外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

日経朝刊から

2009-04-30 18:08:23 | 大学野球
脳のサイズと語学能力に関連性があるという研究結果が今日の日経朝刊に載っていました。

具体的には、MRIで脳の大きさを測定したところ、前頭葉の下部に相当する「下前頭回」(文法中枢と呼ばれる部位)の体積を調べると、英文法の能力の高い人は右脳のそれより左脳が大きいのだそうです。最も成績の良い人は4割も左脳の下前頭回の体積が大きかったといいますから驚きます。

研究によれば、将来は脳のサイズから語学の適性を判断し、個々の生徒にあった語学の教育方法を選択する可能性があるのだと。

この研究結果を踏まえて未来を想像してみると、例えば東京外語大の入試願書にMRIデータ添付を義務付けられて、「あなたは左脳の大きさが足りません。」と書類審査で不合格とされたり、あるいは「この受験生は左脳が大きいから、試験点数を10点上乗せしようか」なんていう時代が来るかもしれません・・・ (冗談です)

いずれにしても、語学勉強に励む前に自らの能力の限界を科学的なデータで明示される時代となったら、「どこまでやれるか、目一杯努力してみよう」というようなモチベーションを持つことが簡単ではなくなるかも知れません。

しかし、スポーツは、身長、手のひらの大きさ、腕の長さ等々、努力では如何ともしがたい肉体の諸条件を所与のものとして受け入れて、鍛錬に励むのが当たり前の世界。

もちろん、体格面で常人を上回るアスリートが天賦の資質を存分に活かして対戦相手を圧倒する姿は、チャンピオン・スポーツの醍醐味なのですが、その一方で、技術や戦術を磨きに磨き、体格面でのハンデを克服して頂点を極めようとするアスリートたちの姿、これもまたスポーツを観戦する醍醐味だといえるでしょう。
今年の早稲田の投手陣に当てはめてみると、前者の代表格は大石くん、後者は斎藤くんということになるでしょうか。

その対照的な二人の投手が、揃って苦しんでいます。

以前にも話題にしたことがあるのですが、野球にしてもラグビーにしても、二十歳前後の男性アスリートたちは、筋肉がぐっと豊かになってくる時期にあたります。
筋肉がついた分、パワーアップはできるのですが、その一方で、関節の柔らかさ、体のしなやかさを失う選手も少なくありません。
特に、体格面で劣る選手ほど、筋力を鍛えてハンデを克服しようとする傾向がありますから、筋力を鍛えつつ、如何に柔軟性を維持するかが、トレーニングを行なう上で、とても重要なポイントです。

このところの斎藤くんは、筋肉が豊かになった体に投球フォームがイマイチしっくりきていない、あるいは上半身と下半身の筋力バランスが崩れたことによって制球力が乱れ、そして、体のしなやかさが少し低下したことによって、筋力がついてきた割には球速が伸びないという状況となっているのではなかろうかと、素人目で見ています。

一方、不慣れな先発に回った大石くんは、同じ腕の振りから快速球とキレキレのスライダーを投げ分けるという彼の強みが、失われている印象を受けます。原因は良く分かりませんが、何よりも、腕が思い切って振れていません。

私が思い出したのは、明治の大エースだった頃の川上憲伸投手。
力投タイプで六大学を代表する投手となっていた彼が、ある時「あまり腕を振らなくても、それなりの球速が出るから、これからは制球重視でいきたい」と言って臨んだシーズンがあったのですが、結果は大失敗。
神宮球場の球速表示は確かに145キロ前後を常に示すのですが、球のキレがなくなって、早稲田の矢口、慶応の高橋由伸など当時の各校の主軸打者に面白いようにジャストミートされてしまいました。

直接確認したわけではないのですが、大石くんも、今季から先発に回ったことで、同じような考え違いをしているような気がしてなりません。

幸い、二人とも肩やヒジを傷めたということではないようなので、リーグ戦の中で少しずつ修正していくことが十分可能だと私は信じています。
今週末の立教戦を上手く乗り切れば一週空きますから、そこの時間を活用して、本来の持ち味を出せる態勢で明治と戦うことができるはずです。

