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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

反省だけなら猿でもできる

2023年03月17日 | 研究
こちらもJr.の研究。
水耕栽培でトウモロコシを作ろうという大胆なテーマです。
青森県には「嶽キミ」というトウモロコシがあります。
嶽とは岩木山のこと。トウモロコシは寒暖差の大きい
標高の高い山麓で栽培することで甘くなるため
なんと1本500円近い高値で販売される時があります。
Jr.は養液を冷却した水耕栽培でトウモロコシを栽培したら
同じく甘くなるかを検証したのです。結果は微妙。
確かに冷却したトウモロコシは甘くなりました。
ところが普通の水耕栽培で育てたものは夏場に養液温が
高くなりすぎたため、本来の生育ではなかったと思われるのです。
この研究は先輩FLORAとともに千葉大学で開催された科学発表会で披露。
しかし自滅気味の内容だったので、努力は認められましたが
研究としてはあまり評価されるものではありませんでした。
彼らは他学科だったので、2年生に進級後はFLORAとは離れ活動し
違う分野で活躍しています。ミツバやモヤシで失敗。
さらにトウモロコシでも失敗。FLORAの反省タイムです。
なお「嶽キミ」が栽培されている標高と名久井岳の登山口の標高はほぼ同じ。
FLORAは名久井岳で甘いトウモロコシを栽培する「岳キミ」計画を持っています。
しかしクマを呼び出したらどうしようという不安もあり、実行に移せていません。
いつか実現してみたいプロジェクトです。
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開花予報!

2023年03月17日 | 学校
これは3月上旬の名久井岳。卒業式が過ぎた後も雪が降りました。
ところが名久井岳は標高615mしかありません。
森林限界は北海道でも1000m前後なので、名久井岳には樹木がいっぱい。
そのためいくら雪が降っても山頂は真っ白くならず、ご覧の通りです。
しかしもう里山に春がやってきたので、この姿は来年まで見ることはできません。
ところで春といえば桜。桜前線が動き出していますが、青森に来るのは4月中旬。
今の予報では日本一である弘前城の桜の開花は4月17日。
満開は4月下旬の25から27日頃だそうです。今後の気温によって早まったり、
遅れたりしますが、今年もGWのかなり前に満開になるとの予報です。
緑豊かなキャンパスが自慢の名久井農業高校にもたくさんの桜があります。
どうせなら卒業アルバムなどの記念写真が撮れるよう
ちょっと早く満開になってくれることを期待したいと思います。
さて今日は名久井農業高校の校内プロジェクト発表会。
6月に開催される農ク県大会に名農代表として出場する研究班を決める日です。
農ク全国大会は農業高校にとっての甲子園。今年は九州熊本で開催されるので
北国に住む農高生は、みんなモチベーションが上がっていると思います。
残念ながら環境研究班は2年生がいないので出場できません。
どうやら今年も農クに貢献できないようです。
果たしてどこの研究班が校内代表として、ひと花咲かせることができるでしょうか。
こちらの開花予報も気になります。
なおこのところ鳴きながら北上する白鳥の隊列をよく目にします。
例年より暖かいからか、早めの出発をしているのかもしれません。
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