久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

日本残念!でも感動でした。

2010-06-30 10:07:16 | Weblog
 「見ましたか?」これが今朝、通勤途中会った人との第一声。そして、その後は言葉を交わさなくてもお互い伝わるものがあって・・・すごいですよね、こういう気持ちって。

 残念でしたが、その瞬間はくやしかったですが、何か”本当に日本がんばったよねー”という気持ちで一杯になりました
 実は、ほとんどサッカーには興味なし。ルールも良く分かりません。でもここまで来たんで、見てみようかな、12時には寝るかなーぐらいの気持ちで見だしたのですが、まあ、何とも目が離せないスポーツか。45分間何にもできませんね。
 とても途中で止められるものではありません。1点も入れさせなかったのはすごいですよね。そして攻められっぱなしでもないし、がんばっていましたよね。でもPKになった時は、久しぶりに心臓が飛び出るほどドキドキしました。
 昨日のゲームで一番感動したのは、延長戦やそしてPKの前に何度も日本チームが円陣を組んでいたこと。特にPKの前は、全員で円陣を組んだ後、もう一度出場メンバーだけで確認し合うように円陣を組んでいたのを見て、「この人たちは、日頃はばらばらのチームにいて、集められたんだよなーでも日本チームということで、こんなに一丸となってやるんだなー」ここにとっても感動しました
 考えながら、絶対隙を与えないよう、緊張して2時間近く走り続けるのはきついでしょうねー。

 今回、ボロクソに言われて出場して、期待以上の結果を出したこともあるのでしょうが、ものすごく団結力があって、それぞれがそれぞれの役割をして、何よりも一生懸命が伝わってきた、ということに感動したのでしょうね
 負けがきまった瞬間、呆然とする選手、悔し泣きする選手、それをねぎらい迎える岡田監督を見て久しぶりにスポーツを見て涙が出ました。

 まだまだ日本も捨てたものはありませんね。この団結力を何となく閉塞感のある日本を変えていく団結力につながればいいなーと思っている今朝です

農業と私たち

2010-06-28 11:33:39 | Weblog
 先週金曜の夜、半年ぐらい前から始めたCKK(地域活性研究会)の勉強会で、福岡市で農業をしている36才の青年農業化の話を聞きました。
 
 このCKKという会は、現在の仕事以外に、自分たちの力をもっと地域活性に行かせないかと始めた会で、私は2回目から誘われたのですが、どこから手をつければいいのか分からないので、取りあえずいろいろな話題を持ち寄って議論していました。これまで小国、久山、糸島などが地域の例として上がり、その中でも、福岡からも近く、なかなか魅力的な地域である糸島に的を絞って、このところ議論していました。
 前々回は、糸島市長戦に惜しくもやぶれた候補者だった人に来ていただいて、糸島の魅力と問題点などについて話してもらい議論。前回は糸島JA元青年部長に来てもらって、農業の話を聞き、そして、今回は農業をもっと掘り下げて勉強するために、福岡の農業化に来てもらったという経緯です。

 福岡の西に以前は50近くあった農家も8件に減り、この彼も大学に行ったり、サラリーマンになったり、紆余曲折あって、6年前に親の後を継いで農業を始めたということです。
 親と同じことをしていてもとても敵わないので、珍しい野菜に挑戦したり、なるべく直売で売れないかと試みたり、そのために、自分で試食やポップを作ったりと、新しい農業を模索している姿に大変好感がもてました

 1年間、1日の間もほとんど休みなしだそうです。そんなに働いて収入は何とか親子3人暮らしていけるほどだとか。トマトの価格から労働賃金を出してみると、何と時給531円という額になるそうです。(コンビニのバイトよりも安い
 野菜の原価はびっくりするほど安く、今回ブロッコリーの例を出されたのですが、スーパーなどで200円ぐらいで売られているのの出荷値は何と30円ぐらいとのこと。消費者から「野菜は高い、高い」と言われるのがかなしいと言っていました。

 彼は、これからの農業を憂い、食の大切さを考えて、小学校などで話をしているそうです。食べ物が軽く扱われているのではないか、と疑問を投げかけ、自分にとって農作物は商品ではなく、作品であるという言葉も印象的でした。
 そして、自分の農業は消費者を裏切らないものにしなくてはいけない、そのためにも、もっと農業の知識を付けたり、少なくなった若い仲間とスクラム組んでがんばっていくと締められました。

 自分の息子より少し上の若者がこんなに農業を憂いがんばっている、考えさせられましたねー。最近でこそ食育など言われるようになってきて、少し食べ物について、また、日本の食料の自給率の低さに、農業の重要性も語られるようにはなってきましたが、農業、農家と私たちの距離はまだまだ遠い気がします。

 これからも自分たちでは作れない大切な食べ物を生産してくださっている農家といかに近い関係になれるか、生産者も儲け、消費者もいいものを適正価格で買えるようにするには、さて、どうすればいいのでしょうか。真剣に考えていかないと、農業をする人がいなくなるのでは・・・と心配でたまりません

日本の企業の90%以上は中小・零細企業!

