全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

企業犯罪?その2

2006年07月13日 11時23分43秒 | Weblog
これは中日新聞7月13日朝刊より
どう弁明するのでしょうか?

トヨタ欠陥 旧部品の安全実験せず
88年新型ハイラックス販売分は放置
 トヨタ自動車が多目的レジャー車(RV)「ハイラックスサーフ」の欠陥を約八年間放置したとされる業務上過失傷害事件で、トヨタが一九八八年にモデルチェンジしたハイラックスを販売する前、ハンドルの動きを前輪に伝えるかじ取り装置「リレーロッド」の安全性を確認する実験をしていなかったことが十二日、熊本県警の調べで分かった。

 調べによると、ハイラックスは八八年のモデルチェンジで、前輪の車軸にかかる荷重が旧モデルに比べて九十五キロ増加したが、旧モデルで使っていたリレーロッドを新モデルでも使用。その際、リレーロッドの安全性について、社内基準の「六万回の据え切り(停車したまま左右いっぱいにハンドルを切る操作)で不具合が発生しない」を試す実験をしていなかった。

 モデルチェンジ後の九二年ごろから、リレーロッドのトラブルが相次ぎ、トヨタは九六年ごろに初めて「六万回の据え切り」を試す実験を実施した。

 その結果、強度不足でリレーロッドが折れ、基準を満たしていないことが判明したという。

 それ以降の製造では改良したロッドを使うようになっていたが、既に販売していた約三十三万台については二〇〇四年までリコールなどの対策をとらなかった。

 熊本県菊池市で〇四年八月に五人負傷の人身事故を起こした車は九三年十一月の製造。強度不足のリレーロッドが使われていたため、走行中に折れてハンドル操作が不能となった。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

企業犯罪?その1

2006年07月13日 11時20分31秒 | Weblog
これはどうひいき目で見ても企業犯罪じゃないですか?以中日7/12夕刊より

トヨタ車 欠陥判明時、副社長も把握
熊本県警
 トヨタ自動車の部長ら3人が多目的レジャー車(RV)の欠陥を約8年間放置したとされる業務上過失傷害事件で、欠陥が判明した1996年当時の担当副社長と常務が問題を把握していたことが12日、熊本県警の調べで分かった。

 リコール(無料の回収、修理)の実施は担当の部長が判断することになっていたため、県警は副社長らの立件は見送る方針だが、問題の部品の強度不足を把握しながら早急な対応が取れなかった社内体制には批判も出そうだ。

 調べによると品質保証部門を担当する副社長と常務は1996年4月と6月、車の不具合などの原因究明や再発防止を検討する会議に出席。RV「ハイラックスサーフ」のかじ取り装置「リレーロッド」が強度不足で破損するとの報告を受けた。

 県警は家宅捜索などで、92年から95年にかけ、ロッドが破損するトラブルが国内外で二十数件報告されていたことを確認している。

 熊本県警によると、トヨタ自動車はロッドの破損を「車両としての機能の重要故障、車両の保安基準に抵触する故障」として、社内基準でAランクの重要な故障としていたが、重大な事故が起きていないとしてリコールを届けなかった。

 88年のモデルチェンジで前輪にかかる荷重が増えたのに、強度不足の従来型ロッドを使ったのが原因と判明したのも96年ごろ。同社は以後、改良した部品を使用するよう設計変更したが、2004年までリコールは行わなかった。

 96年当時の対応についてトヨタ自動車はこれまで「不具合の発生頻度などからリコールが必要との判断には至らなかった」と説明。副社長らが問題を認識していたことについても「当時の対応に落ち度はなかったと考えているが、今後も捜査に全面協力する」としている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする