外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

投手力の大切さ

2010-04-12 18:55:15 | 大学野球
早立戦では「野球は投手」という言葉を改めて噛み締めるような戦いとなりました。
最少失点で投手が踏ん張っていると、勝機が巡ってくる。
しかし、投手が踏ん張りきれないと、ゲームが壊れてしまう。

先日のオフ会でも話題に及んだのですが、投手陣が崩壊すると大変なことになるということを、早稲田も過去に経験しています。

1998年(平成10年)の春季リーグ戦。
選手獲得が思うようにできない時代ながらも、"マックス"佐藤清監督(天理高校-早大-日本生命。現・城西国際大監督)が手塩にかけて育ててきた選手たちが力をつけて、早稲田は優勝候補と言われてシーズンを迎えました。
なかでも投手陣には、後にプロでも活躍する藤井・鎌田の二枚看板が揃い、ファンの期待は膨らみました。(写真)

ところが、大黒柱と期待された左腕・藤井投手が故障して戦線を離脱。
それがきっかけとなり投手陣が総崩れとなってしまいました。

開幕戦では東大に先勝を許し、ヒヤリとさせられましたが、その後は連勝して勝ち点を取りました。
なお、東大三回戦は逆転での薄氷の勝利でした。
東大一回戦●2-8
東大二回戦○13-0
東大三回戦○12-6

ともあれ、これでチームも立ち直り、何とか優勝争いができるのかと思ったら、それが大間違い。
何と、次の早法戦から八連敗を喫して、五位に終わってしまったのです。

法政一回戦●2-4
法政二回戦●1-2

立教一回戦●1-4
立教二回戦●0-5

明治一回戦●6-8
明治二回戦●2-8

慶応一回戦●3-4
慶応二回戦●3-11

とにかく、11試合に延べ47名の投手が登板し、チーム防御率が4点台半ばという状況でしたから、とても優勝争いどころではありませんでした。

あのシーズンの選手たちの顔ぶれをみると、なかなかの実力者たちが揃っていました。
その証拠に、翌年の春には、野村徹監督が就任されるや、一気にリーグ優勝してしまったのですから。

1藤井(3年、今治西)、村上(3年、早実)、本家(3年、帝京)、鎌田(2年、秋田経法)
2西牧(4年、早実)、林川(2年、鹿児島実業)
3梅沢(3年、前橋工業)
4米村(3年、秋田経法)
5野口(2年、早実)
6松瀬(4年、主将、宇和島東)
7中西(2年、三田学園)
8松木(4年、高松一高)
9開田(2年、柳川)


さて、立教から勝ち点を取ってスタートした2010年の春季リーグ戦ですが、登板したのは斎藤・大石・福井の三投手だけでした。

リーグ戦の期間中、誰かが調子を落とす時期が必ずやってきますから、立教との戦いにおいても、点差のついた場面では控え投手たちを慣らし運転しておきたかったと思います。
ベンチの中で肌で感じる戦況や対戦相手の力量は、観客席で感じるものとはかなり違うものなのでしょうけれど。

次の明治戦は投手三人で済むような戦いとはならないと思うので、ちょっぴり不安を抱えた形となりました。

なお、次の週末は、東京の春の風物詩・早慶レガッタです。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立教に連勝して勝ち点1

2010-04-11 19:53:42 | 大学野球
早立二回戦は、立教投手陣の自滅にも助けられて早稲田が連勝し、勝ち点1を奪取しました。

この2試合を振り返ってみますと、次のような成果がありました。
〉主力である四年生投手トリオが、順調な滑り出し、
〉オープン戦での好調を持続している渡辺、松本の三年生内野手が投打に大活躍
〉二年生の杉山捕手の強打、佐々木外野手の俊足がチームに貢献

その一方で、
〉土生、山田、宇高のバットが湿りがち
〉新戦力である横山、小山田の一年生投手を起用する機会がなかった
という点は残念でした。

次の週末はお休みで、次いで早くも明治と対決です。
総力戦で二つ目の勝ち点を獲得してもらいたいものです。

ところで、昨日、今日と、多くの若手OBたちが神宮にやってきました。

須田、国府、三浦、泉、白石、前田新吾、大前、藤原、高屋敷…
みんな元気そうでしたよ。
Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サヨナラで立教に先勝

