外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

科学技術と事業仕分け

2010-11-30 18:08:25 | 社会全般
昨年のちょうど今頃、科学技術予算に係る事業仕分けをブログで取り上げました。
過去記事へのリンク

「2番では、どうしてダメなんですか」という仕分人たちに、文部科学省の意を受けたノーベル賞受賞者らが激しく反論。
その様子は世間で大きな話題となりました。

そして、それ以降、専門家の皆さんは「資源のない日本は、科学技術の研究こそが生命線だ」と、ことあるごとにプロバガンダするようになりました。
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しかし、現在でも私は冷めています。
薬害エイズ事件しかり、長良川河口堰しかり、空港や道路の需要予測しかり、科学者・専門家たちの意見といえども常に正解というわけではないという冷徹な現実を、嫌と言うほど体験してきました。
だから、「この科学技術こそが日本の将来を支える」と熱く語る科学者の声を聞いても、「それって、本当なのかな」と私は感じてしまうのです。

どのような科学技術が日本の将来を支えてくれるのか。
環境保護、新エネルギー、医療介護、農業・・・ それぞれの分野に、専門家の目から見て有望な領域があるのだろうと思います。

しかし、どのような分野に、どのくらいの金額を、どんなタイムスパンを想定して、泣け無しの予算を実際に投入するのか。
そして、どうやって投資効果を検証するのか。

その見極めと優先順位の決定には、総合判断、あるいは、ある種の賭けのような部分があるはずです。

だとすれば、議論の積み上げを通じて、資金の出し手である納税者の合意を形成する必要があると私は考えます。
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しかし、科学者あるいは官僚は、それをトップダウン式で決めようとします。
だから、社会から幅広い支持を受けることができないのです。

官僚は、「有識者にお集まりいただき、意見を集約した上で決定している」と反論するかもしれません。
でも、提案者サイドの尺度で選ばれた少人数の意見が、国民の声を代表していると言えるのでしょうか。

「坂の上の雲」の時代は、少数の秀才を鍛え上げて、彼らの英知を信じて国を将来を託すという図式だったと思います。
でも、それを現在の社会に当てはめようとしても、それは無理というものです。

専門用語を使わずに、ていねいに納税者に説明する
見通しのつかない不確定要素が含まれる場合は、その事実を誠実に公開して、幾つかの場合分けしたシナリオを示す。
そのようなプロセスを通じて、納税者の合意と決断を得る。
そして、定期的に納税者に対して経過報告を行なって、判断の前提となった状況の変化があれば、軌道修正も行なう。

科学者にも、官僚にも、そのような謙虚な姿勢と地道な努力が要請される時代です。

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「小さな大投手」と「KEIO 革命」

2010-11-29 18:34:08 | 大学野球
ベースボールマガジン社から、大学野球に関する新書が二冊、新たに発売されました。
どちらも945円。

購入予約していたAmazonから発送通知が昨日ありましたので、今日あたり自宅に届いているのではないかと。
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まず「小さな大投手」
東京六大学野球で、投手として不滅の48勝を記録した、法政の山中正竹さんがお書きになりました。

エース投手ならば先発・完投が当り前という1960年代の東京六大学野球。
そして、早稲田に谷沢・荒川、明治に高田・星野など、凄い選手たちが割拠していました。

そんな時代に、四年間8シーズンで平均6勝し続けるいうことが、いかにとてつもない記録で、そして過酷なことであるか。
若い世代のファンの方にもお分かりいただけると思います。

この本の副題が「六大学の本当のチカラ」
大学、社会人、そして五輪代表チームでの指導者としても豊かな経験をお持ちの山中さんが、六大学について、どんな思いを抱いていらっしゃるのか、私は楽しみです。
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もう一冊は「KEIO革命」
こちらは慶応の江藤省三監督が書いていらっしゃいます。

江藤さんが監督に就任されて、明らかに慶応は強く逞しくなりました。

一言で「プロでの経験」といいますが、江藤さんが具体的に大学野球のどこに着目されて、具体的にどんな指導をなさったら慶応が変わったのか。
ファンだけでなく、多くの野球指導者の方々も、きっと興味津々だろうと思います。

