創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

表装作品 四君子

2014-01-12 17:20:57 | 表装

軸装  水墨画

  自画 「四君子」

    四君子(竹、梅、菊、蘭)の一つ 竹と椿の水墨画を描いて軸装にしました。

    軸装は一幅仕上げるのに手間と時間がかかりますが自分の好みの裂地で仕上げる楽しみがあります。

      

    

初詣は二日に奈良の春日大社にお詣りいたしました。

三が日は人出が大変と思って今までは避けていたのですが今年は思い切って出かけました。

案の定 大変な人出で制限されながら並んで待ち、お詣りしました。

お神酒をいただいて森林浴を味わいながらの帰途は気を貰って清々しい気持ちでいっぱいになりました。

おみくじは大吉。 今年一年気を引き締めて飛躍の年にしたいものです。

 

 

 

 


表装作品 薔薇

2013-12-20 18:01:10 | 表装

軸装 

 自画 「薔薇」

自分で描いた水墨画を軸装にしました。

裂地はやや明るい緑色の裂地を使用しました。

軸先は透かしのあるメタリックな軸先を使いました。

自分で好みの裂地を選び掛軸に仕立て上げる喜びを味わいました。


表装作品  藤の花

2013-12-16 20:00:56 | 表装

  軸装                      

  自画 の水墨画 「紫棚垂英」 を掛軸に仕上げ展覧会に出品しました。

                            

 中国水墨画は病気や諸事情で6年間休んでいました。

 このたびは再スターで出品した作品が賞をいただき、美術館に展示されました。

 写真は美術館の会場で撮りましたので裂地は照明の加減で本物とは少し色合いが違って見えます。

 裂地の模様は縦に藤の花が連なっているような模様の布地を選びました。

 軸先は藤の花のイメージで紺と紫が入った美しい陶器の軸先にしました。

 出品締切期日が切迫していた慌ただしい中、 自分の描いた水墨画を自分で軸装して出品できたことは

 何にも代え難い歓びでした。

 


表装作品 折帖 (集印帖)

2013-12-06 18:39:02 | 表装

折帖 

今まで百人一首などを書いた料紙を貼る市販の折帖は枚数が合わず業者に特注していました。

一度しっかり習得して自分で作って見たいと思っていたところ、そのチャンスに恵まれ実際に折帖を作りました。

出来上がったその折帖に自分の持っている落款印、遊印、引首印などの印影を和紙に押してそれを裏打ちし

集印帖としてみました。

大小、形の異なる様々な印章を1冊の折帖にあれこれ配置を考えながら貼るのはとても楽しく印影の宝石函のような

集印帖が完成しました。

 

折帖には鳥の子紙を使い、表紙には厚紙を使いました。

厚紙の両面に陶器など割れ物を包む緩衝材の薄いポリをのせ、千代紙で包むとふっくらとした厚味のある

素敵な表紙に仕上がりました。

早速、表装の残った裂地を使って色々な折帖を制作してみようと思います。

表紙に貼る題箋は表紙のサイズと同じ寸法の紙を上のように折り、また下の線と二つの山に合わせて折り、もう一度

折ると出来上がり寸法になります。昔の人は良く考えられたと思います。

物の整理、備忘録におおいに役立つことと嬉しくなりました。

 


表装作品  南妙法蓮華経

2013-10-25 14:18:21 | 表装

軸装 

  ①  南妙法蓮華経

 

 知人のデザイン書道作家の熊野井乃さん(ブログはデザイン書道つづり)の書を掛軸に仕上げました。

 102歳で天寿を全うされた義母さまのための創作佛表具をご依頼されました。

 ご希望で裂地は 無地の黒色。 それに合わせて一文字は金赤で、軸先も蔦のような模様が入った真っ赤、黒と赤の対比が素晴らしく映えました。

 「南」の横の印影はご自分で篆刻された印を筋テープで囲んでくり抜きをはめ込みました。藁や楮などが漉きこまれた厚地の和紙に熊野さん

 の書が堂々として和モダンな一幅になりました。

 

   ②  南妙法蓮華経

                                          

 

 これは小ぶりの軸装です。裂地は紺地に花模様の高級緞子を使用しました。

 短い軸ですのでご希望にそって風袋は付けず、すっきりと仕上げました。軸先は面金の赤を使用しました。

 

