梅雨の真っ最中の沖縄へ出かけていた。5泊6日の旅行だったが、そのうち一日は大雨に遭った。しかし、それ以外は、天気予報を裏切るように連日の晴天だった。
おかげで、青い空、青い海をゆっくりと見ることができた。顔は真っ黒だ。もう夏が来たように。
一日、ジュゴンがしばしばやってきている嘉陽の海岸で泳いでみようと思ったのだが、低気圧の通過で、海が濁って、とても潜る気にはならなかった。残念。でも嘉陽の砂浜海岸で、のんびりと時間を過ごし、ジュゴンの話で盛り上がった。
その後、泡瀬干潟を訪れた。泡瀬干潟は現在沖縄に残っている最大級の干潟なのだが、数年前から人工島の建設が行われ、この貴重な干潟を埋め立てている。人工島を作って何をするかというと、スポーツ公園のようなものを作るという。沖縄県民の健康のために作るのだという。裁判でも経済的な合理性が見られないとして、埋め立て差し止めが認められたが、その後の計画を見直して合理性が出てきたといって、民主党政権の国交省が埋め立て続行を認めてしまった。
最干潮が過ぎた頃に泡瀬に到着したので、有名なウミエラの群れ棲んでいる砂州には、行くことができなかったが、一見何もないような砂干潟を歩いていると、実に多様な動物や植物たちが見られる。かつて一度ここを訪れたときに見た、一面の青々とした海草の原っぱは、ほとんど無くなってしまっていた。第1期工事で、潮の流れが変わってしまったことや、工事による土砂の堆積もあり、海草の多くは枯れてしまったようだ。なんて残念なことが起こっているんだろう。スポーツジムを作るために、こんな美しい風景と多くの種類の生き物を殺さなければならないなんて、頭がどうかしているのじゃないのか。それとも頭の中はお金のことしかないのだろうか。
泡瀬では、おじいさんたちが彼らの生活のすべてをかけて埋立反対の運動をやっているのに出会った。彼らのやり方はそれぞれ違っているが、この泡瀬干潟を守ろうと一生懸命なのが伝わってくる。泡瀬干潟の正面に喫茶店兼博物館を作って反対運動の拠点を提供しているおじいがいる。喫茶店の経営はまったく赤字のようで、何年続くかと心配されている。でも、こんな店をつぶしたら、沖縄県民の恥になる。他県からやってくる観光客は、大型リゾートに泊まって、作り物の人工ビーチで遊んでいないで、こんなところをこそ見に来たらどうかと思う。博物館を兼ねたその喫茶店の名前は「ウミエラ館」。泡瀬干潟も、ウミエラ館も守っていきたい。
おかげで、青い空、青い海をゆっくりと見ることができた。顔は真っ黒だ。もう夏が来たように。
一日、ジュゴンがしばしばやってきている嘉陽の海岸で泳いでみようと思ったのだが、低気圧の通過で、海が濁って、とても潜る気にはならなかった。残念。でも嘉陽の砂浜海岸で、のんびりと時間を過ごし、ジュゴンの話で盛り上がった。
その後、泡瀬干潟を訪れた。泡瀬干潟は現在沖縄に残っている最大級の干潟なのだが、数年前から人工島の建設が行われ、この貴重な干潟を埋め立てている。人工島を作って何をするかというと、スポーツ公園のようなものを作るという。沖縄県民の健康のために作るのだという。裁判でも経済的な合理性が見られないとして、埋め立て差し止めが認められたが、その後の計画を見直して合理性が出てきたといって、民主党政権の国交省が埋め立て続行を認めてしまった。
最干潮が過ぎた頃に泡瀬に到着したので、有名なウミエラの群れ棲んでいる砂州には、行くことができなかったが、一見何もないような砂干潟を歩いていると、実に多様な動物や植物たちが見られる。かつて一度ここを訪れたときに見た、一面の青々とした海草の原っぱは、ほとんど無くなってしまっていた。第1期工事で、潮の流れが変わってしまったことや、工事による土砂の堆積もあり、海草の多くは枯れてしまったようだ。なんて残念なことが起こっているんだろう。スポーツジムを作るために、こんな美しい風景と多くの種類の生き物を殺さなければならないなんて、頭がどうかしているのじゃないのか。それとも頭の中はお金のことしかないのだろうか。
泡瀬では、おじいさんたちが彼らの生活のすべてをかけて埋立反対の運動をやっているのに出会った。彼らのやり方はそれぞれ違っているが、この泡瀬干潟を守ろうと一生懸命なのが伝わってくる。泡瀬干潟の正面に喫茶店兼博物館を作って反対運動の拠点を提供しているおじいがいる。喫茶店の経営はまったく赤字のようで、何年続くかと心配されている。でも、こんな店をつぶしたら、沖縄県民の恥になる。他県からやってくる観光客は、大型リゾートに泊まって、作り物の人工ビーチで遊んでいないで、こんなところをこそ見に来たらどうかと思う。博物館を兼ねたその喫茶店の名前は「ウミエラ館」。泡瀬干潟も、ウミエラ館も守っていきたい。