久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

今年最後の日曜日でした!

2010-12-27 10:41:32 | Weblog
 昨日は今年最後の日曜日。実は妹とゴルフに行く予定にしていたのですが、前日から日曜は大雪という天気予報でしたので、取りやめ。勿論ゴルフは行きたかったのですが、思いがけない空きの1日は嬉しいものです

 朝から張り切って片づけです。私の机周りと日頃なかなかしない引出など。机は台所の隅に作り付けであるのですが、私関係の物はどんどんそこに置いていくので、何がどこにあるのかわからなくなるし、埃はひどいし・・・。まず机の上の物の埃を取りながら台所の床に仕分けしながら置いていきます。
 その時に大事なのは、捨てる袋を用意しておいて、あまり未練を残さず捨てること。捨てない限りは物は片付きません。中には思いがけない物が出てきたり、結構楽しいものです。
 ある程度仕分けしたら、机を拭いて、本当に必要な物だけを置いていきます。何よりも片づけの目的は、これから何がどこにあるか分かりやすく使いやすくすることですので、空き缶や箱などを上手に使って整理して納めていきます。
 片づけ終わった時のあの喜び“やったー”って感じと、1日何となく気持ちがいいのです。時間の関係でまだまだやり残した所はあり心残りではありますが・・・。1年に1度ぐらいは身の回りをしみじみ見回してみる、思い切って捨てるということが必要なのかもしれませんね。ゴミの袋が3袋にもなってしまいました。ゴミ回収の方、寒い中すみません、ありがとうございます

 夜は夜で、今度はTVに大忙し。「坂の上の雲」を見ながら、全日本スケートを見て・・・それにしても女子スケート素晴らしかったですね。特に浅田、安藤、村上があの大舞台で渾身の力を出すことができて、10代~20代であの精神力はすごいなーと本当に関心しました。踊るだけでも大変なのに、スケートを履いて、あの踊り、回転。見る人はもっときれいに、もっと優雅にと求めますが、大変な練習でしょうねー。
 その後はいつものアイロンがけをしながら「イ・サン」を見て、お風呂に入って、「蒼碧の昴」を見て、日曜はいつも寝るのが12時過ぎてしまいますが、ウイークデーはほとんど見たいTVがない分、日曜の夜は本当に楽しみです。さあそしてまた月曜からがんばろーと・・・

映画「レオニー」見ましたか?

2010-12-24 11:45:35 | Weblog
 昨日は天皇誕生日、祝日でお休みでした。毎年、この暮れの忙しい時に”お休み”、仕事では日にちが足りないいや大掃除の日が1日増えて良かった・・・などなどいろいろ考えるのですが、昨日は午前中映画に行って、午後から大掃除。
 どうしてこの時期に朝から映画かというと、今回見た「レオニー」は以前から気になっていた映画だったのですが、大学の先輩からメールが届き、「是非見てほしい」ということで、彼女から前売り券を買っていたのでした。

 映画の内容は、彫刻家ノグチイサムの母レオニーが主人公で、彼女の強い生き方がストーリーになっています。中村獅童が父親役で、詩人ということもあるのでしょうが、昔の日本男性の身勝手さ、横暴さが彼女を苦しめ、その人と付き合って子供を儲け、日本社会で大変苦労するのですが、いつも自分で生き方を決めていく強さが描かれていました。
 松井久子という女性監督の作品であることにも惹かれました。また、ドラマの中に母校の創始者である津田梅子が出てくるのも是非見たい理由のひとつでした。アメリカの大学に留学中の梅子とレオニーが会う場面と梅子が東京で英学塾を作った所にレオニーが訪ねていくという2か所に出てきていました。

 一人で子供を産む、子供を連れて遠い道のり馬車で母親の所に訪ねて行く、また子供を連れて日本に船で来る、言葉も分からない日本で一人で生きていく、など考えられないような困難だらけなのですが、この映画に貫かれているレオニーという女性の意志の強さに圧倒されます。特に、息子の芸術家としての才能を見出し、医学部に行っていたのをやめさせるところは、同じ親としてすごいなーと思いました。

 この映画は少しマイナーなのか、大きな劇場ではなく、KBCシネマという映画館で上映されているのですが、すでに終わりがけで、1日1回それも朝の10時からしかないのです。昨日を逃すと行けそうにないので、それで昨日だったのです。これまでにもこの映画館の作品は、奇をてらわずなかなかいいのをやっているので、何度か行ったことはあるのですが、休みの日の午前ではなりますが、結構入っていました。この日の予告編で見たものも全部見てみたいと思うような作品ばかりでした

