自動車部門での自身の発明によってメルセデス・ベンツの基盤を築いたカール・ベンツは、「私の最初の顧客は狂人だった。二番目の顧客は自殺願望を持っていた」と言ったとされています。
現在の彼の顧客たちは単に高級品志向であるというだけです。
しかし今日は、夜通しのブラックフライデーですが、安い買い物をするために私たちの安全や正気さを危険にさらす必要はありません。
水星と金星が冥王星と形成しているアスペクトは、物質的な富が幸福をもたらすと信じ込むことの危うさを教えてくれています。
本日のケイナーホロスコープより。
安物買の銭失い
安売りで益を儲ける商売はよろしくない
よく祖父だの祖母だの叔父だの叔母だの親が話してたなぁ。
安物には品が良いものではないものも多いし(じゃぁUNIQLOはどーなる?と突かないでください。これはこれで別の話。)、商品価格にはそれに関わる労力の値段がついているから(それでそれぞれの立場の人が生活できて世の中が成り立っている)その値段を無闇に叩くというのは誰かを泣かせてる可能性がある、ってこと。
それはゆくゆく消費者も騙されてるってことに繋がる訳です。
宣伝費も「本来そんなに必要ないものだ」ってテレビを観ながらよく聴かされた。
モノを作って売る場合、どのくらい売れれば商売上オッケーって数を最初から勘定できてなきゃおかしいし、無闇に多売しても現場は狂うし(作ったりする側の計画が狂うと品質低下になったりもするってさ)、本当に世の中で良いとか必要と思われるモノは過度な宣伝をしなくても必ず売れるから、宣伝が常識を超えてるのは怪しいってさ。
ベンツも最初は車が必要っていうお客様がいたってこったね。体裁じゃなく。
宣伝も企業ポリシーが伝わってくるような宣伝が少なくてつまんない。
「売れる宣伝はこうしたらいいですよ!」って人に任せっきりな感じで。
今日たまたま山口小夜子さんの資生堂のポスターやらコマーシャルをネットで追いかけていて、
「子供の私ですら威厳を感じたよなぁ、添えられてるコピーにしても。」
と、サントリーの昔のコマーシャルもそうでしたけど、「売り」ってより「演出」「心意気」が優っていて、「作ったり売る側が凄い大人だったよなぁ」ってつくづく思ったな。
あの頃の水準に戻って欲しいなぁ。
「戻る」ってより、「やっぱり真剣に全体調和を考えればここに到達しますよね!」っていう納得の上の到達。