2010-06-25 17:08:12 | Weblog
 一昨日、ディーノシステムという会社のパーティに出席しました。ニューオータニHで200名近くの出席者。このパーティを主催したディーノシステムという会社の社長は、何と24才
 私は、10日ほど前にこのパーティの誘いを受け出席することになったのですが、経緯は、突然電話がかかってきて、「福岡の社長TVというのを作っていて、会って話をしたい」ということでした。
 これまでにも、この手の本を作らないか、取材記事を本にするので、など胡散臭いお誘いがいくつもあったので、少し疑ってかかっていたのですが、丁寧な電話応対なので、会ってみることにしました。

 当社に現れた社長の若いのにびっくり。高校を中退して日本中、世界各地を放浪した経験や、19才で会社を作って、失敗の連続、そこで思ったのが、先輩社長に話を聞いてみようと、この社長TVを思い立ったという話なども聞きながら、誠実で礼儀正しい話ぶりや、上手にこちらの話を引き出していく話し方に好感がもてました
 3年目にして、社長TVの出演者が200人を超えたということで、今回のパーティ開催になったわけで、私は出演のOKをする前にパーティに誘われたわけです。
 
 銀行をやめて10年、この会社を初めてから、銀行時代には知らなかった、たくさんの中小・零細企業があることにびっくりしています。ものすごく地道にがんばっている企業あり、大ぼら吹いて消えていく企業あり、兎に角いろいろ。今回のパーティに出席している企業名を見ても、こんなに会社があるのかとびっくりします。

 私たちの会社も、大手の企業さんだけではなく、特に「わいわい塾」では、これまで知らなかったたくさんの企業さんにお会いしました。
 実は、昨日も糸島の企業の社長さんに会いに行き、ここの社長も若くして結構苦労されており、しかし誠実にがんばっていらっしゃるなーと感心したところでした。

 日本の企業の90%以上が中小・零細企業とのこと。つい私たち消費者も大きな企業に目が向きがちですが、地味でもコツコツがんばっている小さな企業がたくさんあります。(うちの企業もそのひとつと自負していますが)
 こういう企業にもっと目を向けていきましょう。そのためにも私たちがこれからも、消費者と企業さんを繋いでいくお手伝いをしていこうと思っています

暑かった北海道

2010-06-21 14:57:42 | Weblog
 先週金曜休みを取って、昨日まで2泊3日、北海道ー富良野に行ってきました。ここ3,4回、母を連れたり、両親といっしょだったり、7月のラベンダーを見に行っていたのですが、今年は、ダンナと二人、梅雨のない北海道でゴルフをしようと計画。
 天気なのは良かったのですが、ゴルフをした2日間とも27~8℃という暑さ。日差しの強いこと。しかし、1日目は9時前、2日目も7時半というスタートで、スルーなので一気に午前中で済み、汗はかきましたが、午後からホテルライフを楽しめ、なかなか充実した3日間でした。

 富良野も最近ホテルが決まっており、設備も快適で、食事がいいので毎回楽しみです。いつも7月だったので、今回はどんな料理だろうとわくわく。
 昨年両親を連れて行った時、富良野ホテルとオリカだったのですが、夕食はどちらもフレンチで、「どちらも甲乙付け難いねー」と言うほどおいしかったのですが、今回は、オリカに軍配!
 どちらもこの季節の野菜をふんだんに使った、北海道らしいいい料理だったのですが、オリカの方が丁寧で斬新、工夫があり、感動ものでした。

 今回気持ちを盛り上げてくれたのは、ウエーターの人とシェフとの会話。北海道の農家がいかに新しい野菜作りにチャレンジしたり、おいしいものを作り出す努力をしているかの話や、シェフ自身も農家を回り、いい関係を作ってやっと野菜を分けてもらう話など、食にまつわる会話も大変なご馳走でした。

 じゃがいも、トマト、ブロッコリー、たまねぎ・・・などなどどれもいろいろな種類があり、それぞれの農家が工夫をして、おいしい種を作り出しているということです。
 それを活かした料理をしてくださるシェフに感謝、北海道の恵に感謝です。

 九州の阿蘇ややまなみなどの景色もそれは自慢で素晴らしいですが、あの富良野のぐるっと山に囲まれ、2キロ近く真っすぐに走る道からの左右の景色、本当にパッチワークのように美しい丘陵の緑と土の色のコントラストは、いつ見ても感動です
 今回、ラベンダーはまだ硬い蕾でしたが、ルピナスの花がきれいでした。どこの庭も花が一杯で、ラベンダーの時のように車も込まず、いい季節でした

 今回ゴルフのスコアーも練習して行った甲斐があって、ベストスコアー。ずっと130台で苦しんでいたところを脱却かやっと110台に。何とか100台までもうひとがんばりか・・・
 50過ぎて始めたゴルフも目標があって楽しくてたまりません。一生懸命仕事して、ゴルフもがんばるぞーというこの頃です

九州国立博物館、バックヤードツアー体験しました!

