サーブ、といえば北欧・スウェーデンを代表するメーカーです。
欧州車でありながらもドイツ、イタリア、仏蘭西、イギリスの何処の国にも
属さないその独特のクルマ作りは(最近はそうでもないんですが...)、
まさに中立国スウェーデンそのものという感じです。
そのサーブ、本来は飛行機メーカーでした。ご存じの方も多いと思います。
saabとは元来スヴェンスカ・アエロプラン・アクティボラーゲット(Svenska Aeroplan AB)の略なのです。
エンブレムの双発機が、出自を語っていますね。
ちなみに。
これが最初のサーブ、92。
空力ボディは航空機技術を応用したモノコック製でした。カワイイ(*^^*
ところで、スウェーデン王国は豊かな自然と、西欧に負けない優れた産業技術を持ちますが、
しかし19世紀頃は大変貧しかったそうです。
第一次、第二次の二度の戦争では中立を貫きましたけど、単に戦費が無かったからだ、とか...。
戦後、ようやく経済的にも好転したスウェーデンでしたが、中立国ではあるものの危険がすぐそこまで迫っていました。
それは、ソ連の侵攻です。
もとをただせば1939年、ソ連は第二次世界大戦中に隣国であるフィンランドに侵攻。
スウェーデンはそれ以降、常にソ連の侵攻におびえなければなりませんでした。
そこで彼らは徹底した防衛プランを作ることにしました。
それは、小国でありながら、自主開発の兵器によるものです。
その中には「ジェット戦闘機」も含まれていました。
それまでも実はスウェーデンはサーブ29トンネン
これ。カワイイ(*^^*
を持っていたのですが、その時のプランでは当時の世界水準を大きく超える性能が要求され、
トンネンを作ったサーブに、結局白羽の矢が立ちました。
そして1955年に登場したのがサーブ 35 <ドラケン>。
>
スウェーデンという国の特長がそのまま出た<防衛用機>のコンセプトは、そのまますべての設計の基本になっています。
●高い速度
ジェット爆撃機を迎撃するために必要。当時の代表的戦闘機の速度がマッハ1.1だったが
ドラケンは当時の世界記録M1.4を突破。設計速度はマッハ1.8。
●ダブルデルタ翼
高速性能に適したデルタ翼と、運動性能、離着陸性能を高めるために低速時の揚力発生に効果的な内翼を合わせた設計。
●優れた整備性能・運用性能
物量では圧倒的に負ける小国ならではで整備性を良くすることで運用効率を上げようとしている。
●短い航続性能
迎撃機であるという発想から、航続距離は割り切っているかわりに、
モジュール式で組み立ててあるなど、補給・整備性は大変優れている。
●万能の迎撃性能
なんと、高速道路からの離着陸が出来ることが基本用件。そのためのSTOL性能すら持っている
(幅13M、長さ650Mの道路が有れば離陸できる)。
主翼はトラックに積むことが出来るし、高速道路脇のシェルターに隠してあって
いつでも発進が出来るようになっている(実話)。
1950年代に登場したこのドラケンは長きに渡って運用され、1999年に退役。
そして、基本的には現在のサーブJAS39グリペンまで設計思想が同じと言う意味では、
ほぼ時を同じくして登場し、その先見性や優れた思想を持っていたシトロエンDSに近いものを感じます。
>>ほらほら、街ゆくサーブのクルマに対する視線が変わって来ませんか?
「あのドラケンやビゲン、グリペンを作ったサーブのクルマだ、かっこいい」って(^^)!
