トヨタ本の異変

皆さん
　愛知県西三河地域の書店の店頭には、今まではトヨタ礼賛本が山のように積み上げられていました。トヨタシステムが、いかに人にも地域社会にもやさしく、この企業の存在こそが我が国を支えているのであり、日本の各企業はそれを見習えば性行為するのだというトーンの本ばかりでした。
　ところが一昨年来の「トヨタの正体」以来、西三河でもちょっと風むきが違うようになりました。たとえば一般の書店には並べられなかったものの「あなたの知らないトヨタ」(伊藤欽次）やその後の「トヨタの品格」や「トヨタの闇」、さらには「トヨタの光と影」など今までとは違った傾向のトヨタ本が店頭に積まれて発売されるようになりました。
　そしてこれらのトヨタ批判本が、西三河の各地でも店頭に積まれ結構売れているようです。夢屋、三洋堂、精文館、正文館、など比較的大きな本屋が豊田市、安城市、刈谷市、知立市にもありますが、同じような傾向です。そして一昨日、知立の正文館八ツ田店のビジネス書の売り上げで、続トヨタの正体が第２位、トヨタの闇が第５位と堂々とベストテン入りしています。しかもこのビジネス書のベストテンには、トヨタ礼賛本は１つも入っていません。今までにはなかった傾向です。皆さんの住んでいる地域ではいかがでしょうか。
　紹介していただければ幸いです。
仲間健