goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

樹のロウソク

2006-09-09 | 日記風
今日は白露。さすがの暑さも露を宿すほど朝晩冷え込んでくるようになる。最低気温が5℃を下回ったところも出てきた。北海道ではストーブに点火するのもあと1-2週間だ。

 今朝の月食は最初から諦めた。もっとも1時間に30mm以上の豪雨が降っているのでは、月食どころの騒ぎではない。今年は雨が多い。しかも豪雨が。西日本ではもっともっとひどいらしい。梅雨もなく雨も比較的少ない北海道東部でも今年は雨が多い。

 昨日は、キャンプファイアーを久しぶりに楽しんだ。子供の頃以来の火だ。もっとも今回楽しんだのは薪を積み重ねて火をつけるというありきたりのものではなかった。樹ロウソクという趣向だ。高さ50cmくらいの落葉松の丸太にチェーンソーで縦に切り目を入れ、その切り目に樺の樹皮を差し込んでロウソクの芯のようにして火をつける。すると丸太がロウソクのように燃え始める。それも全体が燃えるのではなく、丸太の中心から燃えていく。まるでロウソクの内側が溶けていくように。

 この樹ロウソクを夜の闇に何十本も並べると、幻想的な光景になる。美しく、そして見事な火の競演だ。天気は良くない。霧が出て小糠雨が降っているが、それがさらに樹ロウソクの火を幻想的にする。写真をアップしたいのだが、肝心な時にバッテリーがなくなり、写真はない。頭の中で光景を再現して欲しい。

 この樹ロウソクを考えたのは、森で働く人たちだ。夜の闇の中で燃えさかる樹ロウソクを見ながら、森に生きる人々の生活を思い浮かべた。私もそんな生き方をしたい。

台風の贈り物

2006-09-07 | 日記風
台風がやってきた。東方海上に大型の台風がきたので、海のうねりは大きい。

 海岸には波がひっきりなしに押し寄せて、白い大きい波があがっている。まるで台風が近くにいるようだ。

 今日は船に乗る予定があったのだが、残念ながらこの大きいうねりでご破算になってしまった。残念だが、しかし、この波を見たらとても船に乗ろうとは思わない。

 大波は意外な面も見せる。海岸にたくさんのホタテガイやホッキガイが打ちあがるのだ。朝からひっきりなしにホタテ拾いの人がやってきては、一人50枚くらいの天然ホタテ貝を拾って帰る。今日だけで数百枚のホタテ貝がこの小さな海岸で打ち上げられた勘定になる。こんなに打ち上げられてホタテは困らないのだろうか?

 天然のホタテ貝は本当に美味しい。養殖ホタテなんか食べられない。