2010-04-10 22:09:38 | 大学野球
今日は、オープン戦の戦いぶり通りの苦しい試合展開となりましたが、相手投手のボークにも助けられて、辛うじて立教に先勝しました。

投げては、斎藤主将が最速147キロを記録する快調な投球を披露してくれましたが、速球が甘く入ったところを痛打され、あるいは三塁に走者を置いて暴投して、二点を先行されました。

しかし、同点に追いついた後に二番手で登板した大石くんが立教打線を封じ込めている間の数少ないチャンスを生かして、松本くんの犠飛でサヨナラ勝ちしました。

試合後は、楽しいオフ会。
いつものメンバー、新たに参加していただいたメンバーで、ワイワイガヤガヤと学生スポーツを話題に、美味しいお酒を楽しみました。
参加してくださった皆様、お疲れ様でした。

本日のベンチ入り
投手
斎藤、福井、大石、池下、大野、小山田、横山

捕手
市丸、杉山、地引

一塁
宇高、桜庭、古山

二塁
渡辺、後藤

三塁
松本、徳井、

遊撃
松永、佐野、大野(大)

外野
山田、川西
佐々木、佐藤泰
土生、
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二刀流のリスク

2010-04-09 18:07:32 | 大学野球
いよいよ明日は開幕戦。
試合後には恒例のオフ会も予定されています。
ぜひ立教を撃破して、皆様と勝利の美酒を楽しみたいところです。

さて、昨秋以来、大石くんの二刀流に対して否定的な意見を発信し続けている私ですが、その背景をお話ししたいと思います。

過去にも話題にしたことがあるのですが、時は1978年(昭和53年)秋の早法一回戦に遡ります。
このシーズンは早稲田が勝ち点5の完全優勝を果たしたのですが、最大の山場は早法戦でした。

法政は、江川・金光らが卒業したものの、やはり選手層の厚みはずば抜けていまして、特に左腕のエース・加藤投手の攻略にてこずり、早稲田は苦しんでいました。

その加藤投手は左投げ右打ち。
すなわち利き腕が前に出る形でバッターボックスに入り、打撃でもなかなかの実力を発揮していました。

ところが、拮抗する展開となっていた早法一回戦の中盤、早稲田の北口投手の投じた内角速球が、打者であった加藤投手の左手首を直撃してしまったのです。(写真)

この次の回、加藤投手は気丈にマウンドに上がりましたが、死球の影響から、どうにも制球が定まらず、悔しさから男泣きしながら降板してしまいました。

いつものように私は学生席で友人たちと観戦していたのですが、その場面の早稲田学生席は、まるで自分たちが加藤投手にボールをぶつけたような心境となって、お通夜のように静まり返ってしまいました。
しかし、誰かが後ろの方から「加藤には悪いが、ここは我慢してもらおう。これまで法政に何年間も泣かされてきたんだから」と叫んだのをきっかけに、学生席は元気を取り戻しました。
そして早稲田は2勝1敗で法政から勝ち点を獲得し、勝ち点4同士の早慶決戦へと突入していきました。

でも、投手が利き腕を前にして打席に入ることのリスクは、私の記憶に深く刻み込まれたのです。

皆様ご存知のように、大石くんも右投げ左打ち。
利き腕を前にして打席に入りますから、死球のリスクが本当に私は怖いのです。

更に、大石くんがショートやセンターの守備についた時、本職の野手ではないから仕方ないのですが、フットワークに少し難があるようで、球際で上体に足が追いつかないことがあって、変な転び方をします。
この傾向は下級生の頃から見られるもので、転ぶたびに肩や脇腹を傷めていました。
野手として1週間練習すると次の1週間はケガで休む、ということを、下級生の大石くんは繰り返していたんです。

昨年の早慶戦でショートに入った際にも、打球に対して横っ飛びで捕球にいき、プレー後に強打した左肩を気にする仕草をしていた大石くんを、記憶されている方もいらっしゃると思います。

