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全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタ自動車申し入れ

2006年07月28日 08時11分20秒 | Weblog
7月17日のトヨタ自動車申し入れ文書です。

2007-7-17

トヨタ自動車(株)
渡辺 捷昭 社長殿

フィリピントヨタ労働組合(TMPCWA)
         委員長 エド゛・クベロ
フィリピントヨタ労組を支援する会
         共同代表 山際正道
全造船機械労働組合関東地方協議会
         議長 宇佐見雄三
7.17トヨタ愛知本社行動参加者一同

申 入 れ 書

 トヨタ自動車は世界の製造業企業で最も多くの利益を上げているグローバルな
多国籍企業である。トヨタ自動車は単に利益において製造業NO.1企業であるば
かりではなく、労使関係においても世界の企業の模範足るべき位置にある。トヨ
タは各国の労働法とその精神ばかりではなく、世界の政労使が作り上げてきた
ILO勧告などの国際労働規範を進んで守るべきである。しかしながらこの間のト
ヨタの行動はこの世界の要求を裏切り、逆にこの世界の要求に対抗するものだっ
た。

私達は、貴社がフィリピントヨタ社に指示承認して団体交渉を拒否し、233名
の組合員を解雇する等TMPCWAを攻撃し、御用組合を育成し続けてきたこと、また
フィリピン最高裁の決定、ILO勧告を無視し続けていることに対して、強く抗議
する。

私達は、貴社がフィリピン政府に不公正な圧力をかけて、フィリピントヨタ労組
の正当なストライキを中止させ、にらみつけたなどとして25名の労働者を刑事
起訴させ、今年4月には不法で不公正な方法でTMPCWAの団体交渉権を剥奪させ、
御用組合に団体交渉権を与えさせたことに強く抗議する。

 私達は、貴社がTMPCWAの参加している全造船機械労働組合関東地方協議会との
団体交渉申入れを拒否し、同全造船が救済申立てした神奈川県労働委員会での審
問に応じないこと等に抗議する。

以上の抗議に基づき、私達は以下のことを強く要求し申入れる。

1)2001年3月に行った組合員233名の解雇を撤回し、原職復帰させること。
2)2003年9月のフィリピン最高裁の判決に従い、TMPCWAと労働協約締結のた
めの団体交渉を直ちに行うこと。TMPCLOとは団体交渉を行わないこと。
3)にらみつけた等として刑事告訴した25名の告訴を直ちに取り下げること。
4)全造船機械労働組合関東地方協議会の団体交渉申し入れに直ちに応じるこ
と。
5)ILO勧告とフィリピン法(最高裁判決)に従って、フィリピントヨタ争議を
解決すること。

私達は、貴社からの一切の不当な遅滞なき誠意ある回答を期待する。


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IMFニュースから

2006年07月28日 08時07分38秒 | Weblog
IMFニュースの紹介です。IMFJCはまだこの記事を翻訳・紹介していません。加藤祐治会長の決断&会見が待たれます。

IMFニュースブリーフ/TMPCWAに対する支援増大

復職を求めて闘うフィリピントヨタ労働者に対し、各組合は連帯と資金提供を確

http://www.imfmetal.org/main/index.cfm?n=47&l=2&c=14406

オーストラリア:オーストラリア、イギリス、カナダ、ニュージーランド、その
他の国々のIMF傘下の各組合は、解雇労働者の復職と組合認知を求めて闘う
TMPCWAを支援する行動を起こした。

AMWU(オーストラリア製造業労働組合) 委員長 ジュリウス・ロー、IMF 書記長
マルチェロ・マレンタッキー、AMWU全国書記長ダグ・キャメロンらが、シドニー
で開かれたAMWU全国会議(2年毎に開催)においてフィリピントヨタの状況に関
して説明を行った。100名を越す大会出席者は、TMPCWA書記長であるヴェルヒリ
オ・コランドグ(ベール)によるスピーチに喝采を送った。

ローは、「AMWUはトヨタとは良い交渉を持つことができている。しかし我々の組
合員は、トヨタがどの国へ進出しようともILO基準を守る義務があると感じてい
る」と述べ、また「オーストラリアの反労働者的法律は、企業に対し我々労働者
が苦労して勝ち取った権利を攻撃する機会を与えている。(フィリピントヨタ
の)労働者は復職されるべきだし組合は認知されるべきである」と加えた。

ローがAMWUは2,000オーストラリアドル(US$1,500) をTMPCWAの活動を支援するた
めにカンパすると表明したことに続き、Amicus 、カナダ自動車労働組合、CWA、
そしてニュージーランドEPMUがそれと同額の資金を提供することを誓った。また
会場の出席者から750ドルが集められた。

出席者らはトヨタ労働者らを支援するために更なる連帯行動と資金集めへの支援
を強化することを決定した。

「この闘争はフィリピントヨタの労働者だけでなく、企業による脅迫や政府の妨
害、また基本的な労働者の権利の大侵害に直面している世界中の金属労働者たち
にとっても非常に重要な闘争なのだ」とマレンタッキー書記長が述べた。

会議においてAMWUのフィリピン人メンバー数人は、メルボルンにある大規模なト
ヨタ工場を含め全てがヴェルヒリオを支持した。メルボルン工場には約150人の
フィリピン系組合員がいる。ヴェルヒリオは今週末ニューサウスウェールズ州と
ヴィクトリア州のトヨタ労働者らと特別会合を持つ予定でいる。オーストラリア
のトヨタ労働者は、会社に対し引き続きフィリピンの労働者らの権利を守るよう
圧力をかけていく。

IMFとその傘下各支部は、トヨタから不当に解雇された労働者らの迅速な原職復
帰を求める国際キャンペーンを開始した。キャンペーンの詳細は、
「彼らを今すぐ職場復職させよ!」
http://www.imfmetal.org/main/index.cfm?id=47&l=2&cid=13914
のIMFホームページで読むことができる。

[July 26, 2006] KP

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