>>そういう意味では、我が国のスバルも、もとをただせば航空機(中島飛行機)が発祥ですよね。
僕の大好きな旧プリンスも、同じく中島飛行機でしたし。
このあたりの「もと航空機メーカー」のクルマって、どこか独特のエンジニアリングがあって、
それが魅力的なのかもしれません。
欧州車でありながらもドイツ、イタリア、仏蘭西、イギリスの何処の国にも
属さないその独特のクルマ作りは(最近はそうでもないんですが...)、
まさに中立国スウェーデンそのものという感じです。
そのサーブ、本来は飛行機メーカーでした。ご存じの方も多いと思います。
saabとは元来スヴェンスカ・アエロプラン・アクティボラーゲット(Svenska Aeroplan AB)の略なのです。
エンブレムの双発機が、出自を語っていますね。
ちなみに。
これが最初のサーブ、92。
空力ボディは航空機技術を応用したモノコック製でした。カワイイ(*^^*
ところで、スウェーデン王国は豊かな自然と、西欧に負けない優れた産業技術を持ちますが、
しかし19世紀頃は大変貧しかったそうです。
第一次、第二次の二度の戦争では中立を貫きましたけど、単に戦費が無かったからだ、とか...。
戦後、ようやく経済的にも好転したスウェーデンでしたが、中立国ではあるものの危険がすぐそこまで迫っていました。
それは、ソ連の侵攻です。
もとをただせば1939年、ソ連は第二次世界大戦中に隣国であるフィンランドに侵攻。
スウェーデンはそれ以降、常にソ連の侵攻におびえなければなりませんでした。
そこで彼らは徹底した防衛プランを作ることにしました。
それは、小国でありながら、自主開発の兵器によるものです。
その中には「ジェット戦闘機」も含まれていました。
それまでも実はスウェーデンはサーブ29トンネン
これ。カワイイ(*^^*
を持っていたのですが、その時のプランでは当時の世界水準を大きく超える性能が要求され、
トンネンを作ったサーブに、結局白羽の矢が立ちました。
そして1955年に登場したのがサーブ 35 <ドラケン>。
>
スウェーデンという国の特長がそのまま出た<防衛用機>のコンセプトは、そのまますべての設計の基本になっています。
●高い速度
ジェット爆撃機を迎撃するために必要。当時の代表的戦闘機の速度がマッハ1.1だったが
ドラケンは当時の世界記録M1.4を突破。設計速度はマッハ1.8。
●ダブルデルタ翼
高速性能に適したデルタ翼と、運動性能、離着陸性能を高めるために低速時の揚力発生に効果的な内翼を合わせた設計。
●優れた整備性能・運用性能
物量では圧倒的に負ける小国ならではで整備性を良くすることで運用効率を上げようとしている。
●短い航続性能
迎撃機であるという発想から、航続距離は割り切っているかわりに、
モジュール式で組み立ててあるなど、補給・整備性は大変優れている。
●万能の迎撃性能
なんと、高速道路からの離着陸が出来ることが基本用件。そのためのSTOL性能すら持っている
(幅13M、長さ650Mの道路が有れば離陸できる)。
主翼はトラックに積むことが出来るし、高速道路脇のシェルターに隠してあって
いつでも発進が出来るようになっている(実話)。
1950年代に登場したこのドラケンは長きに渡って運用され、1999年に退役。
そして、基本的には現在のサーブJAS39グリペンまで設計思想が同じと言う意味では、
ほぼ時を同じくして登場し、その先見性や優れた思想を持っていたシトロエンDSに近いものを感じます。
>>ほらほら、街ゆくサーブのクルマに対する視線が変わって来ませんか?
「あのドラケンやビゲン、グリペンを作ったサーブのクルマだ、かっこいい」って(^^)!
>>そういう意味では、我が国のスバルも、もとをただせば航空機(中島飛行機)が発祥ですよね。
僕の大好きな旧プリンスも、同じく中島飛行機でしたし。
このあたりの「もと航空機メーカー」のクルマって、どこか独特のエンジニアリングがあって、
それが魅力的なのかもしれません。
ずっとレアな存在かもしれない最小規模の量産メーカー。
FWDとハッチバックばかりを作っていたのも、ちょっと
フランス車風!?(誰も言ってないですけど^;)
最近フランスで結構人気だとか・・。
と、なんか言い訳っぽいですけど、超フランス車好き
なのになぜかいつも気になるメイクスのひとつです。
新しい9-3スポーツエステートもかなりかっこいいし、
昔のクラシック900コンビクーペとか9000CS Aeroとか
航空機と並んでCoolなモデルがたくさんありますね。
スウェーデンの一部高速道路で中央分離帯や、標識が
可動式だが、低くなっている所があるそうで、そこが
まさに防衛機が離発着できる場所だとか。なんか映画
みたいでかっこいいですね~これも。
多分ボクが輸入車に乗っている影響です(ゴメンよ)。
ドラケンは航空機マニアでもあり兵器マニアでもあるボクのお気に入りの機体のひとつです。
あの運用思想って日本でも有効な気がします。
戦闘機が着陸できるような路面なら頑丈&フラットで走りやすそうだし。
映画でミグの役は大抵F-5かA-4がやるのですけど、アパッチという映画ではドラケンが使われていました。
そういう映画の内容と無関係な所で一番盛り上がってしまうのはボクの悪い癖です(笑)。
BMWもWW2の時にジェットエンジンの開発してましたよね。
でもあっちはエンジンだけ(?)だったせいか、ドイツ人だからなのかサーブほど特徴的では無いような。
nekさま
>クラシック900コンビクーペ
あーこれこれ!5ドアの方が実用的なのはわかるけど、このクーペは1967年のサーブ99の姿そのもの!