右投げ左打ちに伴う死球のリスク、そして守備におけるケガのリスク。

やはり大石くんの二刀流は、危なっかしくてたまりません。
ショートやセンターではなく、せめて一塁守備ならばと思ったりもします。

大石くんの二刀流に頼らなくて済むように、山田、土生、宇高らの本職の野手たちに頑張ってもらわねばなりませんね。

大石くんが左ウチワで試合を眺めていられるような、打棒ワセダの爆発を期待しましょう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

驚いたこと

2010-04-08 18:24:37 | スポーツ全般
先日、知人と会うために横浜駅で下車しました。
毎日の通勤電車で通過している駅ではあるのですが、下車したのは久しぶりです。

あくまでも個人的な印象ですが、横浜駅にはどうも落ち着きが感じられない雰囲気があります。

もちろん屈指のターミナル駅ですから、数多くの人が乗り換えのためにせわしなく移動することが、落ち着かない最大の要因なのでしょう。

でも、もう一つ思ったのが、『そういえば、横浜駅って、いつも何か工事しているな』ということ。

工事のために通路の一部が遮蔽されていたり、あるいは建設用の重機の唸りが四方から響いてきたりすると、どうしても一般利用者は圧迫感を持ったり、すみやかに工事現場から離れようと足早になったりしてしまうものです。

ネットで調べてみたところ、1915年(大正4年)に現在の場所に駅が開業して以来、何と一度も駅改良工事が完了となったことがないのだそうです。
ちなみに現在は、東急東横線の地下化工事に続いて、横須賀線ホームの拡張工事が大規模に行なわれています。

それだけ横浜駅周辺が発展を続けてきた地区だといえるかも知れませんし、一方では長期ビジョンが欠けた状態で場当たり的に膨張してきた街だと言えるのかもしれません。

蛇足ながら、日本で初めての鉄道が新橋から横浜まで開通した当時の横浜駅は、現在のJR桜木町駅の付近にありました。
その駅前には三菱重工の造船所があり、その地点に現在は超高層の横浜ランドマークタワービルが建っています。

いずれにしても、95年間にわたって一度も工事の途絶えることがなかったという横浜駅の歴史は、かなりの驚きでした。

さて最近、もう一つ驚いたこと。
それは、巨人の木村拓也コーチの急逝です。(写真は高校時代の木村さん)

誰よりも強靭な体を持っているはずのプロ野球選手が、37歳の若さでお亡くなりになるとは考えもしませんでした。
これには本当に驚きましたし、悲しみで一杯です。

野球ファンの1人として、心からご冥福をお祈りいたします。

それにしても、野球に限らず、トップレベルの競技スポーツの選手に、若くしてお亡くなりになる方が意外に少なくないという気がします。

私たちのような一般人にとってのスポーツとは、健康増進などを目的とする、いわゆる体に良いこととしてスポーツをやるわけです。

一方、競技スポーツの厳しい勝負の世界に生きていらっしゃる方々は、当然のことながら試合に勝つためにトレーニングします。
したがって、勝つために体をイジメ抜く、長い目で見れば体に良くないかも知れないことも敢えて取り入れながら、勝負に勝つための体づくりをするともいえるわけです。

例えば、大学ラグビーでも、プロテインを大量に服用しながらウェイト・トレーニングをして、鎧のような筋肉を鍛え上げる選手もいます。
若いうちは大丈夫なのでしょうが、歳をとってくると何か反動がありそうな気がします。

プロ野球選手でも、厳しいトレーニングを行うのに併せて、様々なサプリメントを利用して、故障するかしないかギリギリのところまで体を追い込んで、勝負に勝とうとしている人もいるだろうと思います。

プロ・スポーツは華やかで若者の憧れの世界ですが、こうして考えると、並大抵のことでは生き抜いていけない厳しいところだと改めて感じます。


一方、野球に限った話ですけれど、家族やオフィスで机を並べる同僚に喫煙者が皆無という私から見ると、野球関係者には喫煙者がとても多いように感じます。
高校や大学の監督さんたちが、練習グラウンドの脇や球場の通路などでスパスパと煙草を吸っている姿をたびたび見かけるのです。

