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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Under Rotation

2025年04月10日 | 研究
今日は3年生3名の今年度最初の課題研究。
とはいっても彼らは春休みからスタートしているので、今回はもう4回目です。
そんな3名が本日行うのはサイカチの分析。
先日、2年生と総勢6名で行ったムクロジの分析と同じ内容です。
したがって作業は慣れていますが、今回は2年生がいません。
持ち時間は100分。5つの分析項目を3名で回さなければなりません。
でも3人がフルスピードで取り組んでも、おそらく回転不足。
残念ながら絶対に終わらないのは見えています。
でも諦めと開き直りもFLORAの流儀。
時間内に終わらなかったら放課後やればいい。
急がなくてもおそらく30分も行なったら終わるはずです。
また来週は3回目の分析が同じ状況で行われますが
もし今日の放課後、分析がとても時間がかかったのであれば、
次回は2年生も招集すればいい。
「あわてないあわてない」一休さんのようにじっくり取り組みましょう。
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リベンジ

2025年04月10日 | 研究
この鉢に見覚えはありますか?
これは馴化温室前に設置したラッキョウの鉢。
ラッキョウはニンニクのように秋に植えて初夏に収穫する作物です。
見て欲しいのは土壌。赤茶けたレンガ色です。
これはナミブ砂漠の砂。一般に砂は栄養分も保水性もなく
栽培には適さない土壌といわれています。
しかし世界には砂漠がいっぱい。そこで作物を植えてみようと
卒業した先輩はナガイモを栽培しました。
するとイモは地下に伸びることができず、横に肥大。
なんということかナガイモがジャガイモ状になってしまったのです。
理由は微細な土壌粒子。粒子が大きいと砂、微細だと粘土になります。
しかし砂漠の砂はガラスの成分でありながら、微細なため
粘土のような振る舞いを見せ、その結果、下方には肥大できなかったのです。
そこで先輩の仇討ちをしようと3年生が
ラッキョウでリベンジをはかろうとしているのです。
左が培養土、右は砂漠の砂。
なんとなく右の葉の生育が旺盛のように見えませんか。
この答えは初夏には出ることでしょう。
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