地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

小説以外の活動紹介

2006-06-25 18:54:06 | 文学の部屋
★『山城国一揆・平和と自治の郷土づくり』ビデオ映画
 綴喜ライオンズクラブ(2005年)チャーターナイト40周年記念事業作品
 監督・前橋吾朗
 原作・東義久
 監修・中津川敬朗
 制作・日商社、ジェイワークス
 このビデオ映画は、綴喜ライオンズクラブの40周年記念事業として、郷土の歴史のなかでも異彩を放つ山城国一揆を、少しでも知ってもらおうと、企画されたものです。
 今から3年ほど前、ぼくの「絵がたり山城国一揆」を原作・原案としてつくりたいのだが協力してもらえないか、との話をいただきました。
 山城国一揆が少しでも人々に知ってもらえれば、と常々思っているぼくとしては拒む理由もなく、むしろ歓迎する形で、この仕事をお受けしました。
 ライオンズの方たちと何度も企画会議を持つなかで、子どもたちにも判ってもらえるような、そして、そのことで郷土にこんな凄いことがあったことを知ってもらい、わたしたちの郷土に誇りを持ってもらえるような、そんな手助けが出来るビデオ映画が造れたら、との思いになって行ったものです。
 前橋吾朗監督の情熱とライオンズの方たちの熱い思いが「山城国一揆・平和と自治の郷土づくり」と、いう形になり、今は満足しています。
 これまでにない山城国一揆の入門ビデオ映画になった、と。
 多くのひとに利用していただき、山城国一揆のことを理解する助けになってくれたらと思っています。

東義久の作品紹介(番外編)銀の雨降る

2006-06-25 11:41:25 | 文学の部屋
★銀の雨降る
 私家版として1992年2月20日に70冊を発行。いつの間にか無くなり、欲しいとのリクエストに応えるため2006年4月に、私家版として250冊を新版としてまとめました。そのため、一般書店においては扱ってはおりません。
 1992年版の収録作品は、
「♪銀の雨降る♪約束♪陰金抄♪人形♪夜が明けたら♪ブルースに嫉妬する夜」
 の6作品を収録したのですが、
 今回の新版の「銀の雨降る」は、
「♪銀の雨降る♪水の夢♪千代絵の星♪夏の境界」
 の4作品でまとめました。
 これらは、以前に同人誌に発表したものばかりで、木津川と宇治川の狭間でぼくが過ごした子どものころから大人になるまでの心象風景です。
 ぼくの裡では川4部作と称している忘れられない作品たちで、ぼくの原点ともいえる作品たちです。
 「銀の雨降る」は一時映画化の話もあったのですが、そんな話はいつか虹の彼方に消えて行ってしまい、虹をつかむことはできませんでした。
 そんなわけで少し人間関係の不信に陥り凹んでいたころ、「銀の雨降る」は第7回ザ・ビートルズクラブ大賞文学部門優秀賞を受賞しました。
 私家版のため手に入りにくいとは思いますが、もしどこかで本との出合いがありましたら、地方の三文小説家の原点をのぞいてみてやってください。

東義久の作品紹介⑦木津川を泳いだ大仏~元禄山城有情

2006-06-25 09:52:36 | 文学の部屋
★木津川を泳いだ大仏~元禄山城有情
2006年6月(文理閣刊)1,600円
 久し振りの出版です。
 この作品は、平成15年3月から平成16年12月まで「季刊誌MIMI」に連載した作品で、連載が終わった平成17年2月6日に京都放送劇団により京都府立文化芸術会館で放送劇として上演されました。好評で、多くの方たちから、いつ本になるのですか?早く出版してください、との意見をいただいていました。
 なんのかんので漸く出版にこぎつけました。
 物語は元禄時代の南山城の寺田村。
 男と女の色恋を中心にして、南都の大仏殿復旧のための木津川での大材木の運搬作業がからみながら、物語は展開して行きます。
 ぼくの2作目の時代物をぜひお楽しみください。