プレッシャーのかかる勝負の世界で生きていらっしゃるのですから、試合や練習を終えて一服するときの煙草は格別なのかもしれません。
しかし、尊敬する監督さんたちが美味しそうに煙草を吸う姿を見ながら、野球少年たちは成長していくのですから、その結果として、野球選手たちの中にも喫煙者が増えることになります。

日本人男性の喫煙率は3割から4割と言われていますが、少年たちへの影響を考えた場合、できるだけ野球の指導者の方々には少年たちの面前では喫煙しないように努めてもらいたいと思ったりしています。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春季リーグ戦展望

2010-04-07 18:30:53 | 大学野球
もうすぐ開幕です。

早稲田のオープン戦の戦いぶりを振り返りますと、多くの皆様も感じていらっしゃるとおり、投高打低、チームの投打のバランスが今一つだという印象を強く持ちました。

しかし一方では、明るい材料も数多く見い出だすことができたオープン戦でもありました。

まず投手力は、四年生トリオを中心に大学球界屈指の実力を有していることは疑いありません。
斎藤主将、大石の二人が、順調な仕上がりとなっていることに加えて、進境著しい福井投手が、背番号11にふさわしい力強い投球を登板ごとに披露してくれているのが何といっても頼もしい。

そして、横山(福島・聖光学院)・小山田(古河三高)の両新人投手が、かなりの実力者だということも、オープン戦で証明されました。

投手陣がこのままの調子を維持してリーグ戦に入ることができれば、左投手が大野くん1人という不安はあるものの、チーム防御率1点台も夢ではないように思います。

次に、野手に目を転じますと、二年生となり背番号6をもらった杉山捕手のプレーが、見違えるように安定してきました。
変化球がワンバウンドしても後逸することがなくなりましたし、フットワークが改善されて、二塁への送球がとてもスムースかつ正確になりました。

対抗馬の市丸捕手も投打に大きな成長を感じます。
バットの鋭い振りは彼が不断の努力を惜しまなかった証でしょう。
しかし、総合力で杉山捕手が完全に頭一つ抜け出したと思います。

内野陣については、渡辺、松本、佐野、桜庭の3年生四人の成長が心強いです。
特に、渡辺くんは安打製造機といえるような活躍をオープン戦全試合を通じて見せてくれました。
高校の後輩・横山くんの入学も、良い刺激になっているようです。
渡辺くんは、内野の複数のポジションを守ることができますので、きたる春季リーグ戦では全イニング出場するつもりで投打に頑張ってもらいたいと思っています。

また、大野(大)(早実)、東條(桐光学園)、江塚(掛川西)、冨永(都城商業)の新人たちも期待できます。
今年の新人達は、少なくとも春季新人戦で大暴れしてくれそうです。

一方、現在の四年生内野陣は、下級生の頃から部内競争で揉まれる機会が少なかっただけに、どこかノンビリ構えている雰囲気があり、それが結果として彼らの伸び悩みにつながった憾みがありました。
今季の新戦力台頭は、四年生たちのお尻に火を付けて、きっとチーム全体の活性化につながると思います。

外野陣は、山田、土生の二人には、とにもかくにも打線の中軸として頑張ってもらわなくてはいけません。
彼らの出来次第でチーム全体の得点力が大きく左右されますので、ある意味で賜杯奪回の成否は、彼ら二人の打棒に懸かっていると言えるかもしれません。
もし彼らのバットが湿りがちの場合には、大石くんに二刀流を強いることにもなりかねませんから、その意味でも二人には打ちまくってもらいたいです。

残るセンターについては、二年生となった佐々木選手が少しずつ機能し始めました。
抜群の身体能力を誇る佐々木くんですが、打撃と実戦的な走塁に課題を抱えています。
ただ、オープン戦後半には、叩きつけるバッティングで脚力を生かそうという努力が結果を出し始めましたので、ぜひリーグ戦でも結果を出してもらいたいところです。