 昨日は、普通よりも1時間ぐらい遅く起きて、いつも通り洗濯物を干したりして、9時に家を出たのですが、休みの日の朝の天神は、いつもと景色が違い、ちょっと新鮮。バスが思ったよりも早く着いたので、近くでコーヒーを飲んで時間を潰します。カウンターで外行く人を眺めながら、ちょっとおいしいコーヒーを飲んで、すごく贅沢な気分。こういう時間も必要ですねー。

 帰りは、休みの日は相変わらず天神を抜けるだけで20分近くかかってしまい、結局うちまで1時間近くかかり、バスの中で寝込んでしまって1停留所寝過ごしてしまったという・・・しかし天気も良かったので、帰り着いてからは、庭の草むしり、納戸の片づけ、掃除など大掃除もはかどった1日となりました

 

女性の美と高齢社会の介護について考えさせられました!

2010-12-21 11:33:12 | Weblog
 女性経済フォーラムという勉強会を2か月に1度続けています。1995年にスタートさせて、早15年、先週82回の会を開催しました。毎回経済に係わる話を講師をお呼びして1時間ぐらいお話を聞き、その後質疑応答、そして1時間の立食パーティという流れです。
 これまで、福岡県知事には3回、佐賀県知事、福岡市長、武雄市長、九電・西鉄の社長、大学の先生など、「今この方のこの話を聞きたい」という方をお呼びしてタイムリーなテーマのお話を聞きます。ありがたいことに、お忙しい皆さんですが、お願いするとまず断られることがない、ということと、必ずパーティにも参加いただいて、講師と直接お話ができるという大変贅沢な会でもあります

 今回の講師は、会員でもあるのですが、トータル美容のサロンをされながら、それと並行してボランティアで障がい者の雇用支援と医療+αのαの部分をされている(株)アントレの安藤社長でした。
 この11月も2007年から行かれているフランスのボルドーに行かれたばかりで、実は今回のお話もその時の話とどうして介護・医療にプラスアルファが必要なのかという内容でした。
 まず、安藤さん自身が、30年ほど前にフランスやイギリスに本場のエステの勉強に行かれ、そこで、ヨーロッパではエステは国家資格を取らなければできないということ、医療と深い繋がりがあるということも学んでこられたそうです。それから、浄水通りでサロンを開かれ、大丸、日航ホテルなどにも出店。ビジネスを続けてこられる中で、いよいよ日本も高齢社会に突入。そこで、アロマやエステによって介護や医療を補完できないかと考えられたわけです。
 
 これまでも老人ホームなどに美容やエステのボランティアには行かれていましたが、2005年に福岡市と組んで、障がい者の自立支援も考え、福岡市と姉妹都市であるボルドーに障がい者の方々を3週間、本場のエステを学びに連れって行かれています。
 その後、その方たちを企業に就職を斡旋。どのような仕事かというと、工場で立ち仕事をする従業員のために足のアロママッサージをするということで雇用されているのです。今はある程度規模の企業は、障がい者を雇用しなくてはいけないという法律がありますが、こういう連携は素晴らしいですね

 2007年には、医療関係者のためのNPOを設立。ひとつは、先の障がい者の方々のサポートとして医療関係者に付いてもらいたいので、この方たちに学んでもらうためと、もうひとつは、看護師や薬剤師、理学療法士などの方々自らががん末期患者などに行うプラスαのところを勉強してもらうためにボルドーに連れていかれているということです。
 勉強に行くだけではなく、そこで試験を受け合格書をもらって帰られるのですが、大変難しく、今年の方々は何人か来年再試を受けられるそうです。

 想像はできますねー。高齢で動けなくなった時や、重い病気にかかった時、医療だけでは人間の心は救われないと思います。そこにこのようなプラスαのケアーがあればどんなにいいでしょうか。
 ここで話されたのですが、人間が元気で生きていくのに“嗅覚”ってとても大切だそうです。ですからいつまでも若々しく元気でいるためには、好きな香り、いい匂いを嗅ぐことが大切なんだそうです

 最後に美容のお話で、年と共にどうしても皮膚は下がってくるので、毎年眉の書き方を上げ気味にすることと、肌の色もくすんでくるので、少しずつ明るくしていくこと、口紅もそうだそうです。なるほどー
 今回は、本当に参加したもの“どく”とでもいうのでしょうか、心温まるいいお話といつまでも美しく元気で過ごすお話とで、とてもいい時間を過ごすことができました。

