国旗が立ててあったりと、さながら国際会議に出席したような雰囲気でびっくりしました。
 
 もうひとつ驚いたことは、帰りにいただいたお土産です。一か所からは、韓国の塗りものの茶卓、もう一か所からは、韓国でよく使われる銀の箸とスプーンのセット、それにもうひとつどちらからも、到着してすぐ撮った写真を帰りには立派な写真スタンドに入れて渡されたことです。
 韓国は年上の人を敬い、客人を大変歓迎する国だとは知っていましたが、食事にしても食べきれないほどの料理を並べて出すというように、国が違えば歓迎の表し方も違うと実感したのでした。

 一時は、韓国と日本の関係は近くて遠い国という時代もありましたが、資源やエネルギーの角度から見ると、2国は大変似通った国だと思います。今回の視察で、エネルギー政策や環境対策は日本の方が少し進んでいる感じはしましたが、いろいろな意味で条件の似通った国ですから、共に情報交換し、環境対策など協力できればいいなと思いました。

 それにしても、共に資源のない国、人材が資源である点は共通しているのですが、韓国の受験戦争は、日本の比ではないようです。丁度我々が行った次の週に受験があるということで、当日は、全国あげて、企業の出勤も1時間ほど遅らせて受験生を優先するという熱の入れよう。びっくりするやら、わー負けそう、という心境になりました。
 国外に出るといろいろな発見があります。また我が国を振り返るいい機会にもなりますね。

ルミナリエ、見てきました

2007-12-11 15:54:19 | Weblog
 週末神戸のルミナリエを見に行ってきました。毎年テレビのニュースで見るたびに行きたいと思っていたのですが、念願叶いました。
 ルミナリエはご存じのように、1995年の神戸・淡路大震災があった年の12月に、何とか神戸の街が元気になるようにと始められた光のイルミネーションです。
 
 土曜の昼頃大阪に着き、その足で宝塚に、宝塚大劇場で久しぶりに宝塚歌劇を楽しみ、夕方神戸に入って夕食をゆっくり取ったのが間違いでした。この週の木曜に点灯式をしたばかりの初めての土曜なので、多いとは覚悟していたのですが・・。夕食を済ませて、近くまでタクシーで行ったのですが、それからが大変。すぐそこのはずなのですが、10分近く歩かされたでしょうか。確かに、見て帰ってくる人とぶつからないよう、大きな道もすべて歩道にして、一方通行になっています。途中まで歩いたところで、「10時に消灯しますので、ここからの方は、このまま行っても見れないかもしれません」と言われた時は焦りました。「ルミナリエのために神戸まで来たのに見れないなんて!」それから、ダッシュ。「どこにあるんだ、どこだどこだ」と走って行って、やっと7分ぐらい前にたどり着きましたが、兎に角”おしくらまんじゅう”で、前に進んで行くだけ。
 しかし、きれいでしたよ。テレビや新聞などで見て想像していたのとは違って、光のアーチがひとつひとつは離れているのですが、離れて見るとそれがトンネルのように続いて見えるのです。「わーすごい、わ-きれい」と見とれているうちに、あと数メートルで終わりというところで、無常にも電気は消えてしましました。ぴったり10時でした。
 せめて土曜日は12時ぐらいまで点けててくれないだろうかと思うのは、お客のわがままでしょうか。聞くと、金、土は10時まで、その他の曜日は9時半までだそうです。
 ここで考えました。経費の問題だろうか?行く前に見たニュースでも資金がかかり過ぎて、来年も出来るかどうかと言っていましたから。電気代もでしょうが、今回見た限りでは、警備費かなという気もしました。以前花火大会か何かで大きな事故がありましたよね。あのようなことがあってはいけないと、それはそれは大変な警備の数でした。会場まで誘導する道づくりもゲートを配置したりそれはそれは大変のようでした。(次の日、昼間会場に再度行ってみたのですが、3時ごろからゲートを移動させて準備をしていましたから)

 こんなにたくさんの人を魅了する光のオブジェ。私の泊まったホテルの人が言っていたのですが、宿泊者の7~8割はルミナリエを見に来た人だろう、とのこと。そう考えると、経済効果はかなりのものだと思います。今年13回目になるこの催し、何としてでもこれからも続けていってほしいと願って些少ですが、募金をしてきました。

人間やっぱりポジティブがいい?