外野陣では、同じ二年生の地引、荒谷(桐蔭学園)の二人も力をつけてきました。
新人の白澤選手(神村学園)は、抜群の走力を生かした実戦的な走塁とクセのない打撃が持ち味で、オープン戦でレギュラー級の背番号をもらっている試合もありました。
ひょっとしたら、リーグ戦後半に出場の機会が巡ってくるかも知れません。

こうやって個々の戦力をみると、かなり楽しみな材料が揃っていることが分かります。

加えて、私が観戦した試合で、守備についている宇高くんが投手に向かって大きな声で檄を飛ばしていたことを、とても頼もしく思いました。

主将となった斎藤投手の役割は、リーグ戦の第一回戦を、なりふり構わずに確実に勝ちにいくこと。
三年前の田中幸長主将の時のチームよりも打者が非力ですから、投手の負担はかなり重いです。
でも、そこは大学三年間の経験を発揮して、実力伯仲のリーグ戦を勝ち抜く原動力になってもらいたいです。
投球以外のことは宇高副将に任せて、いかに相手打者を討ち取るかということに120%集中する。
それが主将に選ばれた投手に期待される、リーダーシップ発揮の形だと私は思います。

もっとも、オープン戦の結果をみると、強そうなチームには、ことごとく早稲田は負けてしまったという気もします。

たかがオープン戦。
されどオープン戦。

負けた現実をきちんと受けとめて、実力伯仲のリーグ戦を勝ち抜いていくしかありません。

厳しい戦いが続くと思いますが、その分、私たちも気合いを上乗せして応援致しましょう。

ガンバレ早稲田!!!


P.S.
マスコミの前評判は、良くも悪くも、私は全く考慮しません。
東伏見でも神宮でも滅多に見かけない記者がシタリ顔で語る予想なんて、関係ないですよ。

太鼓持ちのように早稲田を持ち上げる記事に浮かれてはいけませんけれど、他校に脅威を感じる必要もありません。

早稲田を応援するファンが目指すのは、リーグ優勝への一本道です。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご家族からのメール

2010-04-06 18:45:11 | 大学野球
このところ、野球部員のご家族からメールをいただく機会が増えました。
どのメールも、東伏見で夢を追い続けるご子息を応援される、ご家族のお気持ちがひしひしと伝わってくるものばかり。
一般ファンの一人として応援する私としても、リーグ戦開幕を前に、気合を入れ直さなければならないと感じています。

地方にお住まいのある方からは、『今は斎藤投手をメディアが取り上げるので、結果としてテレビや新聞で少しは東伏見の様子が分かります。でも来年からはどうなるんでしょうか。』と心配されていました。
そのご心配はもっともですし、恐らく、その通りになってしまう可能性も高いと思います。

ただ、これまでもメディアが大学野球に見向きもしなかった時期がありましたけれど、各大学の野球部は伝統を継承して練習を続けてきました。
六大学各校が学生野球の本分をきちんと守って努力を重ねている限り、メディアが追いかけるようなスター選手が卒業しても、きっと根強いファンが写真や観戦記をウェブで公開してくれます。
地方在住のご家族やファンの方々も、それらの媒体を介して、グラウンドの雰囲気を感じていただけるのではないでしょうか。

また、下級生のご両親の中には、優勝パレードや祝勝会をご存知ない方も少なくないようでしたので、リーグ優勝の暁には是非とも上京して、堂々と車道を歩きましょう、そして大学野球の醍醐味を味わってくださいと、ご案内しました。

全く力不足ではありますが、少しでもお役に立てるよう私も頑張ってまいります。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ向きの高校球児

2010-04-05 17:28:39 | スポーツ全般
センバツが終わりました。
今年は天候が不順だったため、予備日を使い切ってしまい、あとの無いギリギリの日程で大会を終えたそうですね。

いつも甲子園を全試合観戦されるという早稲田の先輩は、今回は連続14泊(!)して、土曜日の夜に帰京されたとのこと。
その翌日には東伏見においでになっているのですから、その熱意には、全く頭が下がります。

さて、甲子園で活躍する選手たちを見ていて、「彼には、できれば六大学に来てもらいたいなあ」という選手がいる一方で、「この選手はプロ向きだろうな」と直感する場合もあります。