あと忘れてならないことは、科学班のサポートです。
黄金時代を裏で支えてきた坂本くん(現・関西テレビ)、寺田くん(現・テレビ朝日)といった、データ解析に優れた部員たちが相次いで卒業しました。
彼らの築いたノウハウをきっちりと継承して、情報戦においても法政や明治などライバル校の後塵を拝することのないよう頑張ってもらいたいと思います。
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一夜明けて

2009-04-29 18:14:26 | 大学野球
今日は、オフィスに寄ってから駒沢公園で行われるアメフト早慶戦に行く予定で朝7時に起床。

しかし、髭を剃った後に新聞を読んでいたら昨日の早法戦を思い出し、どっと疲れがでてベッドから出ることができなくなってしまいました。
何せ、頭の中では「チャンス法政」が一晩中鳴り響いていましたから。
(T_T)

学生時代には8季で優勝一回だけですから、敗戦の悔しさに耐えることに鍛えられているはずなのですが、私も、まだまだ修行が足りないですね。

野球部員たちも少なからずショックを受けていまして、気持ちの切り替えは簡単ではなさそうです。


そうは言っても、立教戦は確実に近づいてきます。
エース戸村くんを攻略して、二つ目の勝ち点をきっちり取ってもらいましょう。


実は、リーグ戦が終わったら休暇をとって、ニューオリンズに遊びに行こうと考えていましたが、豚インフルエンザ騒動が勃発したので断念しました。

何かと運に見放されています
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法政に勝ち点を落とす

2009-04-28 20:24:28 | 大学野球
一敗一分けの背水の陣で臨んだ早法三回戦は、頼みの斎藤・大石両投手が好調な法政打線に打ち込まれて、連敗で勝ち点を落としました。

今日の早稲田は、新人・杉山を一番に据えて、守備にやや不安があるもバットコントロールの良い渡辺、川西らを加えた打撃最優先のオーダーを組みましたが、投打の総合力で法政に完敗。
一勝もできずに勝ち点を落としたことで、春季リーグ戦の優勝戦線において、非常に厳しい立場におかれてしまいました。


さて、法政との3連戦を振り返ってみると、法政の投打の充実ぶりに感心します。

まず投手陣。
昨季までの法政の投手陣は、球は滅法速いけれども脆さもあって、組み易しという印象でした。
しかし、今季の二神、加賀美の両投手は、豊かな球速に加えて、制球力と緩急をつけた組み立てが実に素晴らしかったです。そしてスタミナもありました。

次に打撃陣。
各打者が、バットが良く振れていて、かつ早大投手陣への対策が十分に練られているなあと感じました。

充実した法政の戦力に対する早稲田は、完全に力負けでした。
コンディションの良し悪しというレベルを超えた力量差を感じました。


しかし、中三日を挟んだ次の週末は、法政から一勝している立教との対戦です。
うつむかずに前を向いて、突き進むしかありません。

六大学の各校が競い合っているのですから、こんな時もありますよ。

私たちファンも気合いを入れ直して、野球部と共に総力戦で立教に勝ちにいきましょう。
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早法二回戦は完敗

2009-04-27 14:20:56 | 大学野球
本日行なわれた早法二回戦は、1対8の完敗でした。

私は、お弁当を買って神宮に駆けつけて、1回裏の法政の攻撃途中から1時間余り、ランチがてらに観戦いたしました。


先発の大石くんは、直球が常時145キロ以上を記録し、上々の出来かと思われました。
しかし、変化球にいつものキレと制球がなく、簡単に四球を出しては痛打されて失点するという悪循環で、徐々に点差を離されて、大石くんは5回でマウンドを降りました。

それにしても、早稲田打線は点が取れません。
法政・二神くんの力投の前に全く精彩を欠き、5回裏に法政に4点目を取られたあたりで、正直なところ、もはや勝負ありというのが、ネット裏で感じた神宮の雰囲気でした。

昨日は好守で投手を助けた山田くんでしたが、今日は打球を後逸して三塁打にしてしまう。
あるいは代打・川西くんの強い打球が三塁ライナーとなって、虎の子の一塁走者が飛び出していて塁に戻れずと、チーム全体の歯車が思うように回転していませんでした。