早く帰宅して、本を開いてみたいです。
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自宅で過ごす日曜日

2010-11-28 18:00:57 | 大学ラグビー
家族から病人が出ると、なかなか大変。
今日は出かけないで、ずっと自宅で過ごしました。

とはいえ暇を見つけて、DVDでケビン・コスナー主演の「アンタッチャブル」、サンドラ・ブロック主演の「あなたが寝てる間に(While you were sleeping)」と、シカゴを舞台にした映画を二本観ました。

アメリカの鉄道首都と呼ばれるシカゴ。
全米の長距離鉄道網の起点となるシカゴ・ユニオン駅の荘厳な造り、あるいはループと呼ばれる市内の高架鉄道など、シカゴを舞台にした映画には鉄道が欠かせません。

ループは「ブルース・ブラザーズ」でも登場しましたね。

映画に登場するシカゴの美しい風景を眺めながら、次に長期休暇が取れた時には、シカゴから列車の旅を楽しむのもいいなあと考えたりしました。

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さて、来週日曜日は、伝統のラグビー早明戦。
そして、無敗の明治に早稲田が挑むという構図となります。

今年の明治は良いチームです。
報道によれば、原則として毎朝6時半から、各ポジションのコーチとメンバー全員での練習を行い、それから部員は大学の講義に向かい、コーチは会社に向かう。

そして午後からは、筋トレや自主トレにあてるという日々を、ずっと続けているそうです。

授業優先は、学生スポーツの基本中の基本ですし、生活のリズムが良くなれば食事も美味しく、たくさん食べることができます。
そして、翌日の練習に備えて、夜更かしもできません。

もともと素質に恵まれた部員の多い明治が、こんな充実した鍛練を毎日規則正しく積み重ねていたら、間違いなく強くなりますね。

かつて、吉田監督が現役の主将であった時、ややもすると素質依存型で低迷気味であった当時の明治ラグビーを、見事に鍛練型に変身させて大学日本一に。
そして、その後も数年間続く、明治ラグビー黄金時代を造り上げました。

そんな伝説の名キャプテンであった吉田監督の生まれ変わりのような、今年の杉本主将(大工大高校、No8)が、強力なリーダーシップを発揮して、明治の快進撃の原動力となっています。
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早稲田にとって、相手に不足なし。
明治との対抗戦を勝つための努力と工夫を通じて、早稲田ラグビーが成長してきました。

明治が強敵であればあるほど、勝利の価値が高まるというものです。

次の日曜日、満員の国立競技場でお会いいたしましょう。
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今日の東伏見(11/27 )

2010-11-27 19:38:33 | 大学野球
まず、早朝の東伏見。
グラウンドに着いてみたら、斎藤投手が仲間と共に自主トレを行っていまして、私の顔を見ると「おはようございます」と律儀に挨拶してくれました。

道路には、見慣れない顔の新聞記者たちの姿。
アマチュア担当からプロ担当に、新聞記者も交代したのかも知れません。
そういえば、サイン用の色紙を持った野球少年の姿も。
ささやかな変化ですが、プロへのステップを前に一歩踏み出したことを、斎藤くんも実感していることでしょう。

グラウンドでは、白澤、森、江塚、山地、福田らが、静かに練習準備の作業を行っていました。
早くも彼らは新二年生です。

冒頭の写真は、グラウンドに隣接する武蔵関公園。
紅葉が最高に美しい季節であります。

ここは、野球部員たちの憩いの場所です。
例えば、上本くん(現・阪神タイガース)たちが、昼休みにベンチで昼寝したり、休日に釣りをしたりする姿が思い出されます。
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今日は12時からミーティング、12時半から全体練習。

学生コーチ(新人監督)濱くんの統率のもと、新主将・土生くん、副将・市丸くんが先頭に立って練習が行われました。
学生だけでの練習でした。

グラウンドと室内に分かれて守備練習が行われました。
グラウンドの顔ぶれは、概ね次の通りでした。
※学年は新学年

[捕手]
市丸(四年、佐賀北)、地引(三年、木更津総合)

