久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

講演会に行ったり、いろいろ情報収集しています

2012-06-08 14:59:31 | Weblog
 市や県、いろいろな所で意見を言ったり、人と話をする時に、自分の意見をしっかり持つ、またそれがバランスのとれた意見となるために、出来るだけ時間を見つけて講演会を聞きに行ったり、セミナーに参加したりして勉強しています

 今週火曜と水曜、2日続けて、渡辺通りにある、元電気ビル、今は新しい共創館という建物になり、その中にあるみらいホールであった講演会とフォーラムに行ってきました
 火曜日は、私が所属している九州エネルギー問題懇話会主催のエネルギー講演会「いま、何を議論すべきなのか?-エネルギー政策と温暖化政策の再検討ー」に行ってきました。講師は21世紀政策研究所の澤昭裕氏。今深刻な日本の電力事情、エネルギー基本計画の見直し案からこの夏の電気はどうなるのか、東電の料金値上げの問題、発送分離の話、電力自由化の議論まで、ドイツの事情なども交えながらの話は大変参考になりました
 原子力の問題にしても世界のエネルギー政策動向にしても、私たちに入ってくる情報はほぼ新聞から。この日聞いた話は新聞を読んだだけでは分からない情報でした。
 近いうちに政府は、2030年までの日本のエネルギー政策を出すことになっていますが、どのような判断をされるのか。いろいろな委員会があって、幅広く議論をされているようですが、このような国の政策が決まる過程は気をもむものです


 もう一つは、水曜日14時から17時まで、県の男女共同参画センターあすばる主催の「女性活躍フォームin福岡」でした。兎に角盛りだくさんのプログラムで、これだけ経済団体や企業を巻き込んでの男女共同参画のフォーラムは画期的だと思いますが、終わった印象はバタバタと寄せ集めの感が否めませんでした
 初めの挨拶を九州経済産業局長に頼んだのは良かったと思います。このフォーラムの心意気は感じました。
 が、私の感想ですが、企画・構成に深みがないなーと残念でした。プログラムの中の「女性活躍推進の企業取組事例報告」も時間が短いので、つるっとした報告でしたし、「海外事例報告」-これは、私も3年前に団長として行かせていただいた県の女性海外研修、女性研修の翼の昨年度の報告でしたが、これも時間が短く、知らない人はこの研修いったい何なのか、何のために28年も続いているのか、など全然伝わるものではありませんでした。企画の深みがないというか、詰めが甘いと思います
 
 最後はパネルディスカッション。ここに登壇されたJR九州、TOTOそして、不動産中央情報センターの話はおもしろかったです。JRやTOTOなど大企業の女性活用、特にTOTOの木瀬会長の自ら現場に出かけて行って、女性活用が推進されているか話して回ったというお話には驚きました。また、不動産中央情報センターも濱村社長は若い女性社長で、男社会である不動産会社を改革していったお話には説得力がありました
 これらのお話は興味深かったのですが、パネルディスカッションになっていたか?これはちょっと疑問です。全体を通して、いろいろな人を集めた報告会の様相。男女共同参画のテーマでこれだけ企業を集めたフォーラムはあまりなかったので、まだこれからなのでしょうが・・・ちょっともの足りない残念な内容でした。

 それにしても企画、司会、発言(報告)、コーディネートの難しさを感じます。“人のふり見て我がふり直せ”勉強しなくてはいけないなーと思いました。無料とはいえ、わざわざ3時間もの時間を割き来てくださった方々に「来てよかった」と思ってもらえるトータルのレベルの高い内容、これを目指さなくてはいけないなーとこれまでの自分の反省も含め肝に銘じたフォーラムでした


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