チームのプリムラがまた今年も咲き始めました。
この花の中心部をご覧ください!
ちょっとわかりにくいのですが、
何本かの黄色いおしべが顔を出しています。
なぜめしべが見えないのでしょうか。
これはおしべに比べてめしべが短いからです。
このような形態の花を短花柱花(たんかちゅうか)といいます。
逆に同じプリムラでもめしべしか見えない株もあります。
こちらは長花柱花と呼ばれ、めしべが長いタイプ。
花柱とはめしべの専門用語です。
このように同じ草花なのに2つのタイプが1:1の割合で存在します。
まるで人間社会の男と女のようだと思いませんか。
草花は1つの花におしべとめしべがあり、その間で受粉します。
これを自家受粉といいます。
ところが人間がいとこ同士の結婚を禁じているように
植物もあまり近親の交配が繰り返されると
株が弱くなってしまいます。
しかし植物には法律などありません。
そこで生み出されたのが自家受粉をさせない工夫。
プリムラはおしべとめしべの高さを変えることで
自家受粉を防いでいます。
その結果、プリムラの授粉は
長花柱花と短花柱花間で行われるようになったのです。
種を残すのが生物の使命なら自家受粉が手っ取り早いのに
わざわざ面倒な他家受粉に進化してきた植物は
リンゴやトウモロコシ、キキョウなどたくさんあります。
今が良ければいいのではく、未来のことを考えて
あえてハードルを作り努力する。
地球温暖化や資源問題などに直面している人間ですが
植物の姿に学ぶべきことがあるようです。
この花の中心部をご覧ください!
ちょっとわかりにくいのですが、
何本かの黄色いおしべが顔を出しています。
なぜめしべが見えないのでしょうか。
これはおしべに比べてめしべが短いからです。
このような形態の花を短花柱花(たんかちゅうか)といいます。
逆に同じプリムラでもめしべしか見えない株もあります。
こちらは長花柱花と呼ばれ、めしべが長いタイプ。
花柱とはめしべの専門用語です。
このように同じ草花なのに2つのタイプが1:1の割合で存在します。
まるで人間社会の男と女のようだと思いませんか。
草花は1つの花におしべとめしべがあり、その間で受粉します。
これを自家受粉といいます。
ところが人間がいとこ同士の結婚を禁じているように
植物もあまり近親の交配が繰り返されると
株が弱くなってしまいます。
しかし植物には法律などありません。
そこで生み出されたのが自家受粉をさせない工夫。
プリムラはおしべとめしべの高さを変えることで
自家受粉を防いでいます。
その結果、プリムラの授粉は
長花柱花と短花柱花間で行われるようになったのです。
種を残すのが生物の使命なら自家受粉が手っ取り早いのに
わざわざ面倒な他家受粉に進化してきた植物は
リンゴやトウモロコシ、キキョウなどたくさんあります。
今が良ければいいのではく、未来のことを考えて
あえてハードルを作り努力する。
地球温暖化や資源問題などに直面している人間ですが
植物の姿に学ぶべきことがあるようです。