[一塁]
古山(四年、早実)、江塚(二年、掛川西)

[二塁]
渡辺(四年、聖光学院)、川崎(四年、南山)、深澤(三年、早実)、

[三塁]
松本(四年、千葉経大附属)、徳井(三年、早実)、酒松(三年、中村)

[遊撃]
佐野(四年、早大本庄)、川口(四年、八女学院)、沼座(三年、修道)

[左翼]
桜庭(四年、金足農業)、白沢(二年、神村学園)

[中堅]
川西(四年、早実)、佐々木(三年、早実)、大野(二年、早実)

[右翼]
土生(四年、広陵)、若杉(三年、旭野)、小沢(四年、早実)、八木(三年、早実)

その後の打撃練習には、羽鳥(四年、伊奈総合)、中山(二年、早大本庄)、山地(二年、丸亀)、吉原(三年、早大学院)、南(三年、如水館)、福田(二年、四條畷)、杉山(三年、東総工業)らも加わりました。

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夏のオープン戦後半から、ずっと主力メンバー中心の練習が組まれてきました。
しかし、今日からは、故障者を除いて横一線で仕切り直し。
それだけに、どの部員の表情も、とても明るくイキイキとしていましたよ。

12月後半まで、平日は時間別練習、週末に全体練習が行われていきます。

練習は嘘をつきません。
上級生も下級生も、夢に近づくために、みんなガンバレ!

なお、私は行けないのですが、明日の正午から東伏見駅付近で優勝パレードが行われます。
ただし、30分程度のこじんまりしたものです。
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明日から新学年

2010-11-26 20:42:03 | 大学野球
ラグビー部、競走部がシーズン後半戦を熱く戦っている真っ最中ですが、野球部は明日から新学年での練習が始まる「元旦」です。

新しい監督と主将のもとで、新たに栄光を目指して鍛練の日々が始まります。
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既に、新四年生となる松岡主務、濱学生コーチという強力な二本柱が昨年度から頼もしい働きを見せてくれているので、屋台骨に全く不安はありません。

新三年生の深田副務、荒谷学生コーチも、きっとやってくれるでしょう。

新しい監督さんと主将の意志と個性を存分に発揮してもらえるスタッフだと、私が保証します。
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あえて不安を挙げるとすれば、報道の減少のために、地方在住のご家族やファンの皆様が淋しく感じられるかも知れないことです。

そこは、部員たちに頑張ってもらって、優勝を懸けた早慶戦などを実現し、テレビで放映してもらえる機会を実力で勝ち得てもらうことを期待いたしましょう。
私も、微力ながら頑張ります。
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あらしのボートレース

2010-11-25 18:32:39 | スポーツ全般
大学スポーツのオールド・ファンに、最も印象に残る早慶戦を尋ねたならば、野球の「早慶六連戦」を挙げる人が多いでしょう。

しかし、もし早稲田入学前の頃の私が同じ質問を受けたならば、嵐の中の早慶レガッタと答えたのではないかと思います。
なぜならば、小学六年生の国語の授業で、このボートレースのことを習ったからです。

昭和32年(1957)の早慶レガッタのエピソードは、「あらしのボートレース」という題で、昭和36年(1961年)から昭和45年(1970年)まで、小学校六年生の国語の教科書に載り、300万人の小学生に読まれたと言われています。

まずは、皆さんも小学六年生になったつもりで、教科書の原文を読んでみてください。
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「あらしのボートレース」

昭和32年5月12日、伝統の第26回早慶ボートレースが行われました。
前夜からの雨は、まだやまず、さらに、春特有の強風に加えて、隅田川の水面には、かなり大きい波が立っていました。