ホノルルマラソン応援+10キロウオーク3回目

2010-12-16 11:06:35 | Weblog
 今年もこの忙しい12月に、夫が出場するホノルルマラソン応援にハワイに行ってきました。半袖・バミューダーの恰好から震え上がる福岡に昨日の朝帰ってき、11時過ぎから会社に出、時差ボケなんて言っていられません

 今回夫は、ホノルルマラソン3回目の挑戦で、60才、還暦でホノルルは最後の挑戦と言うので、正直しぶしぶ付いて行くことに。しかし行くとまた新たな発見ありで、ちょっとくたびれましたが、おもしろい旅行でした。
 この時期、マラソンのために日本人が1万人以上ホノルルに行くので、街は日本人だらけ。元々日本人客が多いので、店の日本語のポップがやたら目につくし、日本語を話せる店員も多いし、日本語メニューはあるしで、便利ではありますが、外国に行った感じがしなくて、あまりハワイは好きではないのです
 しかし今回、初めて、マウイ島に2泊。1日ゴルフをする予定だったのですが、この日に限って1日雨で、オジャン。もうがっかりです。でもマウイではほとんど日本人には会いませんでしたし、1日ホテルでゆっくりできて、思わぬリフレッシュになりました。

 それにしてもハワイは遠いホノルルまで行きは7時間以上、帰りは9時間もかかりました。ハワイは日本から見ると、日付変更線の向こうになるので、何と時差は、19時間。おもしろいのは、羽田を出発したのが、12月10日の0時30分で、ホノルル到着は、9日の正午頃。時間が逆戻りです。帰りは、14日の夕方6時半頃ホノルルをたって9時間以上かかったのに、日本到着は、午後11時頃。体の感覚がおかしくなりそうです。

 ホノルルマラソンは、今年で38回目とか。世界中からランナーが集まるマラソンで、制限時間がないので、兎に角参加者が多いのです。今年も3万人以上の参加者ということでしたが、完走者名簿を見る限りでは、2万人強だったようですが・・・
 今年で3回目なので、朝3時過ぎに起きて、真っ暗な中、5時にスタートするのも慣れたもの。今回も花火の打ち上げでスタート。私は夫のスタートを見送って、20分後、10キロウオークに出発。途中、クリスマスイルミネーションを楽しみ、写真を撮ったりしながら、ひたすら歩きます。今回も2時間足らずでゴール。半分過ぎたぐらいからやっと明るくなってきます。毎回ですが、ゴール少し手前のワーイキキビーチが朝日に映えてそれはきれいです。
 時間を計算すると夫が帰ってくるにはかなり時間があるので、ホテルに帰る途中、スタバでコーヒーとケーキを楽しみ、一旦帰って、シャーワーをかかって、一休みして再度、ゴールに迎えに行きます。
 今回も事前に携帯登録していたので、10キロごとに夫の走行距離と時速が携帯電話に送られてきます。本当に便利です。今年は、レース前に5、6キロダイエットし、練習もがんばっていた成果か、昨年よりも40分も早くゴール。目標の5時間代を達成しました
 42,195キロ走るなんて・・・私には考えられません。この日の夕方から次の日にかけては、街中、誇らしげに完走Tシャツを着て、足をひきずって歩いている男女を見かけます。42キロ走りぬいたんですものね。ゴールの時のあの死にそうな顔を見ると、走った人は”やったー”って誇りたくなるのも分かります
 当日とそして次の日まででしょうか、マラソンが作る街のお祭り気分はなかなか楽しいものがあります。経済効果もすごいですよね。ホテルに泊まる、食事をする、買い物をする、こう考えると20000人+家族がお金を落としていくのですから。

 お金といえば、今回どうしても気になったのが、チップのこと。外国ではチップの習慣が当たり前の所がまだ結構ありますが、普段旅行する時はツアーが多いので、ほとんどの場合がチップ込みになっていて、せいぜい出すのは、ホテルで払う枕チップと言われるのぐらい。
 今回はフリーでしたので、食事もタクシーもエステでもチップがいりました。だいたい10%~20%ぐらい。レシートには必ずチップ金額を書く欄があって、20%ぐらいを計算して、合計を書いてと、本当に面倒なんです。そして、結構高くなります。税金+チップですから。
 ウエーターにしてもホテルのベットメーキングの人にしても給料が安いからチップをと聞いてはいますが、当然会社が払うべき給料の補てんを客がさせられているようで・・・何だかシックリいかないのは私だけでしょうか
 以前どこかで、ホテルマンか運転手に握手をするようにさりげなくお札をクシャクシャとしてかっこよく渡していた男性の姿が忘れられないと、いつもチップの話になると言い出す夫ですが、私としては、ハワイは何だかお金がかかるなーという印象。しかし、普通のツアーでは経験できないこと、国による習慣の違いを感じるなど、おもしろい旅行でした

