地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

友だち数珠つなぎ ⑤サーちんは半ズボンが似合う。

2008-07-25 19:02:36 | 友だち数珠つなぎ

かわいいですね。まだ髪の毛もフサフサしてます。

サーちんは中学のときから世話になっています。
彼は中学のとき半ズボンをはいてこられました。みんなはちょっと引きました。ぼくも、な、な、なにすんねん!と、驚いたものでした。
サーちんは奈良の人間です。
奈良には独特の文化があってしょうがないのやな、とその奇抜なファッションに半ば諦めに似た気持ちを抱いたことを覚えています。
奈良の田舎もーん!サーちん。以後、ぼくが彼のセンスをよくするために、どれだけ苦労をしたことか……。
そんな彼は、一時、世の中は金や、とバブルに呼応して金儲けに突っ走っていたころがありました。
当時、彼の家の庭にはプールがあったし、ボートも2台持ってたんです。
金だけでは人間寂しいよ、とぼくが彼を導いてあげたのですが、耳を貸しませんでした。ぼくもかれにはいろいろ世話をかけているので、それ以上厳しいことはいえませんでした。ぼくの息子も、毎年、暮れから正月にかけてスキーに連れて行ってくれています。
サーちんには3人の娘がいますが、長女が結婚しました。
結婚式では泣いていました。
順風満帆、サーちんは加山雄三に憧れていますが、もう加山雄三そのものでした。あの半ズボンをはいた田舎のダンディーではありません。
ところが体調を崩したのです。
みんなが心配したのですが、彼はみごと復活しました。
さすがの彼も何か感じるものがあったのか、ぼくにも優しくなりました。
やっと人間らしい顔つきになってきたものです。
これもぼくの長年にわたる諭しのおかげでしょう。
あのかわいかったサーちん。加山雄三だったサーちん。
でも見てくれで大きく変わったことがあります。
それはちょっと髪が……。
髪はなんとも豊に出来ないのですが、これからはぼくが人生の師としてサーちんの人生を豊かなものにしてあげましょう。
さて、奈良のまちで鹿に追いたてられるサーちんを発見したら、
「半ズボンの加山雄三さん、かっこいいー」
と、声をかけてみてください。
今はきっと昔のように怒らず、笑顔を返してくれるでしょう。

ピアノマン野村哲夫復活ライブ

2008-07-25 13:35:24 | 音楽の部屋
野村哲夫といえばぼくらには忘れられない名前です。
彼はディランセカンドのバックでピアノを弾いたり、杉田二郎のバックをつけたり、知る人ぞ知るという存在でした。
もともとはジャズの人でしたが、ぼくらの演奏にも気軽につきあってくれる、気のいいピアノマンでした。
表の仕事は某銀行の支店長でしたが、脳梗塞で倒れました。
厳しいリハビリをし、復帰したのですが、右手が自由に動かない、ということを聞き、野村はんのピアノが聴けなくなる、という淋しさを感じていました。
以前、ぼくも含めて、これまでに野村はんといっしょにプレイした橋本の建っちゃんやタクも、復活ライヴをしようと盛り上がってくれたので、今回の運びとなった次第。
9月23日(祝)午後7時半ごろスタート。場所は京阪伏見、近鉄桃山御陵前下車3分の『ココ』というお店です。
左手でバッキングだけしか出来ない、と野村さんはいっていますが、久しぶりのピアノマン野村の復活が楽しみです。
ぜひ皆さん、おこしください。まだ詳しいことは決まっていないため、はっきりしたら。また、ブログでお知らせします。

コンサートをやります。アンプラグドの。

2008-07-25 11:42:57 | 音楽の部屋
この前、ファンキーチキンの橋本の達ちゃんと話をしていたら、最近、生ギターを弾いて歌ってみたいなと思うねん、との話題で盛り上がりました。
それに、昔の曲をやれたらいい。フォークソングでもブルースでも、とにかくアンプラグドの音楽も楽しいのではないか、ということになり、それもお酒を呑みながらがいい、などと、おっちゃん二人は好きなことをいいあっていました。
それには続けて行くことが大事や、ということになり、
「プレイ・ワンモア・アンプラグド・クラブ」と、名づけて続けて行こう、ということになりました。
第1回目は8月31日(日)、夕暮れ時から桃山の「ココ」と、いうライブのお店でやります。
バンドは4~5バンドの予定で、たっちゃんとこはブルースをやる、といってますし、ぼくとこは今回はフォークっぽい感じで行きます。
これから、ぼくらのライヴの趣旨に賛同してくれるバンドが集まってくれ、この会が続いて行ってくれるといいと思う、今日このごろです。
暇なおかたはどうぞのぞいてやってください。