この一戦に備えて、早稲田・慶応の両大学ボート部の選手たちは、長い間、はげしい練習を重ねてきましたが、試合前の予想では、慶応の勝利がほとんど確実であると見られていました。
というのは、慶応のボート部は、その前年のメルボルン・オリンピック大会にも参加しており、その時の選手の一部が、まだ残っていたからです。

しかし、この悪条件では、勝敗は、はたしてどうなるかわかりません。

慶応のかんとくは、レースに先だって、選手たちに言いました。
「みんな、全力をふりしぼってこいでくれ。この波では、ボートの中に、水がはいってくるかもしれない。しかし、ボートレースというものは、あくまでも、みんなが力をあわせてこぎぬく競争だ。もし、はいってくる水に心をうばわれて、ふだんの練習の力を出せなかったら、相手の選手に対して失礼なことだ。どんなに苦しいことがあっても、力いっぱい戦うことが、スポーツマンにとってたいせつなことなのだ」

一方、早稲田のかんとくは
「たとえ、試合には負けても、けっして、ボートをしずめてはならない。ボートをしずめることは、ボートマンにとって、もっともはずかしいことだ。きょうは、波がたいへん高い。もし、ボートに水がはいってきたら、4人でこいで、残りの4人は水を出してもいい。みんな、最後までがんばって、ボートをしずめないでくれ」
と言って、各選手に、水をくみ出す器をわたしました。

スタート直後、両国橋付近までは、予想通り、慶応が、だんぜんリードしていました。
かさをさして試合を見ていた観衆も、ほとんど、その勝利を信じていました。

ところが、蔵前橋を過ぎるころから、慶応のボートは、しだいにおくれ、早稲田が、じりじりと、差をつめ始めました。
慶応のボートには、だんだん、水がはいって、ついには、選手のこしをぬらすほどになってしまったのです。

それでも、選手たちは、誰ひとりオールを放さず、力いっぱいこぎ続けました。
しかし、ついにゴールにははいれず、ボートはしずんでしまいました。

早稲田のボートでは、水がはいってくると、何人かの選手がくみ出し係になって、はるか前方を行く慶応のボートの速さに、くちびるをかみながらも、少ない人数でこいでいました。
しかし、しん水で速力のおとろえた慶応を、駒形橋の近くで追いぬき、勝敗は逆転したのです。

ところが、岸に上がった早稲田の選手は、しんぱん長に、試合のやり直しを申し出ました。
「これは真の勝利ではない。この悪天候では、ほんとうの力は出せない」というのです。

しかし、しんぱん員の相談の結果、申し出は採用されず、早稲田の勝利と認められました。

慶応の選手たちは
「試合に対する準備が足りなかったのだから、早稲田の勝利は正しい。明らかに負けたのだ」と言って、早稲田の勝利に、心からの拍手を送りました
(引用終わり)
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沈没必至という過酷な状況に直面しても、早慶両クルーは、それぞれの信念を貫徹し、さらに両クルーが互いに好敵手への敬意を忘れませんでした。

学生スポーツの対抗戦の神髄を体現したエピソードは、日本人の魂を大きく揺さぶり、スポーツマンシップの鑑として新聞各紙で絶賛されて、ついに小学校の教科書に取り上げられるまでになったのでした。

私の小学校のクラスでも「ケイオーの戦い方は」「ワセダの判断は」等々と、かんかんがくがくと討議しました。

なお、現在の早慶レガッタは両国橋から桜橋までの三千メートル。
しかし、その当時は永代橋から向島大倉別邸前までの六千メートルという長距離で競われました。
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当時の練習は熾烈でした。
「早稲田学報」に、当時の慶応の練習ぶりが紹介されています。

慶応の選手たちは、遊びに行けないようにと、年末に全員が頭を丸坊主に刈り上げられて、元旦も相模湖で練習。
合宿所でのベッドも、ボートのシートの順番で、一番手、二番手、三番手…と並ぶ。
すなわち、普段の生活から、前後の人の身体の動きや呼吸が分かるようにするのです。