 二幅の創作佛表具を喜んでいただけましたが、今後の勉強にもなっていい機会をくださったと感謝しております。

 熊野さんはお酒のパッケージ、カップめん、焼き肉のたれ、お醤油のビンのロゴや表札、看板や美麗年賀状のお手本などなど沢山の

 デザイン書道作家 としてご活躍中です。スーパーの棚で彼女デザインのロゴにお目にかかると嬉しくなります。

 


表装作品  額装 松島や

2013-08-25 10:47:19 | 表装

額装 

      松島や ああ松島や 松島や

先日 東北旅行に出かけたときに瑞巌寺近くの売店で旅の記念にと求めた日本手拭を額装にしました。

松島の五大堂を中心に描かれた美しい松島の風景に魅せられました。五大堂は平安時代坂上田村麻呂が建立し、後に伊達政宗が再建した国の重要文化財に指定されています。

絵に添えられた芭蕉の句も気に入ったのですが、俳句を嗜むKが 芭蕉の句ではないと言う説もあるよと教えてくれたので 早速家に帰り調べてみました。

「月日は百代の過客にして、、、」にはじまる芭蕉の俳諧紀行「奥の細道」には松島での句は一句もなく、この句は江戸後期の狂歌師田原坊の句で仙台藩桜田欽斎の「松島国誌」に 元句 「松嶋や さて松嶋や 松嶋や」 が紹介されています。 その後、「さて」が「ああ」に変化して今に伝えられているそうです。

奥の細道には芭蕉に同行した河合曾良の句「松島や 鶴に身を借れ ほととぎす」 があります.

作者は兎も角として松島のあまりの絶景に適当な語句が思い浮かばず純粋な感動が吐露されているとも思います。

また、芭蕉は幕府の隠密だったとも言われ、松島では瑞巌寺など伊達藩の探索で忙しく句を詠むゆとりがなかったのではとの観測も。 複雑な時代背景をこの句から謎解きするロマンを愉しんでいます。

表装の日本手拭は布目が荒くて少し濃いめに溶いた表具糊に「楽々」を混入して裏打ちをしました。廻りには緑金の筋七子を使いました。 

 

  


表装作品 篆刻

2013-01-27 20:17:25 | 表装

折帳

  

                  

 篆刻をなさっている方が展覧会に出品されることになり、その作品を折帳に貼る表装をお手伝いしました。

 篆刻をされた作品を一枚一枚裏打ちをして約20枚ほどの作品を鳥の子紙で作られた折帳に貼りました。
 全部の作品を中心に貼ると折帳を閉じたとき中央が盛り上がってしまうので、少しづつ貼る位置を上下左右に
 ずらして貼りました。
 
 台紙に貼るときもコツがあります。皺にならないように気をつけて貼り、全作品を貼り終わったら
 折帳を全開して十分に自然乾燥をします。
 
 

額装

  

 フラッシュ(板)に鳥の子紙で貼り、その上に裂地を貼りました。
 大ぶりの篆刻作品を活かすため、それぞれの作品のまわりに金入りの筋テープを使いました。
 
 表装を始められて日が浅い方ですが、ご自分の作品が見事に甦り喜ばれました。
 展覧会ではカメラを向ける人もあり大変好評でお手伝いした甲斐がありました。                      


表装作品 11月25日 その①

2012-11-25 13:30:08 | 表装
軸装
  
   「覗く」

 鍬形斎(北斎の師)の略画式から「覗く」をテーマに絵をピックアップして
 三枚の絵を模写をしました。

 
   ◎群団の猿たちが手を連ねて池を覗いています。
   ◎江戸時代の人々が掛軸をみんなで眺めています。
   ◎町民たちが大きな甕を覗き込んでいます。

 更にその絵を暗幕をめくって覗き見しているという設定で掛軸にしました。

 全国から公募された200点以上の表装作品の展覧会で、私ははじめて三幅 (尾形光琳の菖蒲と
 
 フェルメールの画家のアトリエ)を出品いたしました。
 これはそのうちの一点で思いがけず入賞し、嬉しい週末でした。
 

 
 
 三幅が私の作品で、それを見てくださる方々で嬉しい悲鳴でした。
 有難うございました。

 これを機に創作表具に益々意欲がわいてきました。
 

 

表装作品 額装 祇園祭り

2012-07-07 12:14:47 | 表装
額装 

  今年も祇園祭りが間もなく始まります。

  先年、宵々山に出かけたときに買求めた「蟷螂山」の

  日本手ぬぐいを額装にしました。

  本紙の周りには筋七子の紺金を使いました。



 
 蟷螂(かまきり)のユーモラスな表情がとても印象的でした。