例えば、最近ならダルビッシュ投手。
高校時代から、プロに行ってこそ持ち味が発揮されるという雰囲気が漂っていました。

私が学生時代に見た甲子園球児の中では、浪商の香川・牛島の人気バッテリーが、プロ向きを感じさせる選手でした。

大人びたクールな雰囲気の牛島投手に対し、人懐っこい笑顔と体型の香川捕手。
数多くの女性ファンを熱狂させる牛島投手に対し、野球漫画「ドカベン」の主人公そっくりでチビっ子野球ファンから人気を集める香川捕手。

そんな対照的な二人の共通点は、高校生離れした野球の技量と独特のオーラでした。

彼らが甲子園狭しと暴れまくった1970年代の後半、高校のスター選手がプロ入り後に伸び悩むケースが相次ぎ、「高校生がプロ入りしても即戦力にはならない」と言われ始めました。
そして、大学生や社会人がドラフト上位を占めるようになりつつありました。

そんな状況でしたが、牛島・香川のコンビは、プロ野球入りが当然、そしてプロの世界でも逞しく生き抜いて早くから頭角を現す器だろう
そんな予感、期待をビンビンと感じさせる二人だったのです。

果たして、牛島投手は中日ドラゴンズに入団するや、あっという間に主力投手となり、高校時代と変わらぬクールな雰囲気を漂わして活躍。
かたや香川捕手も、南海ホークスに入団し、大阪っぽさとパリーグっぽさを絵に描いたような人気選手となって活躍しました。

あれから三十年以上。
球児たちの体格が良くなり、高校野球の指導も進歩したので、いきなりプロ入りしても活躍できるような選手が再び増えてきました。

でも、バッテリーに限ってみれば、牛島・香川の二人ほど、揃って高校からのプロ入りが当然と感じさせられる実力と個性を兼ね備えたコンビは、まだ登場していないように思います。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒沢大学に勝利

2010-04-04 15:05:43 | 大学野球
本日行われた駒沢大学とのオープン戦は、5対1で早稲田が勝ちました。

福井くんの豪速球が唸り、8回1失点の好投。

打っては渡辺くんの同点適時打、土生くんの勝ち越し三点本塁打などで、久し振りに快勝し、勢いをつけた良い形で、オープン戦の全日程を終了しました。

ネット裏には、日立製作所に就職したばかりの藤原くん(観音寺一高)が観戦に来ていました。
彼は情報通信の部署に配属となったそうで、とても元気そうでしたよ。

写真は、準硬式の公式戦、早稲田vs明治を応援に来た応援部の諸君です。
彼らも本番に突入しました。


Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲子園決勝の激闘

2010-04-03 16:31:52 | 大学野球
今日は朝から休日出勤していました。
かなり順調に仕事が捌けていたのですが、ワンセグで甲子園の決勝をちらりと見た途端に、一気に効率ダウン。
^ロ^;

どちらに転ぶか分からない緊迫した試合展開に、すっかり画面に釘付けになってしまいました。

結果は、皆様も既にご存知の通り、沖縄・興南高校が見事に延長戦を制して優勝。
注目の左腕・島袋投手、素晴らしい投球とフィールディングでした。

かたや敗れた日大三高の吉澤遊撃手は、最後は救援投手として登板するという八面六臂の活躍を見せてくれました。

ぜひ六大学に来てほしい二人の大活躍はもちろん嬉しいのですが、実は不安も半分。
二人の予想以上の大活躍に、プロ球団のスカウトたちが、あの手この手で動き始めるだろうなあというのが不安要素です。

ともあれ、両校の選手・応援団の皆様、おめでとうございます。
そして、お疲れ様でした。

写真は、高校三年生の時に、やはり画面に釘付けになった甲子園の一枚。
広島商業と静岡商業が戦った試合のメンバーです。

どちらの高校にも、後に大学野球で活躍することになる選手たちの懐かしい名前がズラリと並んでいますね。

なお、これから東伏見に向かいます。
スポ科の学部入学式を終えた新入部員のご家族と、食事することになっています。
(^^)/▽☆▽\(^^)
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする