久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

思いがけないサプライズでした

2010-07-30 10:47:19 | Weblog
 今週の日曜、博多座の出し物「大奥」に行ってきました。昔テレビで放映していた「大奥」の舞台版だということで、衣装の豪華さが売り物というので、ミーハーな興味で行くことにしました。
 前にも書きましたが、兎に角博多座に行くのは楽しみです。劇場自体の作りがいいし、大きさも、雰囲気も気に入っているし、ここに入ると非日常。ひと時別世界を楽しめます

 何と、今回は珍しく一人で申し込んだからなのか、前から3列目の真ん中の席が取れ(博多座の会員なので、2,3か月前には申し込んでいます)始まる前からわくわく
 この日は興業最後の日曜ということもあってか、3階まで満席とか。ほとんど女性客でそれはそれは賑わっていました。これまで行った歌舞伎やミュージカルに来られている女性層ともちょっと違うお客様のよう。このような演目で博多座も新しいお客を取り入れていくのかもしれませんね

 さあ、いよいよ開幕。途中何度か解説的な役でもあり、笑わせ楽しませる3人組の登場からスタート。ここでぐっとお客を江戸時代、大奥に引き付ける効果抜群
 それからは、単純なストーリーのおもしろさと、何といっても衣装の美しさ、豪華さに飽きることがありません。
 東京での公演も衣装の豪華さが売り物だったようですが、今回特にダイヤの付いた内掛けも登場するという前情報。主演の浅野ゆう子が、出るたびに違う、それも素晴らしい内掛けを着て登場するのですが、花道やいろいろな所から出てきて、必ず中央で内掛けを広げて見せる、という演出も観客を充分楽しませてくれました

 演技では、皇女和宮になっていた安達裕美が上手でしたねー。声の張りや皇族らしい言い回し、雰囲気がぴったり。真に迫った演技で、何度も涙を流しているのを見ました。これも前から3列目のおかげ

 食事時間や幕間も楽しみのひとつです。以前会議でいろいろ意見を言ったおかげで、お弁当屋さんも固定で出している所もありますが、1つは必ず新しい所が出るようになったし、また、このところ、スイーツの店もたくさん出ていて、毎回楽しみです。必ず何か買って帰りますね。
 ひとりでコーヒーを飲める所もあるし、マイペースでちょっとした買い物もできるし、時にはひとり行くのもいいかな?

 実は、最後にサプライズが。芝居が終わって、2,3回カーテンコールがあったのですが、4回目ぐらいでしたでしょうか、幕が開いた時に「大奥200回」と吊り看が出て、観客もびっくり。皆立ち上がって拍手の嵐です。こういうのに立ち会えるのは、本当に偶然ですからねー、よかった

 福岡市の財産でもある博多座。厳しい時代ではありますが、文化・芸術は人の心を豊かにし、街に人を呼び込みます。皆で育てていきたいなと思います


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