久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

消費生活アドバイザーとは

2012-06-26 10:16:34 | Weblog
 先々週の土曜日、NACS(消費生活アドバイザー・コンサルタント協会)の九州支部総会がありました。NACSという会は、消費生活アドバイザーと消費生活コンサルタントの資格をもっている人の会で、昨年公益社団法人になり、現在全国で約3,800人、九州支部は約240人の会員がいます

 支部総会には毎年なるべく出席するようにしているのですが、今年驚いたのは男性会員の出席が多かったこと。前にもアドバイザー試験の2次試験の面接のところでも書きましたが、このところの傾向として、男性、特に仕事をしている男性の受験者が多くなったというのと合致してびっくりしました。
 さらに13名も新入会員が入会し、なかなかにぎやかな会になりました。

 いつもは、プログラムとして講演会などもあるのですが、今年の会は、総会、新入会員紹介、自主研の発表、そしてテーブルトーク、懇親会という内容で、会員の親睦が中心でした

 ビスネットは、消費生活アドバイザーの方々の協力で成り立っている会社ですので、日頃お世話になっている方々には挨拶をし、また新しい方には登録をお願いしたりと、いい機会でした。
 私たちは、結構仕事で繋がっている方が多い方ですが、日頃は同じ資格を持っていても仕事は別々。なかなかどのような人がいるのか知りませんが、今回はネットワークづくりができて良かったです
 何でもそうですが、女だけとか男だけというのではなく、いろいろな方が混ざり合っている会がおもしろいですね

 実は、私たちが持ている消費生活アドバザーという資格と、消費生活コンサルタント、消費生活相談員という資格もあり、今回東京の本部から来られていた副会長さんのお話では、これら3つの資格を今後どうするか検討されているということでした。
 手前味噌ですが、消費生活アドバイザーの資格、最終合格率20%前後という結構難しい試験で、先にもお話したように、現職の企業や行政の人たちが増えてきましたので、私はこの資格は伸びていくと思ってます

 企業と消費者、行政と住民のパイプ役として、もっともっとこの資格を生かしていくためにもビスネットの仕事を増やしていかなくてはいけないなーと思っている昨今です

映画鑑賞は私のストレス解消

2012-06-15 16:32:03 | Weblog
 経営者、行政の委員、いろいろな会の役員、主婦、いろいろやっていると充実しているし楽しいこともたくさんありますが、正直、ストレスも溜まります
 私なりのストレス解消法はいろいろ持っているつもりですが、何しろ、いつでも1,000円の映画鑑賞は、2時間は別世界にハマりこめるので、たぶんいいストレス解消になっているのでしょう

 前回3月30日に映画のことを書いてから、7本見ました。
 まず「サッチャー」。うーん本人じゃないかしらというぐらい雰囲気や見た目が似ていておもしろかったのですが、イギリスをどう変えたのか、もっと政治活動について描かれているかと期待していたのですが、サッチャーの晩年の精神的葛藤、夫が亡くなってからの夫の亡霊とのやり取りが多く、ちょっと期待外れでした

 「スーパーチューズデー」こちらはアメリカの大統領選挙の話。どうもアメリカの大統領選挙は分かりにくかったのですが、これでかなりどうなっているのかが分かりましたし、裏の駆け引き、政治ってこうやって動いているのかが、結構リアルに描かれていておもしろかったです

 「アーティスト」これは本当に今まで見たことがない映画でしたね。トーキー時代の役者を主人公にトーキーで白黒で作った映画。音楽と字幕でこれだけ引き付けられ、伝わるのかとびっくりしました。俳優の演技と音楽、構成がみごとなのでしょうね。カラーでせりふがあるのを当然と思って見ていた映画が、こういうシュチュエーションでもこれだけ人を引き付けるとは、驚きの映画でした

 「ヘルプ」これは、ちょっとマイナーな映画だったのか、すぐに1日1回になってしまい、本当は休みの日は行きたくなのですが、どうしても見たかったので、休みの日に出かけていきました。
 おもしろかったですねー。1960年代のアメリカ南部の白人家庭に雇われている黒人メイドの実態調査をして問題提起をしようとする白人女子大学生の話。
 この時代の黒人差別がよく分かりますし、少しずつ変わっていく黒人メイドたちの意識の変化もおもしろいですし、人種差別と同時に、女性問題という観点からも感じるところがいろいろあって、なかなかいい映画でした

 「わが母の記」井上靖の自伝的小説を映画化したもの。この映画は、何と言っても樹木希林の演技の素晴らしさが光っていました。樹木希林の表情、目の動きがすごい認知症になっていく老女が、子供のこと、家族のことは忘れきれない。役所広司演じる作家の母との思い出との葛藤、役所の娘を演じた宮崎あおいも上手でしたね。家族の思いって、特に親子関係って難しなーとつくづく思いながら帰ってきました。