2007-12-06 11:20:46 | Weblog
 最近、朝、西鉄電車を待っている時、このようなアナウンスを聞く時があります。「間もなく福岡行き電車がまいります。お降りの方がすんでから順序良くお乗りください。いつも整列乗車ありがとうございます」
 また、公共のトイレに多いようですが、個室の壁にこのような張り紙を見ることがあります。「トイレをいつもきれいに使っていただいてありがとうございます」
 このふたつに共通するのは、「○○をしてはダメ」「○○をしてください」という言い方ではなく、「○○してくれてありがとう」という言い回しです。トイレで見た時にいつも不思議なのですが、素直に「あ、きれいに使わなくては」と思うんですよね。電車のアナウンスも朝から、「○○してください」と言われるより、「○○してくださいましてありがとうございます」という言い方をされる方が気持ちいいですよね。

 前の二つと同じにはできないかもしれませんが、昨日の我が家の朝刊の一面の見出し「日本学力低下止まらず」がとても気になりました。経済協力開発機構が57カ国の高校1年生に学習到達度調査を行った結果、日本は「読解力」「数学的リテラシー(応用力)」「科学的リテラシー」がどんどん順位を下げていっていることを言っているのです。
 確かに、結果を見ると事実です。先ほどの3つの順位は、2000年に8位、1位、2位だったのが、今回15位、10位、6位という結果でした。
 また先日の全国学力テストの結果も活用力が低いという分析がされていましたので、やっぱりという感じはしますが、それにしても新聞の書き方、特に見出しの表現がひっかかるのです。何だかこの見出しを見ると、がっかりしませんか。私だったらもう少し前向きに「望まれる・・・」という書き方をしますね。
 順位が出ている57カ国、国情も教育の歴史も社会背景も条件はいろいろですよね。その中での調査で、それも順位だけを捕らえた見出しというもはどんなものでしょうか。新聞社はよく、読者が望んでいるからとか、新聞社も企業ですから売れる見出しを考えるのでしょうが、本当に読者はこのような見出しを望んでいるのでしょうか。
 
 今回だけではなく、新聞の見出しを見た後中身を読んで、このような見出しでいいのかと思うことがあります。読者はどうしても見出しによって記事の内容をイメージし、そのイメージにかなり支配されますよね。いくら記事に真実が書かれていても先に入ってきたイメージの影響は大きいと思います。
 どちらかというと、新聞は悪く捕らえた表現が多いような気がするのは私だけでしょうか。世の中事件が多いのも事実ですが、見出しを見て暗い気持ちになることが多くありませんか。

 私が楽天的な性格だからかもしれませんが、同じことを言う時には、表現はポジティブな言い方の方が、気持ちが次に進める気がします。人に注意を促す時、協力を求める時、また影響力の大きい場合の表現などは、明るく前向きな方がいいと思うのですが、皆さんはどう思いますか。 

森林に関心をもとう!

2007-12-05 13:13:10 | Weblog
 森林の大切さは随分以前から言われていますが、木を伐採して禿山になるとか、土地が砂漠化するというような話は外国のことと思っていたところがありました。
 今や、森林は、木の伐採による問題だけではなく、森林自体が環境問題と大きく係っているということも理解され始めています。
 森林に係る福岡県の審議会が、どちらも1年に1回の会議ですが、この11月に続けて2つ開催されましたので、その報告と私の感想を書いてみます。

 まず、15日にあった森林審議会ですが、今回は15名中9名が新しい委員に変わり、なかなか活発な意見が出て、2時間の予定が2時間半の会議となりました。
 会議の内容は、知事からの諮問に対する審議と自由討議。その中から見えてきたのは、随分以前から言われていたのですが、現在の林業が抱える問題点は、国産材の需要減少、林業の担い手問題に尽きるようです。しかし一時よりも輸入材の価格が上がっているため、国産材との価格差が小さくなり、これからは国産材が見直されてくるのではないかということです。一方、担い手問題は、高齢化や後継者問題など農業にも似た側面があります。
 しかし林業の問題は、一事業者の問題とだけとは言いきれず、環境全般に係わり問題だと捉える必要があります。すなわち森林の役割は、CO2の削減だけではなく、土砂の流失を防いだり、水の浄化の役割も担っているということを理解しておかなくてはいけません。