99のあとの初期モノ900にあった、3ドアクーペと同じフォルムの5ドアがいいですね...もう買えないんでしょうけれど(泣
asn?さま>
>義妹
ほえ~エンスーな。応援します。いいですよね900。何がイイって、ドアを開けるとサイドシルが無くなっちゃうところとか、異常な開き方ボンネットとか、キリないです。
ドラケンは大好きです。とても50年まえのデザインとは思えません。
たしかにスウェーデンの戦闘迎撃機は日本向けかも。自衛隊がグリペンを導入したら...しびれます。
ちなみにサーブ戦闘機のエンジンはボルボ...夢のコラボレーション(w
懐かしいな~ラグナ乗る前クラシック900、最終型ロープレッシャターボ、3ドアコンビクーペ乗ってました。
あのフロントガラス越しの風景は独特でした。
太い排気音とエアコン操作時のプッシュ~とエアが抜ける音、シャーシは緩いけどぶつかっても命だけは守ってくれそうな頑丈さ、どっしりと受け止めてくれる大柄なシート、仏蘭西車とはまた違ったベクトルの先にある妙な安心感と快適さ・・・また乗りたいな・・・
>実は。何度も買おうとして、止めています
2年半前の買い替え時期に聞いていれば差し上げたのに、、、110,000km オーバーでしたが・・・
結局購入したこの工場のスタッフの方に譲る事になり、廃車だけは免れました。
今でも走っているかな~久しぶりに逢いに行こうかな・・・
http://homepage3.nifty.com/oriental-motors/
>99のあとの初期モノ900にあった、3ドアクーペと同じフォルムの5ドアがいいですね...もう買えないんでしょうけれど(泣
ありますよ、如何でしょうか?http://www.a2factory.co.jp/cars.html
変に改造されてしまってますが・・・
相談に乗ったり応援してます。
でもカタギ(笑)の人なのですよ。
ああいう車に興味を持ったのはきっとボクの影響です。
そしてアチラの実家では囁かれるに違いありません。
『誰かさんの影響で外車なんか買うから(以下省略)』
...微妙な心境です。
でも乗ってみたいんだよな~。
> キリないです。
確かイグニッションキー挿す位置も変なところでしたよね。
> 自衛隊がグリペンを導入したら...
いいですよねぇ。
米製より安いだろうし。
ただ隣国が高性能なやつを導入しているのでグリちゃんではチト辛いかも。
その際は老体ハリアーも導入してほしいです。
役に立たないと思うけど(笑)。
初代は(確か)ロールスロイスエンジンですよね?うーん、ゴージャス。
残念ながらナンバーが付いていないので走らせたことはないんですが、
オーナー曰く100km/h以上で巡航しても全く風切り音が聞こえないそうで、
やはりヒコーキ屋が作った車は空力性能がいいんだなぁ、という印象があります。
エンジンは2ストが有名ですが、V4はフォードのV8を半分にぶった切ったという
なんか適当なエンジンです。
いいですよねえ、あの光景。「キャノピー」なデザインがとっても素敵でした。それと切り立ったメーターパネル周りのデザインも優れていたと思います。
あ...欲しくなってきちゃいました...また(爆
asn?さま>
>『誰かさんの影響で外車なんか買うから(以下省略)』
...微妙な心境です。
たしかに(^^
でも褒めコトバだと思っていますよ、僕はそう言われたときには。自称マイノリティとしては、称号であると思います(汗
>グリペン
あー隣国のスホーイさんとかの性能が凄すぎますね...ではユーロファイター2000を(以下略
だいちさま>
>96
ええええええ!すごいですね。見てみたいです。だいちさんのフルビア、96、まるで往年のラリーを見るような感じです!
あぁ、なるほど。
では間もなくボクも英国貴族の仲間入りですね(笑)。
> ではユーロファイター2000を(以下略
若しくはシートが良さそうなラファールを(以下同文)
いいですねえラファール。
防衛庁の役人がフランスかぶれで...とか
そういうおバカな話でもあれば(笑
他にもシュペルエタンダール、ミラージュなどフレンチファイターはどれも好き~。