一方、今日の法政は打線が活発で、鋭い打球をセンター返しで連発し、守りでも失策を出しませんでした。

今季からの早稲田は、投手陣が踏ん張って相手の得点を1-2点に抑え、そして少ない得点機を生かして僅少得点差で勝ち抜くという試合展開に持ち込まなければ、勝てません。
しかし今日の試合では、それができませんでした。

さあ、明日こそは、まず一勝をあげましょう。
今のような辛い時には、山川、小島らの四年生が頑張らねば。


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早法一回戦は引分け

2009-04-26 21:01:11 | 大学野球
早法一回戦は、辛くも引分けに持ち込みました。

法政に守りの乱れがなかったら、恐らく完封負けしている試合。
早稲田は斎藤-福井-松下を投入しただけに、これで負けていたら明日は非常事態になるところでした。

今日の試合の殊勲者は、打の杉山、守りでは山田だと思います。

杉山くんは、思い切りの良いスィングから二安打を放ち、早稲田の二得点に全て絡みました。
山田くんは、二点を先取された一回表に、長打となりそうな左中間の飛球を好捕して、法政の追加点を許しませんでした。あれが抜けていたら、もう追い付けなかったと思います。

先発・斎藤くんの調子は、今一つでしたね。
低めの変化球の制球が定まらず、直球も高めに甘く入り、法政打線に芯で捉えられていました。
それでもバックの好守に助けられて、法政に一方的に流れが傾くことなく踏張ったのはさすがというべきでしょうか。

続いて登板した福井、松下の両投手は、球の勢いで法政打線を封じ込めました。
特に、松下くんの上手からの投球が、東大戦の時とは見違えるように威力を増していました。

明日の先発は大石くんか、あるいは斎藤くんの連投か。


一方、打撃陣は法政・加賀美くんの硬軟交えた投球に沈黙し、全く良いところがありませんでした。
代打陣の層も薄いので、明日以降も敵に先行を許さないことが、勝利の絶体条件といえるでしょう。

さて、今日は三浦、泉、新川、須田、中野、寺田らの若手OBが神宮に応援に来ていました。
少し会わないうちに、彼らはすっかり社会人らしくなっていて頼もしかったですね。

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PCとの格闘

2009-04-26 08:56:14 | 大学野球
昨日は早法一回戦が雨天中止となったため、久しぶりに自宅PCに新しいソフトウェアを追加したり、細かな設定を変更したりしていました。

ところが、なかなかPCが思い通り動いてくれず、夕方からは一杯やりながら、あちらこちらをいじっているうちに、そのまま眠ってしまいました。
(-_-)zz

今日は、天気晴朗なれども風強し。(写真は今朝の皇居二重橋あたり)

この風が午後まで吹き続けるとしたら、ちょっと厄介かも知れません。

お昼過ぎまでオフィスで仕事を少しこなした後に神宮に向かいます
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明日の天気予報

2009-04-25 01:57:33 | スポーツ全般
明日の東京地方の天気予報は、かなり悪いです。
降水確率どおりの天気となれば、明日の法政一回戦は雨天中止となり月曜日にずれ込む可能性が高そうです。

明日から長期休暇に突入する方々も、さぞかしガッカリされていることでしょう。
かくいう私はといえば、例の16冊の資料の読み込みもありますし、ちょっぴり仕事も溜まっているので、神宮とオフィスを往復する冴えないゴールデンウィークとなりそうです。

さて、フットサル準決勝での組み合わせを有利にするために、中学生の選手たちに故意の敗退を指示したというコーチ(教頭先生)が、教育委員会から懲戒処分を受けたと報じられています。
これもまた冴えない話としか言いようがありません。

スポーツは勝敗を競うものです。
しかし、どんな強敵と対する場合でも、勝利するために持てる全ての知識と能力を駆使して戦いを挑むからこそスポーツは尊い。
だから、結果がどうであれ、勝者に対しても敗者に対しても私たちは拍手を送り、次の機会での彼らの健闘を期待するのです。

