創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2006-07-24 18:47:54 | Weblog
墨遊 俳句

俳句 Kの俳句二句書く

 「日盛りや 遠き電話の 鳴り止まず」
 
   暑い日中だった。午睡を楽しんでいる
   と遠くで電話のベルが鳴り続け
   ていた。緊急なのか?!眠れなかった。
      
 「罌粟赤し ハプスブルク家の 夢の跡」
   
   中世から近世にかけて中欧に花開いた
   ハプスブルク家の栄華も第一次大戦の
   終結によるオーストリア共和国の成立
   以って滅亡した。
   観光バスの車窓から目
   にした広大な平原のそこここに咲き乱
   れる真っ赤な罌粟は華麗さの中に一抹
   の哀愁を湛えていた。ハプスブルク家
   の盛衰のように。


 


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