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フィリピン日産の情報

2007年01月18日 08時55分59秒 | Weblog
フィリピン日産の情報です。フィリピントヨタに負けず劣らずです。
海を越えると私たちの常識では考えられないこともおきているようです。


以下転載です。

PAMANTIK-KMU
ニュース・リリース

2007年1月11日

日産経営陣は最高裁決定を頑強に拒否、労働者は抗議を展開

「日産経営陣は最高裁決定を頑強に拒否している。」

これは今なお最高裁決定の実施を待ち望んでいる日産自動車フィリピン株式会社
の140名余の労働者が発した声明である。労働者らは、昨日2007年1月1
0日午後6時30分頃、ラグナ州サンタロサ、バランガイ・プロング・サンタク
ルスの会社の門前でピケを張り抗議を展開した際に、この声明を行ったものであ
る。

日産の企画担当副社長ヴァル・デレオンが現れ、労働者抗議団と交渉に入った。

「ヴァル・デレオンは、依然として、25名の労働者の退職金についてのみ解決
に応じるという経営陣の頑なな立場を取り続けている」と、日産自動車フィリピ
ン株式会社Bagong Nagkakaisang Lakas ng Manggagawa労働組合
(BANAL-OLALIA-KMU)のエドアルド・アリサ委員長が交渉終了後に述べた。

労働者らは、2006年1月21日に下された最高裁決定に基づき144名を職
場復帰させるべきだと主張した。

アリサ委員長は加えて、「我々は、最高裁決定は、25名の退職金ではなく、1
44名の労働者の職場復帰と過去分賃金の支払を命じているのだということを、
デレオンと日産経営陣に対し明らかにした。25名の退職金というのはあまりに
も最高裁の決定書からかけ離れており、笑止千万だ」と述べた。

デレオン委員長以下の組合の代表団は、最高裁決定についてさらに議論しその即
時実施を明確に約束させるため、2007年1月22日午後3時から再度の話合
いを設定することで、今回の交渉を締めくくった。

警察と軍隊が抗議行動を「監視」

労働者の抗議行動は1時間続いた。日産とラグナ・テクノパーク株式会社に向う
道路上は、クルマが大変な交通渋滞に見舞われた。サンタロサのフィリピン国家
警察(PNP)と地区特別行動軍(RSAF)の混成部隊が完全装備で到着し労
働者らを蹴散らしに掛かった時には、ちょっとした緊張が走った。

「我々が、我々の適法な権利を行使して最高裁決定の実施を要求すると、常に、
我々に対峙し我々を蹴散らすために、きまって警察と軍隊を使ってくるのだ」
と、組合のロデル・ディオラタ副委員長は語った。

「我々労働者は平和的な抗議行動を行っているのである。我々の要求は公正であ
り、いかなる法律にも違反していない。もしも誰か法を尊重しないことで逮捕・
拘束される必要のある者があるとすれば、それは最高裁決定を依然として尊重せ
ず労働者のための正義を抑えている日産経営陣にほかならないと言わざるをえな
い」と、ディオラタ副委員長は結論付けた。
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