2010-06-15 15:07:05 | Weblog
 先週、県教育委員会の1年に1度開催される「九州地方教育委員総会」において、1日目は会議、2日目は教育関係視察ということで、九州国立博物館(九博)に行きました。
 九博は日本に4つある国立博物館の1つで、福岡は太宰府にあります。平成17年に開館して以来すでに120万の人が来館し、大変評判のいい博物館です

 今回、2班に分かれて、バックヤードツアーに参加し、普段見れない貯蔵庫や修復所などを見せてもらい、また九博の特徴をたっぷりと話を聞いて、これまで2度ほど来館していましたが、今までとは違った九博に接することができました

 まず、九博の特徴は、独自の貯蔵品を持たないということ。勿論寄贈されたものなどはあるのですが、ほとんどが他から借りてきた物だそうです。
 常設展の展示の仕方もおもしろく、真ん中に主たる展示があって、それに付随する展示をもっと見たい時は、そこからそれぞれの個室に入って行って見るような作りになっています。
 また、展示の説明も小学生にも分かるような、興味をもってもらえるような書き方がされており、呼びかけるような、問いかけるようなパネルは、大人が見ても楽しめるものです

 今回のバックヤードツアー、ボランティアさんに説明していただいたのですが、何と九博には300名ほどのボランティアさんが登録されているそうです。皆、交通費もすべて手弁当で来られるそうです。びっくりです
 見せていただいた、貯蔵庫やX線CTスキャンなどの設備も素晴らしいですし、この博物館でされている修復技術もすごいそうです。
 ひとつ例を出されたのですが、対馬は昔から朝鮮との交流が盛んで、その交流の記録がたくさん残っており、博物館に寄贈されたそうです。ところが古いものなので、虫が食っており、これを修復するのに、まず紙の素材を調べ、それに一番近い材料を探してきて、紙を漉くところからするそうです。この対馬からの記録史が完成するのは、100年ぐらい先かもしれないとおっしゃっていました。へーすごい

 今回行った時の特別展は、「パリに咲いた古伊万里の華」という題で、ヨーロッパから帰ってきた古伊万里の展示で、中国から行っていた焼き物が戦乱などで途切れた後、日本の焼き物に目をつけたヨーロッパの貴族が、自分たちの好みに焼かせ、装飾をした焼き物を各所から集めたものでした。その当時の歴史を感じさせ、またこれだけ日本の焼き物が好まれていたのに誇らしさを感じました
 これまでも「若冲と江戸絵画」「京都妙心寺」など特別展の人気も高く、多くの人に評判の博物館になっています。

 古くから大陸との交流の歴史があり、文化遺産が多い九州、それも福岡に国立博物館ができて本当に良かったと思います。もっと皆で応援しなくてはいけませんね
 

また、書きますのでよろしく!

2010-06-09 17:14:27 | Weblog
 随分ご無沙汰したようです。実は、先週、”大風邪”を引いてしまいまして・・・本当に私にとって、”初”というくらいひどい風邪で、声が出なくなる風邪というのも初めての経験でした
 
 日曜ぐらいから、ちょっとのどがおかしいなーとは思っていたのですが、ほとんど風邪は引かないので、パブロンを飲んで、首にガーゼを巻いて寝たら治る・・・ぐらいに思っていたのですが。月曜の朝から市役所の会議で、午後も夕方6時頃まで審査会というように1日中緊張の連続。少しずつ悪くなっているのは分かっていたのですが、病院に行く時間はなく、家の薬でごまかしていたのですが・・・
 次の日は朝から来客、取締役会、そして、午後は教育委員会九州総会と夜までびっちり。この日は、シーホークに泊まって早く寝たのですが、次の日の朝から完全に声が出なくなり、咳が出だし、微熱ありで体のきついこと。しかし水曜は朝から、前日の九州各県から来られた県教育委員の方々との九州国立博物館の視察が入っているので休むわけにもいかず・・・午後から、会社に帰って、貯まった仕事を片づけ、夜はちゃんと早めに帰ったのですが。
 木曜も朝から新聞の取材(今日の毎日新聞の朝刊で出ていたのですーうー悲しいかな、内容はいいのですが、写真がひどい・・・)午後からは、当社主催のミーティングセミナー、金曜の午前中にやっと病院に行って薬をもらってき、この日までに出さなくてはいけない見積書を2つ仕上げて、さすがに午後は早引け。
 土曜もあいさつだけですが、当社主催の仕事に出、日曜も朝からあすばるで会議、午後からまた挨拶。日曜までは、兎に角決まっている仕事を空けないようにがんばるだけ。気力だけで乗り越えました。
 夜咳が出て眠れなかったり、本当に苦しい思いをしましたが、やっと今週月曜から声が出るようになり、少し停滞していた仕事を今こなしています。

 あーもっと早く病院に行っていれば良かったと後悔頻り。これまでも風邪は引くとやっかいなので、手洗い、うがいは徹底してやっていたのに・・・免疫力が落ちていたのでしょうね。がっくりきます。無理はきかないなーって。

 体が元気でないといい仕事はできないなーって思います。一応仕事に穴を空けないようにちゃんとしたつもりですが、この年になると仕事はベストコンディションでやらなくてはいけないなーって思います。
 変なもので、体の調子がよくないと弱気になってしまうものですね。いかん、いかん、これからは早めの用心、心がけます