慶応に伝えられる「一艇ありて一人なし」という言葉。
エイトならば、8人で一つ。スターは要らない。
一般人には想像もできない、究極のチームワークを選手たちは求められます。
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かたや、早稲田の漕ぎ手の一人は、ほとんど漕がぬまま、レースは終わりました。
まったく疲れないまま、勝敗だけが決まる。
審判の裁定を受け入れつつも、敗者にも勝者にも、やはり「不完全燃焼」の文字はちらつきます。
あの積み重ねた猛練習への答えは、どこにいってしまったのか。
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「あらしのボートレース」のエピソードに接するたびに、私は、これが大学スポーツだと思うのです。
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私の誇り

2010-11-24 20:25:23 | 社会全般
昨日は、ラグビー早慶戦に敗れて、重い足取りで帰宅しました。
しかし、その後に、もう一つ「事件」が我が家で待っていました。

さあ寝ようと布団に飛び込んだ午前0時前、階下で大きな物音がしました。
二世帯住宅の一階で生活している86歳の父が、トイレ帰りの廊下で転倒して、頭を床で強打してしまったのです。

救急車で病院に搬送されて診察を受けたところ、脳出血はないとの宿直のお医者さんの診断。
しかし、念のためMRI検査を受けなさいとの助言をいただき、検査入院することになりました。

結局、私が病院から帰宅したのは夜中の3時近くとなってしまいました。

今朝は、正式な入院手続きを終えてから昼過ぎに出勤。
明日は、MRI検査の結果を確認するために、午後から再び病院に行きます。
もっとも、お昼前にベッドに立ち寄った時に、「大丈夫。お前は大げさなんだよ」と話していましたので、今のところ大事には至らないと思います。

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私が小学生の頃、週末ごとに六大学野球や大学ラグビーに連れていってくれて、観客席に座って過去の名選手たちについての思い出を本当に楽しそうに話してくれた父です。
このブログで、時として物知り顔で学生スポーツを語ったりもする私ですが、実は父の足元にも及びません。

年齢が年齢ですから、父の身体は、あちらこちらにガタがきています。
それでも、もっと長生きしてもらって、
「今年の早稲田は強いじゃないか」
「あの場面で、スクイズはないだろう」
などという父の講釈を、私はもっと楽しみたいです。
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真夜中に救急隊員の指示で健康保険証などを探した際に、父の手提げカバンの中を引っ掻き回しました。

カバンの中に、海軍経理学校と旧制・東京商科大学(現在の一橋大学)のクラス会名簿、そして我が家の家族揃っての写真を見つけました。

若き日の父の写真もある、海軍経理学校クラス会HPへのリンク


父の誇りと心の支えが何なのかを、改めて理解できたように思いました。

父は私の誇りです。
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ラグビー早慶戦は惜敗

2010-11-23 20:24:08 | 大学ラグビー
ラグビー早慶戦は、慶応のクレバーなゲームメイクと忠実なタックルの前に、惜敗しました。

風上に早稲田、風下に慶応が陣取って始まった前半。
早稲田が優勢に敵陣に攻め込んで何度も得点機を得るも、インゴール・ノックオンやPG失敗で、3対3の同点のまま前半40分を終わりました。

かたや風下の慶応は、キックを自重して、自陣深くからでもボールを回して前進を図る作戦。
大きなゲインを得ることは出来ませんでしたが、早稲田にリードを許さない、理想的な戦いでした。
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後半は、お互いにトライを一つずつ決めるも、慶応が難しい位置からのゴールキックを成功させる一方、早稲田がゴールキックを失敗。

早稲田は何度も敵陣深く攻め込むのですが、風上にたった慶応は一転して素晴らしいタッチキックを連発して、大きく押し返しました。

結局、このゴールキックの2点が勝敗を分けました。

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天候が心配された今年度のラグビー早慶戦でしたが、結果的には青空の下で大観衆を集めて試合が行われました。

