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3月5日:ジュリアス・シーザーと閏日

2016年03月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2月29日は比較的珍しい閏(うるう)日であった。紀元前46年、自身が命じた鋳造コインで示されているジュリアスシーザーは、4年ごとに一日閏日を加えるカレンダシステムをつくった。アレクサンドリアの天文学者ソシゲネス(Sosigenes)の忠告に従って、シーザーは、地球年が365日を少し超えるという事実を補うためにこれを加えた。現代の条件では、地球が太陽を回るのに要する時間は、地球が365回回転するより僅かに超え、実際には約 365.24219 回転である。もし暦の年が365日ならば、実際の年から4年ごとに約1日が浮き、最終的にはジュリアスシーザーの死後に名付けられた7月(July)が北半球の冬に起きるだろう! 4年ごとの閏年の採用によって暦の年は安定する。このジュリアス(ユリウス)カレンダー(Julian Calendar)システムは、400で割り切れ「00」で終わる年には起きない閏年を加える、グレゴリー法王 Ⅷ が更なる微調整を提供した1582年まで使われた。このグレゴリオカレンダー(Gregorian Calendar)システムは今日一般的に使われている一つである。

<ひとこと>: 少々ややこしいが、西暦年が4で割り切れる年は閏年、ただし、100で割り切れる年は平年、更に400で割り切れる年は閏年。

<出典>: 「今日の天文写真

<大判>: イメージをクリック

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