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混流生産

2007年03月01日 13時03分10秒 | Weblog
トヨタ、最大9車種を同時生産 国内で混流ライン


混流生産とは

FujiSankei Business i. 2007/2/28  からです。

【用語解説】混流生産

 工場の生産形態の一つで、1本の生産ラインで多品種生産する方式。一般的な工業製品は専用ラインで大量生産するが、混流生産はコストダウン効果が大きい大量生産ラインで多品種の製品の効率化生産を狙ったもので、生産車種の多い自動車業界が最も進んでいる。

以下引用

 トヨタ自動車は、国内の主力完成車組立工場を世界最先端の混流生産設備に順次改造し、急拡大する海外生産を日本が補完する生産・供給体制を構築する。国内工場で海外生産車をフレキシブルに生産できるようにすることで、日本が世界市場での需給調整役を果たし、地球規模の需要変化に柔軟に対応するのが狙い。

引用終了
 これはトヨタ自動車の高岡工場で今夏から一部稼働しようとしています。聞くところによれば、通常ラインのの2倍以上になる最大9車種を同時生産可能となる最新混流生産工場に改しようとするものです。

 フォードシステムは少品種大量生産でしたが、トヨタシステムでは、多品種「大量生産」をも可能とするものです。ただこうしたことを可能とするのは、技術革新やスキルアップの結果として容認すべきなのか、あるいは労働負担や搾取の強化という点から問題性も指摘すべきなのかということも検証すべきでしょう。

 その場合、観念的なトヨタ批判は慎むべきで、事実関係を正確に捉えてやっていくべきでしょう。いずれにしろ、「すごい」生産システムです。

 高岡工場では最新の機械設備の導入し、部品の組み付け順序などを効率化し、作業者1人当たりの工程時間を50秒前後と、従来に比べ約2割短縮されます。海外生産車種を肩代わりするなど、海外工場を補完する国内外の“リーダー工場”と位置付けられます。今後これがうまくいったら、国内の組立工場にも広げる予定です。トヨタシステムの元で定年まで働くということは大変なことです。

全文は以下参照  

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200702280001a.nwc
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1 コメント

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パクリもここまで徹底すればオリジナルか? (combi)
2007-03-01 15:49:46
混流生産などというものは、他メーカーは昔からやっていたことですで。
やっていたというよりも、やらざるを得なかった、というのが本音やけどな。

確か10年以上前、トヨタのエライさんがマツダの工場を見てびっくりしたというのが有名(?)やったと思うけどな。
そりゃぁ、ひとつのラインで、当時で5車種流していたはずだからな。
トヨタみたいに、一ライン一車種の大量生産は不可能ではなかったんやけど、生産しても売れんのやから、作りたくても作れんかったんや、しゃぁないやろう、ホンマ・・・。

それからやな、トヨタが徐々に混流生産に手を付け出したのは。

ついに9車種流すんかいな、すごいなホンマ。

どうせ、海外工場では不可能な混流生産やさかい、日本国内でやるしかないわけや。やってやれんことはないやろうが、作業者が混乱して、生産どころではないのが目に見えてるからな、ある意味、賢いかもな。
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