早めに外苑前に到着したので喫茶店ベローチェで時間調整したのですが、店内はラグビーファンで超満員に。


「今日も盛り上がりそうだな」と思いながら秩父宮ラグビー場に移動すると、予想を上回る物凄い人波に驚きました。


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勝負には負けましたが、ここ数年気になっていたラフプレー、あるいはジャッジへの抗議などの見苦しい行為のない、気持ちの良い戦いぶりを早稲田は見せてくれました。
気合いを入れ直して、早明戦に臨みましょう。

また、もう一度、大学選手権で慶応と戦う機会が巡ってきた時には、この悔しさを倍返しいたしましょう。

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中野の北京亭で反省会をやってから、中央線上り電車で中野駅から東京駅に向かったのですが、ふと目覚めると下り電車で荻窪駅。
どうやら、眠りこんだまま東京駅から折り返してきてしまったようです。

試合に負けた時は、こんなものです
(T_T)

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最後にもう一つ。

試合前の校歌斉唱。
知らないうちに早稲田の合唱団による校歌が始まって、どこで歌っているのかとキョロキョロしているうちに校歌は終了してしまいました。

かたや慶応は、湘南藤沢高校の合唱団に合わせて場内の慶応ファンも合唱。
見事なアカペラでの校歌斉唱に、先手を打たれてしまった気がしました。

観客席においても、見事な慶応の勝利でした。

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明日はラグビー早慶戦

2010-11-22 22:49:23 | 大学野球
明日はラグビー早慶戦。
お天気は、お昼過ぎから晴れるという予報のようです。

ラグビーの試合は雨が降っても行なわれますから、先日の早慶野球戦のように雨天順延はありません。
雨中の泥ねい戦がドラマを生んだりもするのもラグビーの妙味といえなくもないのですが、やはり好天のもとでの試合が望ましいことはいうまでもありません。

既に、明治が慶応と帝京を撃破して、無敗で早明戦に駒を進めることを決めています。
早稲田としても、明日の早慶戦に勝利して、無敗同士の頂上決戦を久しぶりに実現して欲しいものです。
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折りしも、先日届いた「早稲田学報」が早慶戦を特集していました。

今回は、慶応サイドのインタビューに大きくスペースを割いて、一味違った編集となっています。

野球、レガッタ、そしてラグビー。
各競技における早慶戦の歴史は、そのまま日本の学生スポーツの歴史でしょう。

早稲田学報の記事で面白かったのは、「慶応にはスポーツ推薦の入学制度はない」と慶応の関係者が胸を張ってお話しされている一方で、上田さんが登場する慶応ラグビーの記事では、「AO入試を利用して、大型の有望新人を次々にゲット」と書いてあることです。

このギャップは、言ってみれば、ラインアウトにおける「リフティング」は現在もラグビーの競技規則で禁止されているが、実質的に同じプレーのことを指す「サポーティング」は禁じられていないというようなものでしょうか。
このあたりが、とても慶応らしく、こしゃくというか、スマートだと思います。

ともあれ、早慶明の体育各部が強いと、大学スポーツは面白くなります。

各校が工夫して、高いレベルで競い合っていければと思います。
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最後に、書籍のご紹介です。
早稲田が生んだ若きリーダー、ラグビーの清宮、野球の小宮山の対談集「選手を動かす監督の言葉」(ぴあ。1500円+税)です。

昨日から読み始めたばかりですが、面白いですよ。
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明治・西嶋投手がメジャーを目指す

2010-11-22 06:45:51 | 大学野球
今朝の日経新聞によると、明治大学四年の西嶋一記くん(投手、横浜高校出身)がドジャースとマイナー契約を交わしたそうです。

彼は、プロ志望でしたが、ドラフト指名がありませんでした。

日本国内でチャンスに恵まれないのなら、本場アメリカに挑戦してやろうじゃないか。
こういう前向きの姿勢、若者らしくて私は好きですね。

西嶋くんは、ご存知の通りの大型左腕で、早稲田もずいぶん苦しめられました。

野球の技術にとどまらず、様々なことを貪欲に吸収して、日本のプロ球団が三顧の礼で迎えに来るような選手に成長してください。

頑張れ、西嶋くん
六大学の仲間として、応援していますよ
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