創造のよろこび♪♪

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江戸美人図展と表装

2011-04-15 13:58:21 | Weblog
大和文華館

  

奈良学園前駅にほど近い閑静な住宅街にある大和文華館を訪れました。
会館を取り巻く庭には四季折々に美しい花々がよく手入れされて、訪れるたびに
癒されるとても素敵なスポットです。
玄関の左前に見える桜は三春の滝桜(親樹は福島県三春にあり今回の震災の影響が心配)ですが
ほんの二、三日遅れで満開は過ぎていて残念でした。

今回の開館50年記念特別展では喜多川歌麿、円山応挙や宮川長春の江戸の美人画の数々が展示されておりどれも見応えがありました。
当館所蔵の国宝・婦女遊楽図屏風(通称、松浦屏風)も展示されていました。この屏風は今までも何度も鑑賞していますが、等身大の多数の婦人や舶来の調度品が描かれていて興味をそそられる立派な屏風です。

             
                         


歌麿の「納涼美人図」は透ける着物の美しさや何気ないしぐさなどうまく表現されていて感動しました。

素晴らしい美人画の数々でしたが、私はその「表装」にとても魅かれました。
私は今まで伝統的な様式に添った表装をしていたことに気づき、ハットしました。
裂地の大胆な選択や寸法、色の取り合わせの創意工夫などなど、、。
こんな斬新な表具をした人はどんな方だったのか?との思いを馳せました。
これを機に着物箪笥に眠っている着なくなった着物を解いて、表装の布地に甦らせてみたいと思いました。


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