先日の早慶レガッタには、そんなスポーツの真髄が間違いなく見出せました。

そして野球部も、ラグビー部も、ずっと、そんな存在であり続けて欲しいと思います。

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夕刊の役割

2009-04-23 19:57:10 | 社会全般
私は新聞を読むことが好きで、自宅で朝日、毎日、日経を購読しています。
ただ、このところ「朝刊はともかく、夕刊は本当に必要なのかなあ」と思うことがあります。
特に日経夕刊です。

皆様ご存知のように、夕刊は当日のお昼ごろまでの出来事をもとに紙面が作られます。

しかし、今やネット社会。
オフィスにはロイターやブルームバーグなどから最新の情報が次々に送られてきます。

夜に帰宅して夕刊を読んでも、鮮度の落ちた半日前の金融市場のデータには、正直なところ、興味が殆ど湧いてきません。
作っていらっしゃる方々には大変申し訳ないのですが。

もっとも日経夕刊は、例えば昔からジャズに関する記事が意外に多く、ビジネスから離れた目線で読むと、一般紙の夕刊よりも個人的には楽しんでいます。


そうはいっても、紙面構成を見ると一般紙と大差ありませんし、広告の激減振りから想像するに、採算ラインを切ってしまっている状態なのではなかろうかと。

もし「夕刊を休刊にします」と新聞社が発表したとしても、私個人は「まあ、無くても構わないな」という気持ちになることでしょう。
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プロ・大学の交流試合

2009-04-23 07:43:10 | 大学野球
プロと大学の交流試合が、11月22日に東京ドームで行われることになりました。

当初は全国の各地域ごとに開催するという構想であったはずですが、いつのまにやら規模が縮小しています。
セ・パの事務局レベルでは様々な期待をもって企画を立ち上げたのだと思いますが、各球団の本音は「儲からないなら、やりたくない」ということなのでしょう。
また、学生野球サイドの意向がどのように反映されているのかも、全く見えてきません。

相も変わらぬ無統制ぶりと「上から目線」に、野球界の根深い問題が感じられてなりません。

ともあれ、大学野球ファンの一人としては、楽しみな企画であることは間違いありません。

不安が二つあります。
まず、翌23日には甲子園でオール早慶戦が行われること。
私は、前日に関西入りをするつもりだったので、計画の修正を余儀なくされそうです。

そして、斎藤投手がどちらの試合で投げるのか。
東京ドームで楽天・田中投手と顔合わせする、あるいは思い出の甲子園にWASEDAのユニフォーム姿で立つ。
どちらも話題性満点です。

今回の甲子園でのオール早慶戦は、「斎藤くんの在学中にやろう」という地元の稲門会と三田会からの声がきっかけで、実現した企画だと聞いています。
既に斎藤くんが投げることを期待して、関西地区の多くのOB組織が観戦を企画中です。

そこに、降って湧いたようにプロとの交流試合が前日に行われることに。

それぞれの大会運営者から、強烈な要請が来ることは間違いありませんから、ひと悶着あるかも知れません。
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週べ今週号

2009-04-22 20:45:27 | 大学野球
週刊ベースボール今週号を読みました。

「平成最速20勝へ王手!」と題して、通算33試合で19勝を記録した斎藤くんが、通算20勝をあげる時点の到達試合数を話題にした記事がありました。

これまでの最速は33試合で通算20勝をあげた江川卓投手(法政)。
週べによれば、江川の記録には及ばなかったが、山中正竹さんの37試合を抜くのは確実だと。
ちなみに平成では、土居龍太郎投手(法政)が33試合目で20勝を記録しています。

この記事を書いているのは、週べの岡本さん。
岡本さんは、いつも大学野球を熱心に取材していただき感謝しているのですが、今週号の「神の領域である40勝を目指していく」という記事の結びには、複雑な気持ちになります。

山中、江川、土居の各投手は、大学野球で選手生命のかなりの部分を燃やし切りました。

斎藤くんも生身の人間ですから、同じ実績を目標にすれば、かなりの確率で、先輩投手たちと同じように肉体が消耗することでしょう。

打者とは異なります。
週べだけには、その場限りの話題作りのために、将来ある投手に変な十字架を背負わさないようにしてもらいたいです。
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