 「幸福の教室」ジュリアーノ・ロバーツとトム・ハンクス。特にジュリアーノが好きなので見に行ったのですが、ストーリーはあまり・・・これはちょっと期待外れでした

 「ミッドナイト・イン・パリ」パリ観光と娯楽映画と思えば楽しめますかね。出だしの何分か、パリの観光映像、何度か行っているので、「あーあそこ」と楽しめましたが・・・ストーリーは主人公がひょんなことから夜中にダリ、ピカソ、ヘミングウェーの時代、1920年代にタイムスリップ。自分の小説家としての志を確認していくというストーリー。ちょっと奇抜でおもしろい映画でした

 まだまだ2,3見たい映画はあったのですが、時間とタイミングで逃してしまいました。これからも楽しみな映画がたくさん来そうです。何とか時間を見つけて行って、また報告しまーす

講演会に行ったり、いろいろ情報収集しています

2012-06-08 14:59:31 | Weblog
 市や県、いろいろな所で意見を言ったり、人と話をする時に、自分の意見をしっかり持つ、またそれがバランスのとれた意見となるために、出来るだけ時間を見つけて講演会を聞きに行ったり、セミナーに参加したりして勉強しています

 今週火曜と水曜、2日続けて、渡辺通りにある、元電気ビル、今は新しい共創館という建物になり、その中にあるみらいホールであった講演会とフォーラムに行ってきました
 火曜日は、私が所属している九州エネルギー問題懇話会主催のエネルギー講演会「いま、何を議論すべきなのか?-エネルギー政策と温暖化政策の再検討ー」に行ってきました。講師は21世紀政策研究所の澤昭裕氏。今深刻な日本の電力事情、エネルギー基本計画の見直し案からこの夏の電気はどうなるのか、東電の料金値上げの問題、発送分離の話、電力自由化の議論まで、ドイツの事情なども交えながらの話は大変参考になりました
 原子力の問題にしても世界のエネルギー政策動向にしても、私たちに入ってくる情報はほぼ新聞から。この日聞いた話は新聞を読んだだけでは分からない情報でした。
 近いうちに政府は、2030年までの日本のエネルギー政策を出すことになっていますが、どのような判断をされるのか。いろいろな委員会があって、幅広く議論をされているようですが、このような国の政策が決まる過程は気をもむものです


 もう一つは、水曜日14時から17時まで、県の男女共同参画センターあすばる主催の「女性活躍フォームin福岡」でした。兎に角盛りだくさんのプログラムで、これだけ経済団体や企業を巻き込んでの男女共同参画のフォーラムは画期的だと思いますが、終わった印象はバタバタと寄せ集めの感が否めませんでした
 初めの挨拶を九州経済産業局長に頼んだのは良かったと思います。このフォーラムの心意気は感じました。
 が、私の感想ですが、企画・構成に深みがないなーと残念でした。プログラムの中の「女性活躍推進の企業取組事例報告」も時間が短いので、つるっとした報告でしたし、「海外事例報告」-これは、私も3年前に団長として行かせていただいた県の女性海外研修、女性研修の翼の昨年度の報告でしたが、これも時間が短く、知らない人はこの研修いったい何なのか、何のために28年も続いているのか、など全然伝わるものではありませんでした。企画の深みがないというか、詰めが甘いと思います
 
 最後はパネルディスカッション。ここに登壇されたJR九州、TOTOそして、不動産中央情報センターの話はおもしろかったです。JRやTOTOなど大企業の女性活用、特にTOTOの木瀬会長の自ら現場に出かけて行って、女性活用が推進されているか話して回ったというお話には驚きました。また、不動産中央情報センターも濱村社長は若い女性社長で、男社会である不動産会社を改革していったお話には説得力がありました
 これらのお話は興味深かったのですが、パネルディスカッションになっていたか?これはちょっと疑問です。全体を通して、いろいろな人を集めた報告会の様相。男女共同参画のテーマでこれだけ企業を集めたフォーラムはあまりなかったので、まだこれからなのでしょうが・・・ちょっともの足りない残念な内容でした。

 それにしても企画、司会、発言(報告)、コーディネートの難しさを感じます。“人のふり見て我がふり直せ”勉強しなくてはいけないなーと思いました。無料とはいえ、わざわざ3時間もの時間を割き来てくださった方々に「来てよかった」と思ってもらえるトータルのレベルの高い内容、これを目指さなくてはいけないなーとこれまでの自分の反省も含め肝に銘じたフォーラムでした