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中継放送の詳細は昨日の記事を参照してください。
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アルマ望遠鏡(オレンジ)とハッブル宇宙望遠鏡(青)で観測したSDP.81。アルマ望遠鏡では重力レンズ効果により引き伸ばされた SDP.81の姿が、完全な円形(アインシュタインリング)に見えています。ハッブル宇宙望遠鏡では重力レンズの原因となっている手前の銀河が見えています。また、アルマ望遠鏡の解像度がハッブル宇宙望遠鏡を上回っていることもわかります。
高解像度によって見えてきた遠くの宇宙
SDP.81 は、117億光年かなたにある遠方銀河です。アルマ望遠鏡はこれを人間の視力に換算すると 2600 の解像度で鮮明に写し出しました。この銀河は、重力レンズ効果によって手前にある銀河の重力によってその姿がゆがめられており、アインシュタインリングと呼ばれる円形の像として映し出されています。これほど完璧なアインシュタインリングが捉えられることは可視光観測でも電波観測でもたいへん珍しく、アルマ望遠鏡の高い解像度と感度によって初めて得られた成果といえます。
<出典>: 国立天文台;今週の一枚