いよいよ明日は開幕戦。
試合後には恒例のオフ会も予定されています。
ぜひ立教を撃破して、皆様と勝利の美酒を楽しみたいところです。
さて、昨秋以来、大石くんの二刀流に対して否定的な意見を発信し続けている私ですが、その背景をお話ししたいと思います。
過去にも話題にしたことがあるのですが、時は1978年(昭和53年)秋の早法一回戦に遡ります。
このシーズンは早稲田が勝ち点5の完全優勝を果たしたのですが、最大の山場は早法戦でした。
法政は、江川・金光らが卒業したものの、やはり選手層の厚みはずば抜けていまして、特に左腕のエース・加藤投手の攻略にてこずり、早稲田は苦しんでいました。
その加藤投手は左投げ右打ち。
すなわち利き腕が前に出る形でバッターボックスに入り、打撃でもなかなかの実力を発揮していました。
ところが、拮抗する展開となっていた早法一回戦の中盤、早稲田の北口投手の投じた内角速球が、打者であった加藤投手の左手首を直撃してしまったのです。(写真)
この次の回、加藤投手は気丈にマウンドに上がりましたが、死球の影響から、どうにも制球が定まらず、悔しさから男泣きしながら降板してしまいました。
いつものように私は学生席で友人たちと観戦していたのですが、その場面の早稲田学生席は、まるで自分たちが加藤投手にボールをぶつけたような心境となって、お通夜のように静まり返ってしまいました。
しかし、誰かが後ろの方から「加藤には悪いが、ここは我慢してもらおう。これまで法政に何年間も泣かされてきたんだから」と叫んだのをきっかけに、学生席は元気を取り戻しました。
そして早稲田は2勝1敗で法政から勝ち点を獲得し、勝ち点4同士の早慶決戦へと突入していきました。
でも、投手が利き腕を前にして打席に入ることのリスクは、私の記憶に深く刻み込まれたのです。
皆様ご存知のように、大石くんも右投げ左打ち。
利き腕を前にして打席に入りますから、死球のリスクが本当に私は怖いのです。
更に、大石くんがショートやセンターの守備についた時、本職の野手ではないから仕方ないのですが、フットワークに少し難があるようで、球際で上体に足が追いつかないことがあって、変な転び方をします。
この傾向は下級生の頃から見られるもので、転ぶたびに肩や脇腹を傷めていました。
野手として1週間練習すると次の1週間はケガで休む、ということを、下級生の大石くんは繰り返していたんです。
昨年の早慶戦でショートに入った際にも、打球に対して横っ飛びで捕球にいき、プレー後に強打した左肩を気にする仕草をしていた大石くんを、記憶されている方もいらっしゃると思います。
右投げ左打ちに伴う死球のリスク、そして守備におけるケガのリスク。
やはり大石くんの二刀流は、危なっかしくてたまりません。
ショートやセンターではなく、せめて一塁守備ならばと思ったりもします。
大石くんの二刀流に頼らなくて済むように、山田、土生、宇高らの本職の野手たちに頑張ってもらわねばなりませんね。
大石くんが左ウチワで試合を眺めていられるような、打棒ワセダの爆発を期待しましょう。
試合後には恒例のオフ会も予定されています。
ぜひ立教を撃破して、皆様と勝利の美酒を楽しみたいところです。
さて、昨秋以来、大石くんの二刀流に対して否定的な意見を発信し続けている私ですが、その背景をお話ししたいと思います。
過去にも話題にしたことがあるのですが、時は1978年(昭和53年)秋の早法一回戦に遡ります。
このシーズンは早稲田が勝ち点5の完全優勝を果たしたのですが、最大の山場は早法戦でした。
法政は、江川・金光らが卒業したものの、やはり選手層の厚みはずば抜けていまして、特に左腕のエース・加藤投手の攻略にてこずり、早稲田は苦しんでいました。
その加藤投手は左投げ右打ち。
すなわち利き腕が前に出る形でバッターボックスに入り、打撃でもなかなかの実力を発揮していました。
ところが、拮抗する展開となっていた早法一回戦の中盤、早稲田の北口投手の投じた内角速球が、打者であった加藤投手の左手首を直撃してしまったのです。(写真)
この次の回、加藤投手は気丈にマウンドに上がりましたが、死球の影響から、どうにも制球が定まらず、悔しさから男泣きしながら降板してしまいました。
いつものように私は学生席で友人たちと観戦していたのですが、その場面の早稲田学生席は、まるで自分たちが加藤投手にボールをぶつけたような心境となって、お通夜のように静まり返ってしまいました。
しかし、誰かが後ろの方から「加藤には悪いが、ここは我慢してもらおう。これまで法政に何年間も泣かされてきたんだから」と叫んだのをきっかけに、学生席は元気を取り戻しました。
そして早稲田は2勝1敗で法政から勝ち点を獲得し、勝ち点4同士の早慶決戦へと突入していきました。
でも、投手が利き腕を前にして打席に入ることのリスクは、私の記憶に深く刻み込まれたのです。
皆様ご存知のように、大石くんも右投げ左打ち。
利き腕を前にして打席に入りますから、死球のリスクが本当に私は怖いのです。
更に、大石くんがショートやセンターの守備についた時、本職の野手ではないから仕方ないのですが、フットワークに少し難があるようで、球際で上体に足が追いつかないことがあって、変な転び方をします。
この傾向は下級生の頃から見られるもので、転ぶたびに肩や脇腹を傷めていました。
野手として1週間練習すると次の1週間はケガで休む、ということを、下級生の大石くんは繰り返していたんです。
昨年の早慶戦でショートに入った際にも、打球に対して横っ飛びで捕球にいき、プレー後に強打した左肩を気にする仕草をしていた大石くんを、記憶されている方もいらっしゃると思います。
右投げ左打ちに伴う死球のリスク、そして守備におけるケガのリスク。
やはり大石くんの二刀流は、危なっかしくてたまりません。
ショートやセンターではなく、せめて一塁守備ならばと思ったりもします。
大石くんの二刀流に頼らなくて済むように、山田、土生、宇高らの本職の野手たちに頑張ってもらわねばなりませんね。
大石くんが左ウチワで試合を眺めていられるような、打棒ワセダの爆発を期待しましょう。