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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

チャレンジャー募集

2025年04月09日 | 学校
FLORAは結成翌年の2010年から
1年生に対して研究とその発表機会を提供する研修制度を設けました。
愛称はJr.。事情により募集できない年もありましたが
足掛け今年で制度16年目。たくさんの1年生がチャレンジャーとなりました。
指導するのは2〜3年生のFLORA。秋まで研究をしたらまとめ、
その後は主に学会などで発表してきました。
しかし昨年は学会が学校イベントなどと重なり、Jr.は1度も参加できませんでした。
そんなこともあり先輩とともにコンクールに応募してみました。
対外試合が大好きなFLORAですが、Jr.にチャレンジさせるのは初めてです。
するとどうでしょう。立て続けに入賞したのです。
Jr.が取り組んだのは「霧化分離」という新技術。
ミストで水耕栽培で使用した廃棄養液を水と肥料に分ける研究です。
しかし最初は水に窒素分が溶け込み、失敗ばかり。
でも試行錯誤の結果、レモン果汁を少し加えることで成功させたのです。
海の水から淡水を作るのはもちろん、宇宙でも排水から
貴重な水を回収できるかもしれません。
さてこれは今年の募集チラシ。今年もまた2017年の
TEAM FLORA PHOTONICSの写真を使わせてもらっています。
学科は問いません。皆さんのチャレンジを待っています。
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琥珀色

2025年04月09日 | 研究
これはいったい何を分析しているのでしょう。
間違ってもビールを飲もうとしているところではありません。
それにしても梅酒のようなブランデーのような
琥珀色の液体がとてもきれいです。
しかし、なんとも想像のつかない不思議な実験です。
これを行ったのは2年生の男子2名。
この面白い装置はザーンカップといいます。
この液体はムクロジの抽出液。
一定の水量にどれぐらいの量のムクロジを入れると
FLORAが求める耐久性のある泡になるのかを探るため
さまざまな方法で抽出した液の特性を調べているのです。
面白いことに、このカップには小さな穴が開いています。
したがってこのようにカップの底から流れ出てしまいます。
彼らは流れ出るまでの時間を測定して、粘性を調べているのです。
正確に分析するには高校では、とてもお目にかからない特殊な装置が必要。
どうすれば簡易的にでも調べられるのか、FLORAの試行錯誤が続いています。
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