 そこで、県民全員で森林を守っていかなくてはいけないということで、来年4月から福岡県は森林環境税なるものを導入することになりました。
 他県でもすでに始まっている県もあるそうですが、福岡県の場合、概ね100万円の年収がある人は、年間500円を、法人は、資本金に応じて1千円~4万円徴収されます。この税金は、大きく分けて2点、「荒廃した森林の再生」「県民参加の森林づくりの推進」に使われるということです。
 本来民間企業であれば、自助努力で何とかしてほしいと思うところですが、農業や林業は先に書いた世の中の流れの中で、一事業者の問題と片付けるのではなく、社会の問題として県民皆で守っていこうという気持ちが必要なのでしょう。
 それであれば、私たち県民の役割は、きちんと税金を払い、その税金の使いみちをしっかりチェックすることでしょう。

 もうひとつの会議、農林水産公共事業評価委員会もしかり。この会議は、農林水産関係の公共事業の中で、10年経過した工事を再評価するというものです。今会議も10年近く係わっているのですが、初めは、専門的な言葉が分からず苦労しましたが、毎回会議の前に現地を見に行きますので、やっと農業関係のほ場整備事業や林業の林道事業など、農林水産関係の事業が理解できるようになってきました。
 しかし、毎年審議しますが、果たして10年経過した工事をやめることができるでしょうか。結果毎回”継続”ということになりますが、今後代替案は考えられないか、コスト削減の努力はできないのかなどを検討します。
 林業の場合、森林の手入れや伐採のための道路、すなわちお金も時間もかかる林道事業が多いのですが、手入れに行くには迂回路しかないという状況をこのままほっておくと、いよいよ手入れをする人が少なくなり、森林は荒廃してしまうとという結果になりかねません。それを防ぐためにも林業を活性化させるための道路は必要だろうと理解できるようになりました。

 税金の使われ方は、普通の県民にはなかなか分からないのが実情です。しかし関心を持ってHPを見るなり、開催される催しなどに出かけていくとある程度情報はあるのです。まずは、関心をもたなくてはいけないと思います、何にでも。

あー幸せ!あー満足!

2007-12-04 11:48:08 | Weblog
 食事をし終えた時、旅行先でホテルなどに泊まった後などに、心から「あー幸せ、あー満足」と感じることはありませんか。勿論、その時の体調やお腹のすき具合、雰囲気、天候、その他いろいろな条件も影響はしますが、心からそう思うことはそんなに多くはありません。
 最近そのような気持ちになった所を挙げよと言われると、迷わず2つ挙げることができます。

 ひとつは、前にも書いた、大分県九重のオーベルジュ「ア マ ファソン」です。景色、周辺の雰囲気、ホテルの部屋、温泉、食事、そして一番重要な接客。これらがベストミックスされていると言っても言い過ぎではないと思います。今のところ、私の中でベストワンのホテルです。

 もうひとつは、イタリアンレストランのパスタです。福岡市西区にある「カサーレ」の「クリームとうにの2色パスタ?」(ちょっとメニューに載っていた正式な名前が分からないのですが・・・)です。
 このレストランには、何度も行っているのですが、冊子か何かでもこの店お勧めとして出ていたので、初めから毎回食べているパスタですが、本当に絶品です。先週行った時は、先に書いた諸々の条件もベストだったのかもしれませんが、兎に角食べながら「あーおいしい、あー幸せ」何度も言ったぐらいおいしかったです。
 いつもは、いろいろな料理を1つずつ取って、夫と分けて食べていたのですが、この日は、初めから「うにのパスタは一人で全部食べるんだ」と決めており、今日はこの1品に期待をかけていたので尚更だったかもしれませんが。

 あーおいしい、あー良かった、と感じることはありますが、「あーここに来て良かった、すごい!あー幸せ」と思うことはそうそうはありません。
 勿論、そういう所に行ったという巡りあわせに感謝すると同時に、感激する心、おいしく食べられる健康な体は自分で作らなくてはいけないのだなと思う今日この頃です。