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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

TEAM RESCUE

2023年03月11日 | 研究
今日は3月11日。東北に住む者にとっては忘れもしない東日本大震災が発生した日です。
停電となり、余震の中で暖房のない家で不安な生活をしたこと、
ガソリンがなくて給油所に自動車が殺到したことなど思い出せば、きりがありません。
さてこれは震災からちょうど2ヶ月たった5月19日のFLORAです。
震災の2週間後、FLORAは隣町の八戸市種差海岸に足を運び土壌塩分濃度を測定。
津波による塩害を確認した彼女たちは、さっそく野生のサクラソウの救出計画を練りました。
しかし4月上旬、青森県に救出の相談をしますが、前例がないとの理由で却下。
ところがメンバーは諦めることなく、何度も資料を作り直して県を訪ねます。
3度目か4度目のお願いでやっと県は申請書類を受理。GW直前でした。
そこからはとんでもないスピードで事は進みます。
ゴールデンウィーク明け、まもなく許可がおりるとの連絡を受けたFLORAは
すぐに地元の保護団体と接触。自生地の案内を依頼します。
その後、県知事から救出指令の文書がFLORAに届き、いよいよD-day、その日がきます。
準備万端のFLORAが保護団体の案内され人工授粉を行ったのがこの写真の5月19日なのです。
震災がウソのような青空でした。この1ヶ月後、種子を得ることができたFLORAは
さっそく播種。翌年には見事開花に成功します。女子高校生たちのこの活動は
震災から立ち上がる心温まる活動として全国はもちろん、国際放送で世界に紹介されました。
反応は大きく、段ボール箱いっぱいになるほどの全国からの激励の手紙にみんな感動しました。
さてFLORAといえばTシャツですが、この年の図案は独特。
ライフセーバーを模して、背中にTEAM RESCUEと大きく書かれています。
すべての研究を休止し、後輩の2年生とともにサクラソウの救出と
マイクロバブルによる塩害土壌の再生に取り組んだ
2代目FLORAの代名詞となるユニフォームです。
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見切り発車

2023年03月11日 | 環境システム科
3月も中旬となりました。名久井農業高校では
1年生に来年度から始まる課題研究の研究班の希望を取り始めました。
なぜまだ進級していない1年生に希望をとるのでしょうか。
科目「課題研究」は、工業高校、商業高校にもあります。
もちろん名農の課題研究は教科「農業」の中の課題研究。
つまり、この場合の課題とは農業に関連するものとなります。
ご存知のとおり、農業は春が来るとすぐ活動がスタートします。
それどころか野菜の苗作りなどは、とっくに始まっています。
4月になってから何をしようかと悩んでいたら、あっという間にゴールデンウィーク。
もう遅すぎます。だから新学期を待たずに、春休みにもう準備を始めるのです。
そのためには早く所属する班を決めておかなければなりません。
だからまだ1年生なのに、課題研究班の希望をとるのです。
これが作成中の環境システム科用の希望調査用紙。
なんと環境研究班の名前があるではありませんか。
とはいっても存続が決まったわけではありません。
実は数年前、同じように先行き不明の状態におかれた環境班は
翌年の研究班を決める希望用紙の選択肢から外れました。
すると3月下旬に突然存続が決定。しかし1年生の希望はもうとっています。
困った学科主任は数名の1年生に事情を説明し、一本釣りで環境班に移ってもらったのです。
それがTreasure Hunters。「なぜ環境研究をしようと思ったのですか」という
新聞記者さんの質問に、自信をもって答えられなかったメンバーたちです。
嬉しいことに活動しているうちに目標を見出してくれましたが、この決め方は
いい方法ではありません。そんなことで見切り発車ですが希望を取ることになったのです。
希望をとったけれど、やっぱりできませんというのも詐欺行為ですが
救いは第2や第3希望もとっていること。万が一の時は他班に割り振られます。
どちらにしても不安定な立ち位置です。
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