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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.281 今みるとすごいボリューミィ 5代めグロリア(330型)

2012-05-09 | セダン蒐集癖。

基本的にはなんのクルマか、ほぼ100%当てられるieなのですが、
古いクルマ...しかもランプ類で差別化を図るような兄弟車ともなると、
さすがにその違いをもう忘れがちです。

ということで、前回の430型グロリアに続いて、今回はさらにひとつ前の世代、
330型グロリアです。


正直、これ、セドリックか、グロリアか、どっちか迷いました...。
精一杯記憶を辿り、ああ、連続してるランプなので、これはグロリアだ、って思い出しましたけど、
それ以上のこと...これが前期なのか後期なのかを思い出すのは、ちょっと大変でした(汗

ええと、これ前期型であってます?(汗



というわけで、この個体は、330グロリアの4ドアHT、グレードは「SGL-E」。

なお、厳密に言えば4ドアHTモデルは「セダン」ではないのですが、
この「セダン蒐集癖(しゅうしゅうへき)」では、
類型としてのセダンボディや、スバルR2やVWビートルのような「2ドアセダン」まで、
幅広くカバーすることにしています(しかも投稿日前後に撮影して、ナンバー付きのもの)。
なので、4ドアHTも、セダン蒐集癖の対象にしております。

このコーナーでは以前、330の(セドリック)セダンは取り上げておりますが、
それにしても、今見るとずいぶん抑揚のあるデザインですよね...。
バンパーはボディのデザインに溶け込みつつある時期ですが、思い切りメッキ・バンパー。
そしてリアドアのウインドウも、下端部がすごい勢いでキックアップされています。
5ナンバー枠いっぱいの4.7m×1.7m以内のボディですが、
それを感じさせない押しの強さとボリューミィな造形が今見ると新鮮ですよね。
230型の正常進化版ともいえるデザインかもしれません。

ダンツー調の内装、ボッチのついた家具調の、「沈むだけの単に柔らかいシート」に身を預け、
あまり回りたがらない、ひゅるひゅると音立てるL20エンジンのノートに耳を傾け、
窓全部あけてBピラーのない解放感を味わいつつ、
オートマでだらーんと乗るのもかっこいいなあ。




>>なんとなく、いまの「華流デザイン」を持つセドグロの後継車「フーガ(の2代目)」が、
この妙に抑揚のあるデザインを持つ330型を思い出させるんですよね。

>>いつもながらのことなのですが、こういう国産旧車をしれっと流すように乗るのも
かっこいいなーなんて思ってしまいます。

>>330型だと、刑事ものドラマではどれがもっとも「らしい」のかな?
「大都会PART3」?「西部警察」は当然だよねw
コメント (5)
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