とうとう12月になってしまいました話

2010-12-02 10:31:57 | Weblog
 今日から12月、当然ながらあと1か月で今年も終わり。来年も時は続いていくのですからあと1か月と騒ぐことはないのかもしれませんが、一応区切りとして、12月一杯でいろいろ収めたいということでしょうか、何だか気が焦ります

 11月も目まぐるしく過ぎて行きました。修猷館での講演の後、10日には、4大学連携で「地球環境問題を地域から考え、行動する」という目的で作られていた「国公私立大コンソーシアム・福岡」のパネルディスカッションが、今年は「福岡都市圏における環境問題への提言」と題して開催され、パネラーとして出演しました。昨年に続いて2回目の出演です。
 私は、今回この中で、市民・消費者への環境問題の啓発は続けていかなくてはいけないが、それにも限度があるので、街づくり、車の乗り入れ、住宅、商業施設など、これらに環境に配慮したシステムを導入していかないと、これ以上CO2の排出を減らすことは難しいのではという発言をしました。

 10月の石炭のパネルの時もそうでしたが、今回も7~8分で自分の発言したい要旨を言うことになっていました。確かに、パネルで一人の人が長々しゃべると聞いている方はおもしろくないものです。しかし、話す方は大変です。1時間話せと言われる方が楽なのではと思ったり。
 パネルの成功は、時間管理とコーディネーターのもって行き方にかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。パネラーがたくさんいるとどうしても時間が押してしまいますが、時間オーバーはいただけません。聞いている方もダレてくるし、出ている方も「私は時間を守って簡潔に言ったのに・・・」という不満が残ります。
 まあ、いろいろな方の意見が聞けるので、いい勉強になりました

 次の週は、西部リサイクルセンターで活動されている方々に講演とワークショップのお手伝い、そして、先週は、福岡市の環境審議会での熊本視察にいきました
 今回の視察は、熊本の水事情の話を聞くことと現地見学。熊本市・周辺14市町村の水道水はすべて地下水だった、ということを今回初めて知りました。(帰ってから回りに話すと、知らなかったのは私だけだったようです・・・とほほ)
 阿蘇からの地下水脈がいくつもあって、まさに自然の恵みきちっとした管理のもと、潤沢に、またこれからも安心して供給できるようにさまざまな対策がとられていることがわかりました。
 たとえば、水質検査は当然のことですが、採取量が減る傾向にあるなかで、節水を呼び掛けたり、特に水源近くの環境を守るためマンション建設をやめたり、さまざまな努力がされていることが分かりました。
 話の後、健軍水源地や江津湖を実際に見させていただき、そこでも詳しくお話しを聞くことができました。一番驚いたことは、熊本市民10日分の水が常時備蓄されていること、また、地震で震度6以上を検知した時は、すぐに水道水を止め、給水車に繋げる管に水が行くようにしているなど、市としての水に対する取り組みの力の入れようでした。

 福岡の水事情はというと、大きな河川を持たない苦しみを味わってきた結果、2度にわたる渇水を経験し、市民には節水意識を、そして市としては海水淡水化を成功させるなど、その事情に応じた政策をやっています。
 自分の住む場所を考える時、便利や華やか、店がたくさんあるというのも選択肢ですが、自然が豊か、ほっとする、水がいい、水が豊かというのもこれからの重要な選択肢になるのかもしれないなーと思った視察でした。

 それから土、日は消費生活アドバイザー2次試験の面接官をしたり、県の男女共同参画センターあすばるで事例発表をしたり、今週は、市の循環の会議に出たり、九州行政評価局の会議で、国民の苦情を検討したり、何しろ多岐にわたる仕事をさせていただいています。資料を読んだり、私なりの意見を言ったりすることは大変でもありますが、いろいろなことが見えてくるし、勉強になるし、毎日バタバタしていますが、結構楽しんでやっています