久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

行政の仕事

2009-08-06 18:05:36 | Weblog
 行政評価という言葉を聞かれたことがありますか。ちょっと批判的に言えば、行政の仕事の仕方は、”お役所仕事”と言われるように、やりっぱなし、税金の使いっぱなしというイメージがあります
 経済状況が悪くなると、行政の財政状況も悪くなり、家計であれば、収入が減ればそれなりに支出を減らしていくというのが道理でしょうが、赤字国債を発行したり、経営破綻に至るまで、公共事業にお金を使ったり、「やっぱり自分のお金ではないからねー」とため息が出るばかりです

 それではダメだということで、平成19年、行政評価をしなくてはいけないということになり、各所で始まったわけです。
 私の関係している審議会でも昨年ぐらいから、試行が始まり、こちらも戸惑うところがありますが、やはり外部の目を入れてやるべきだろうと思っています。

 まず、初めが、昨年度ですが、今年3月に行った、福岡市の事業の仕分け。これについては以前に書きましたので詳しくはふれませんが、今期は、10月に行い、多少とも来期の政策に反映させていくということです。
 昨年は行政改革部の方で当日の仕分けにかける約20事業を絞っていたのですが、今年は、座長と私とで、ここから手がけることになりました。
 先日、その打ち合わせに市の職員がみえたのですが、我々が出した昨年の仕分けの結果を各部署どう受け止められたかなど、報告を受けましたが、まだ検討中という事業もあったものの、外部の意見を受け、再考するいい機会にはなったようです。
 今年もまだ、試行ということですので、事業を見直していく訓練、市民感覚をある意味学ぶ機会と捉え、今回の選挙の民主党のマニフェストではありませんが、”税金の無駄遣いをなくす”感覚を磨いてもらいたいと思っています

 他に、私が係わっている福岡市の男女共同参画審議会でも20年度の重点施策について評価をしたり、福岡県の教育委員会でも昨年から「教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況についての点検及び評価」を行っています。
 教育委員会の方は、昨年は、19年度の評価を21年度の予算がすでに決まりつつあるような時期に行ったので、何のための評価だろうかという気がしましたが、今年は、少しでも早く行うということで、現在ほぼこの評価が完成しつつあるところです。

 秋にかけて、ある市の職員採用の面接官を頼まれたり、また別の市の住民調査の仕事がきたりと、最近行政の仕事が増えてきました。事前の準備が大変ではありますが、時代の流れとして、いろいろな角度から外の目が入り、行政が住民視点に変わってくることはいいことだと思います。その手伝いが出来るということは大変やりがいがあり、嬉しいことだと感じている今日この頃です。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