外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

がんばろうニッポン

2011-03-17 22:19:13 | 大学野球
大震災と原発事故の影響に鑑み、早稲田の野球部が無期限で活動停止となりました。
予定されていたオープン戦が中止となり、グラウンドでの練習も当分は行われないことになったため、地方出身者の多くは、帰省するようです。

電力が不安、交通機関が不安、そして目に見えない放射能への不安という、不安ばかりの状況においては、やむを得ない決断であったと思います。

そして、これらの不安が解消されない限り、神宮球場での春季リーグ戦の開催も危ぶまれる状況です。

プロ野球のセ・リーグは、来週開幕することを決めたようですが、正気の沙汰とも思えません。

東北地方に実家のある部員の中には、ご両親と合流して他県の親類のところに避難しているケースもあるようです。

まるで戦時中の疎開。

このような苦境に陥った彼らに、私たちは今、何ができるのか考えて、行動を起こさなくてはいけません。
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最後に、英国政府の科学顧問が作成して、日本の英国大使館に送ってきた影響評価の要約を、皆様に少しだけご紹介します。

* 1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない。

* 現在の20キロ圏内の避難勧告は、妥当な判断。
* 専門家は、東京在住者への健康被害の可能性はないと見ている。

* 専門家は、風向き云々ではなく、東京は距離的に離れているから健康には影響ないと見ている。

* 原子炉が冷やされるにつれて、10日程度で状況はかなり改善する。

* 日本の当局から出される情報は、多くの機関から監視されており、現在まで正しい情報を流していると見られている。

* チェルノブイリとはかなり状況が違う。チェルノブイリの時は、原子炉がメルトダウンし、ケースが爆破し、何週間も炎上していた。チェルノブイリの時でさえ、30マイル(50キロ)離れていれば、健康を守るのに十分だった。一番問題となったのは、被災した食料・飲料を食べて病気になったこと。当時、食料の放射線レベルを測定したり、危険を知らせる試みは、全くなかった。

* ブリティッシュスクールの校長は、学校を閉鎖し続けるか質問してきたが、原発を恐れ、閉鎖する必要はないと回答した。

* ヨウ素に関して、専門家は、多量の放射線や被災した食料・飲料を取り込んだ際に限り必要となるもので、長期にわたり、ヨウ素を体内に取り込むのは、どんな場合であっても、不健康。
Comments (2)
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