軸装
自作水墨画 表装作品 三幅 を軸装にしました。
六瓢消災
(六瓢消災) (双隠秋香) (郊野蛍燈)
昨年出品した軸装が大阪市、東京都、京都市の美術館での展覧会を終えて手元に帰って来ました。
思いがけずも蛍袋の作品が入賞しましたが体調が優れず会場で見ることが叶いませんでした。
戻ってきた作品は会場の乾燥や取扱いの悪さなどの影響で表装が痛んでしまって少しがっかりしました。
と いって次回の出品は機械表装にするのも抵抗があります。
機械表装の場合は裂地の取り合わせは業者任せであり、本紙を生かす独自の手仕事のよさを伝えることは
できません。何より熱をかけるため見た目にはピンときれいですが和紙の良さも感じられない風合いのない
軸装になってしまいます。
やはり、長年手作業で本格表装に打ち込んできた立場から機械にはどうも馴染めない心境です。
日本古来の床の間の文化は絶やしたくないと切に思います。
双隠秋香 郊野蛍燈
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